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グエムル

7月31日、日本公開に先立ち監督のポン・ジュノ(『殺人の追憶』)、出演者のソン・ガンホ(『シュリ』『JSA』他)、ピョン・ヒボン(『火山高』)、ペ・ドゥナ(『リンダ・リンダ・リンダ』)らも来日。記者会見にはマスコミ各社が駆けつけ、熱気あふれる質疑応答が行われた。監督は、『グエムル』は単なるモンスター映画ではないと語る。「怪物と戦う一家を政府や軍が助けてくれるわけでもありません。一家はむしろ「世の中」というグエムル以上の怪物との闘いを強いられるのです。国や社会のシステムが時には弱者の敵(怪物)になることをこの映画のなかで描いたつもりです」。娘を救う父を演じたソン・ガンホも思いは同じだ。「私が演じた人物は滑稽に見えるかもしれない。しかし社会の秩序が優先する時代にあり、家族を思う気持ちを忘れない彼こそ最も純粋な人物です」。悪臭漂う下水溝、高い橋の上……撮影は過酷を極めたと出演者一同は口にする。また、怪物グエムルは『ロード・オブ・ザ・リング』のWETAワークショップと『デイ・アフター・トゥモロー』のオーファネージが担当。姿、歩き方、性格に至るまで徹底的にリアリティが追及された。目指したのは「ファンタジー映画に登場するモンスターではなく、現代のアジアに現れてもおかしくない怪物」である。監督は最後にこう締めくくった。「日本はゴジラを生んだ、怪獣映画の本家ともいえる国です。日本の観客の皆さんが愛情をもって、この作品を見てくれることを信じています」。

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