ソウル近郊の高級マンションに住むセジンは、この数日、マンションの向かいに建つ「幸福アパート」のすべての照明が午後9時56分になると一斉に消えるのを目撃し、得体の知れない不安に襲われていた。翌朝、そのアパートの入り口には人だかりができ、手首を切って自殺した女性の遺体が搬送されていった。
セジンはその夜、地下鉄のホームで飛び込み自殺を図ろうとしている女と遭遇し、「寂しくない?」と、手を引っ張られて道連れにされそうになる。間一髪、セジンは女の手を振り払い、女はセジンの目の前で電車に轢き殺された。大きなショックを受けたセジンはそれ以来、仕事を休み、自宅に引きこもるようになってしまう。その夜も向かいのアパートの照明は午後9時56分になると一斉に消え、住人がベランダから飛び降りた。
セジンは偶然知り合った、アパートに住む車椅子の少女ユヨンや、アパートの住人達に「10時前に絶対に電気を消さないように」と忠告するが、その後もアパートでは謎の死亡事故が頻発していくのだった。事件の異常さに警察もついに動き出し、刑事ソンシクがアパートの調査を開始、被害者たちにある共通点があることを発見する。それは被害者たちがある部屋の鍵を持っていることだった。やがて、「幸福アパート」に隠された哀しくもおぞましい秘密が明らかになり、想像を絶する真犯人の存在が明らかになっていく...。
『友孔忌』でデビュー以来『ボイス』『コックリさん』と韓国のみならず、日本をはじめ世界各国で記録的ヒットを飛ばし続ける韓国映画界屈指のヒットメイカーにして、中田秀夫(『リング』)、清水崇(『呪怨』)、パン・ブラザース(『アイ』らと並ぶ全世界注目のアジアン・ホラーの旗手、アン・ビョンギ。その最新作『アパートメント』は、本国で100万人を動員する韓国サスペンススリラー最大のヒットとなった超話題作!今同も「ひきこもり」[飛び込み自殺][家庭内暴力]などの現代的キーワードをちりばめながら見る者を恐怖と絶叫の世界に叩き込む!!
出演は主人公セジンに『エンジェルズ・スノー』『二重スパイ』のトップ女優コ・ソヨン。事件の鍵を握る薄幸な少女ユヨンに本作で鮮烈な映画デビューを飾り、"ボスト・チョン・ジヒョン”"声も高い注目の若手女優チャン・ヒジン。アパートに越してきて事件に巻き込まれる女子高生ジョンホンに期待の新人パク・ハソン。そして韓国でユミンとして活躍する笛木優子が衝撃的な自殺者役で特別出演するなど、韓国映画界を代表する美の競演がソリッドな恐怖と戦慄を一層盛り上げる。
1972年10月6日生まれ 身長166cm
代表作『二重スパイ』(2002)
93年デビュー以来ずっと、その飾らない健康的な美しさで人気を博すが、5年間の休養に入る。カムバック1作目にあたる『アパートメント』では、今までのさわやかで明るいイメージとはうって代わり、円熟したミステリアスな大人の女性を演じる。
1971年1月1日生まれ 身長175cm
代表作『シルミド』
91年デビュー後、数々のドラマに出演してきた韓国屈指の演技派俳優。将来は映画監督を希望。
1983年5月9日生まれ 身長170cm
演技力と魅力的な容姿でポスト「チャン・ジヒョン」との呼び声の高い、韓国のトップモデル。『アパートメント』がスクリーンデビュー作となる。
1979年6月21日生まれ 身長164cm
代表作『オールイン』(2005)、『青燕』(2006)、『松本清張 わるいやつら』(2007)韓国でユミンとしてドラマ・映画で大活躍。2006年より日本で本格的に女優活動を開始。今後、日韓映画業界の担い手となる、日本人女優として希有な存在である。
Q.「アパート」という人気マンガを映画化することになったきっかけは?
元々はほかの映画の準備に取り掛かっていたんだけど、長い付き合いの映画関係者から、この原作を映画化してみないかと持ちかけられたのがはじまり。タイトルでもある「アパートメント」というものは、都会の中心に密集していながら、個々は断絶されてさびしい空間というイメージがあるでしょう?ここから、映画の構想を膨らませたんだ。
※「アパートメント」は、04年5月、あるインターネットポータルサイトに連載されてその人気に火がっき、韓国中で反響を呼んだ漫画家カン・プルの漫画「アパート」を原作としている。
Q.ホラー映画に対する重責は大きい?
ホラー映画を発展させなければならないという重責は感じるよ。監督をするときは、ホラー映画をベースにしたサスペンスやファンタジーにしなければ、と思っているから、そこに気遣う。韓国ホラー映画の中心テーマとなりがちな‘怨恨’から脱皮したいという気持ちもあるけど、それを外すのはなかなか難しいね。
Q.廊下やエレベーター、非常階段など、 アパートの割と身近な空間を活用していますが?
都会のアパートに住む人々は、隣に誰が暮しているか知らないことが多いんじゃないかな。この傾向は高層アパートに住むほど高いようだよ。比較的低所得者の住む古いアパートに住む人々は皆、ある意味、村社会のような一体感で付き合っている。そしてそこへ電気の消えたアパートの緊迫感を組み入れたかったんだ。
Q.映画では何に重点を?
「ホラーといえば化け物」という観客が食傷ぎみな内容から脱した演出をしたかった。しかしそういう韓国ホラー映画のシナリオは観客たちが望む‘恐怖’シナリオとしては限界があるかもしれない。この作品では緊張感、ミステリー、何かが起こりそうな空間を演出するのに重点を置いている。そして原作では分散して描かれている‘時刻’を、映画では一つに統−して、その一つの“時点”に絞ったシナリオを作り上げた。
Q.コ・ソヨンのキャスティングはどのように決めたのですか?
彼女の役は原作では男性だった。視覚的に見ても、男性が恐怖に震える姿はコメディータッチになる場合もある。そこで脚色以前から主人公は女性にしたいと考えていた。冷たくて寂しいキャラクターのイメージ表現のために、職業もキャリアウーマンにして原作と変えた。コ・ソヨンはシナリオ段階ですでに念頭にあった。表情がとにかくホラー映画向きだったんだ。いままでホラー映画で彼女を選んでこなかったことを後悔しているくらいにね。描いてみてホラー映画のキャラクターと見事に符合するんだ、もちろんコ・ソヨンを念頭に置いて脚本を書いたから当然だけど。
韓国ではホラー映画は「新人監督が選ぶ低予算映画の一つのジャンル」、あるいは「無名の若い俳優たちを引っ張ってきて撮るもの」という先入観があるのが気に入らないね。アパートではその重要なキャラクターを若い新人に任せることはできなかった。基礎のしっかりとした演技力と雰囲気を持った女優が必要だったんだ。
Q.監督としてホラー映画が好きな理由は?
およそ面白くて良いホラー映画というのは基本的にもちろんフィクションだけど、それを本当にありそうに、リアルに描くのが醍醐昧だと思うし、好きなところだ。また、個人的な意見だけど、映画というものは役者を中心として撮影が進むのに、なぜかホラー映画ではスタッフたちが中心になって作っている場面も見られる。そういうホラー映画の利点をベースにして、他の作品ジャンルにも参入したいと思うよ。
Q.好きな恐怖映画はありますか?
沢山あるよ『リング」、「シックス・センス」、「シャイニング」、「オーメン2」、「サスペリア」、「鳥」、「殺しのドレス」、「マスターズ・オブ・ホラー」‥‥。他にもまだまだあるよ。
Q.今後、将来の展望はありますか?
「ツイン・ピークス」みたいなシリーズものを撮ってみたいな。
Q.ホラーというジャンルに対してどう思いますか?
ファンタジー、スリラーを含む、ほかの映画のペースになる作品ジャンルだと思う。ピーター・ジャクソンのようにホラー映画で地盤を固めて「指輪物語」みたいな作品を作りたい。韓国全体でホラーを育ててくれるような機運がでてくれば、とも思っている。
Q.前作『ボイス』や『コックリさん』と異なり、 今回は空間がテーマですが?
空間をテーマにした本作『アパートメント』では、人物同士の関係から生じた直接的な恐怖ではなく、空間で起こる断絶、さびしさ、疎外感から派生する恐怖を扱っている。観客がこのような恐怖をどのように感じとってくれるのか、楽しみだよ。
the GazettE(ガゼット)2002年結成。2005年よりCDをメジャーにて流通開始。以降は、「reila」を始めとし、リリースするシングルを全てオリコン・メジャー・チャートのTOP10にランクインさせている。メンバーはBass.れいた、Guitar.葵、Vocal.ルキ、Guitar,麗、Drums.戒。激しく重厚なサウンドの中にも心に残るメロディを芯に持つロックバンド。本作テーマソング「千鶴」を収録したシングル「Hyena」はOriconWeekly Chart (2/19付)で初登場4位を記録するなど現在広く注目を浴び、支持を更に拡大中。 2007年には武道館や大規模な屋外公演、海外公演を大成功させ、2008年3月11日には横浜アリーナ公演を行う。
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