脚本を頂いた時は、周りのスタッフは強烈過ぎる役でかなり困惑していましたが、自分は直感的にやりたいと思いお引き受けしました。さらに村田役がでんでんさんだと聞いたとき、この自分の直感が確信に変わりました。これは絶対凄くて面白い作品になると思っていました。ヴェネチア映画祭での上映後、自分の部屋に戻って飲んだビールが最高に美味しかったことは確かです。
1965年2月17日生まれ、青森県出身。84年劇団ワハハ本舗に参加。99年、退団。90年の『つぐみ』(市川準監督)を始め、主な出演作には『SFサムライ・フィクション』(98/中野裕之監督)、『たそがれ清兵衛』(02/山田洋次監督)、『LIMIT OF LOVE 海猿』(06/羽住英一郎監督)、『BALLAD 名もなき恋のうた』(09/山崎貴監督)など。園組へは09年『愛のむきだし』、『ちゃんと伝える』に参加。また、「殴る女」(99/CX)、「どんど晴れ」(07/NHK)、「警視庁捜査一課9係」シリーズ(ANB)、「同窓会 ラブ・アゲイン症候群」(10/ANB)、現在放送中の「デカワンコ」(NTV)など、TVドラマでも活躍。また、89年から続けている「フキコシ・ソロ・アクトライブ」では実験的な演芸に挑み続けるソロパフォーマーでもある。
普段、自分のキャラクター的に、「おひとよしの八百屋のおやじ」役などのオファーであるとかそういった役しか演じてきませんでしたが、実は自分の性格はそんな良い人間ではないんですよね。そんな中この極悪正直の村田の役を頂いた時は、正直どうこの悪を演じてやろうかと撮影前から胸がわくわくしました。この作品はこれからの自分の自信になっていくと確信しています。
1950年1月23日生まれ、福岡県出身。81年、森田芳光監督『の・ようなもの』で映画デビュー。その後、独特な存在感と味わい深い演技で映画、TVドラマ、舞台、CMなど、幅広く活躍。主な映画出演作は、『雪に願うこと』(06/根津吉太郎監督)、『クライマーズ・ハイ』(08/原田眞人監督)、『母べえ』(08/山田洋次監督)など。特に10年は『ゴールデン・スランバー』(中村義洋監督)、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(三浦大輔監督)、『イエローキッド』(真利子哲也監督)、『座頭市 THE LAST』(阪本順治監督)、『孤高のメス』(成島出監督)、『悪人』(李相日監督)、『SP 野望篇』(波多野貴文監督)など、出演作が多数公開されている。園組へは『ちゃんと伝える』(09)に参加し、2作目の本作で自身初の本格的な悪役を演じた。
“愛子”としてどう生きていられるか、その事だけを考え、全身全霊でこの役に挑みました。実生活では3人の子どもの母として幸福ですが、不思議なもので、幸せであればあるほど、この世界で描かれている人間の残虐性や狂気の世界に魅かれている自分がいました。30代も終わりに近づき、何かを残したいと思っていた時に、この作品に出会えて本当に嬉しいです。監督に出会えて、とても感謝しています。出会うべきタイミングで出会ったという感じでしょうか。
1971年12月22日生まれ、神奈川県出身。子役からスタートし、テレビドラマを始め、数々の映画作品に出演。特に、塚本晋也監督『六月の蛇』(03)でオボルト国際映画祭最優秀主演女優賞を獲得し、国内外で高い評価を得た。ほか、『愛について、東京』(93/柳町光男監督)、『現代任侠伝』(97/降旗康男監督)、『サンクチュアリ』(06/瀬々敏久監督)、『嫌われ松子の一生』(06/中島哲也監督)、『女の子ものがたり』(09/森岡利行監督)など。
妙子の役を頂き、緊張の中、「あなたを選んだのはこちらで、責任はこちらにある。あなたは自信を持って、自由に自分を表現すれば良い。」と、監督やスタッフに声をかけて頂きました。共演者の方々にも支えられ、私は妙子になりました。この状況を変えたいと思いつつ、どうすることも出来ない生活を送る中、一筋の光に縋り付く。強い方へと惹かれて行く妙子は、とても素直な人だと思います。一所懸命生きているかを考えさせて頂いた、生涯忘れられない作品です。
1981年9月28日生まれ、岡山県出身。04年グラビアアイドルとしてデビューし、07年に自信の著書を通じてアイドル活動を卒業。本格的に女優としての活動を始める。『遠くの空へ消えた』(07/行定勲監督)、『プライド』(09/金子修介監督)、『童貞放浪記』(09/小沼雄一監督)、『13人の刺客』(10/三池崇史監督)、TVドラマ「嬢王3〜Special Edit」(10/TX)などに出演。11年1月にはシアターXにて高瀬一樹演出『セレブレーション』で初舞台。女優として活動の場を広げている。
この作品で演じさせていただいた美津子は、両親に反発しながらも、必死に愛を求めている思春期の女の子です。私自身に反抗期はなかったのですが、美津子を演じていて不安や悩みはあまりありませんでした。園監督をはじめ、たくさんのベテラン俳優さんやスタッフさんに囲まれて、常に緊張感と安心感をもって撮影していました。物語は残酷ですが、現場にはたくさんの愛が詰まっていたので、いろんなメッセージを受け取っていただければと思います。
1992年12月21日生まれ、東京都出身。子役としてデビューし、TVドラマ「転がしお銀」(03/NHK)、「女王の教室」(05/NTV)、「演歌の女王」(07/NTV)、「セクシーボイスアンドロボ」(07/NTV)、「学校じゃ教えられない」(08/NTV)、「バッテリー」(08/NHK)、映画『仮面ライダー剣 MISSING ACE』(04/石田秀範監督)などに出演。また、熊坂出監督『パークアンドラブホテル』(07)での演技で注目を集めた。
本当に楽しくて面白い監督でした。本編ではないですが、頭の中をかち割ってどうなっているか調べたくて仕方がなくなる監督です。自分のやりたいこと、表現したいことに素直にぶつかって突き進んでいく姿は、映画を本当に愛しているんだなぁと教えてくれました。監督の愛がいっぱい詰まった『冷たい熱帯魚』。この偉大な喜劇を、是非お楽しみください。
1950年3月11日生まれ、愛知県出身。73年、「シェイクスピアシアター」創立に参加。黒澤明監督『乱』(85)で映画デビュー。ほか、伊丹十三監督『ミンボーの女』(92)、北野武監督『HANA-BI』(97)など出演作多数。また、個性的な演技でドラマ、CM、舞台など多岐に渡る活動を展開。近年は『インスタント沼』(09/三木聡監督)、『RAILWAYS』(10/錦織良成監督)など、今後を期待される若手監督作品にも精力的に参加している。