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キラー・インサイド・ミー

ボクシング史上最もエキサイティングな試合の一つだと讃えられる伝説の世界タイトルマッチで、人々の心に深くその名を刻み込んだ兄弟がいる。実在のプロボクサー、ミッキー・ウォードと、彼の兄のディッキー・エクランドだ。 だが、栄光へ至るまでの遠く長い道のりで、何度も打ちのめされる彼らの姿を目にした時、我々はその天と地ほどの変貌ぶりに驚愕せずにはいられない。兄のディッキーは天才肌のプロボクサーで、誰もが知る伝説的ボクサーのシュガー・レイからダウンを奪ったことが最大の自慢。ユーモアに溢れた性格で、街の人々からも愛されていたが、欲望に弱く怠惰な性格から麻薬に溺れ、ケチな窃盗やケンカを繰り返し、遂には監獄送りとなる。

弟のミッキーは、そんな兄と過保護な母親がいなければ、何もできない男だ。無計画な彼らに言われるままに不利な対戦を重ね、一度も勝利できない。そんな兄弟が一体どうやって、栄光をつかむことが出来たのか。そして彼らが乗り越えてきたものとは──?
『ザ・ファイター』は、人生の暗闇でも陽気に笑い続ける兄と、光に憧れ続けた弟が、一度は決別しながらも、再び力を合わせて世界チャンピオンを目指す姿を描いた感動の実話。製作に加わりながら、何年もかけてトレーニングを重ねミッキーになりきったのは、『ディパーテッド』でアカデミー賞®助演男優賞にノミネートされたマーク・ウォールバーグ。
鍛え上げた肉体で、迫真のボクシングシーンを披露する。また彼の兄ディッキーに扮するのは、『ダークナイト』のクリスチャン・ベイル。大幅に減量し、髪を抜き、歯並びを変えた感動的なまでの怪演で、ゴールデン・グローブ賞を始め、本年度の賞レースで助演男優賞を総ナメにしている。

このままアカデミー賞®でも、嵐を巻き起こす勢いだ。
その他、ミッキーの恋人で、彼を“クレイジーな家族から引き離す”と母親と兄姉たちに宣戦布告するシャーリーンに、『魔法にかけられて』のエイミー・アダムス、息子たちを愛が故に強烈に支配する母親アリスには、『フローズン・リバー』のメリッサ・レオなど、新旧の演技派が顔を揃えた。兄弟の実人生を綿密に調べ、いくつもの起伏に満ちた物語を書き起こしたのは、『8mile』の脚本家スコット・シルヴァー。アドレナリンを限界まで引き上げるファイティングシーンと、魂を殴り合うような激しい兄弟愛で観る者を圧倒する監督は、『スリー・キングス』のデヴィッド・O・ラッセル。
2011年、ダメな男たちの魂の闘いが、あなたの人生を熱く燃えあがらせる──。

マサチューセッツ州の労働者の街、ローウェル。そこには、性格もファイティングスタイルも全く違う、プロボクサーの兄弟がいる。

兄のディッキー・エクランド(クリスチャン・ベイル)は、街のヒーローだ。現在は弟のトレーナーに専念しているが、かつては実力派のプロボクサーとして活躍しており、伝説のボクサー:シュガー・レイと対戦してダウンを奪ったことが勲章。外向きにはユーモアとカリスマ性に溢れた魅力的な男だが、実は傲慢で欲望に弱く怠惰な性格で、数年前に手を出した麻薬に今ではすっかり溺れていた。

一方の父親違いの弟ミッキー・ウォード(マーク・ウォールバーグ)は、ボクシングのすべてをディッキーから教わった。ミッキーは「俺なしで何ができる?」が口癖の兄と、マネージャー役の過保護な母親アリス(メリッサ・レオ)の言いなり。彼らが組んだ明らかに不利なカードで一勝もできず、ボクサーとしては不遇の日々を送っていた。ラスベガスのジムへの誘いもあったが、家族抜きの話を母と兄が許すはずはなかった。
そんなミッキーの唯一心躍る出来事は、バーで働くシャーリーン(エイミー・アダムス)との出会い。声をかけたのはミッキーだが、気の強いシャーリーンに押し切られるような形で、2人の関係は始まった。ディッキーの方は、ますます生活が破綻し、くだらない窃盗を働いて、現行犯で逮捕される。警官を止めようとしたミッキーも巻き込まれ、拳をつぶされてしまう。

既に逮捕歴のあるディッキーは実刑となり、監獄へ。どん底まで落ちたディッキーをみて、シャーリーンは決意する。“今、ミッキーを家族から引き離さなければ、ボクサーはもちろん、人としてもダメにされてしまう”と。ミッキーの父親もまた、息子の将来を案じていた。父が別のトレーナーに話をつけ、彼らはディッキーらとの決別を決める。凄まじいまでの母と姉たちの反対を振り切り、ミッキーとシャーリーンは、新しい人生へと旅立つ決意をしたのだ。

スポーツの経験のあるシャーリーンの献身的なサポート、新しいトレーナーの訓練メニュー、そしてミッキーをスターボクサーにするための対戦カードが功を奏し、ミッキーのまさかの連勝が始まった。だが、たとえ刑務所の中にいても、ディッキーは弟の専属トレーナーのつもりだ。電話の向こうのテレビ中継の音声を聞きながら、届かない声援を懸命に送るディッキー。

そして遂に、ミッキーの世界タイトルマッチへの挑戦が決まり、時を同じくしてディッキーが出所することとなる。当然のようにミッキーのトレーニングに参加しようとする兄。だがすでに、兄と弟との間には大きな溝が出来ていた。兄とはもう組まないと宣言する弟。激しく言い争う家族とシャーリーン。しかし、ディッキーの粗削りながら強い家族やボクシングへの想いに触れるうちに、ミッキーは「ディッキーに戻ってほしい」と本心を伝える。そして遂にディッキーとミッキーは、絆も新たに再び二人三脚で世界の頂点を目指し始める──。

1971年 マサチューセッツ州ボストン生まれ。
兄ドニー・ウォールバーグのサポートを受けラップグループ“マーキー・マーク&ザ・ファンキー・バンチ”を結成、91年に「グッド・ヴァイブレーションズ」が大ヒットし、同年10月5日付けのビルボード・シングル・チャートで1位を獲得、一躍注目の存在となる。
94年、ペニー・マーシャル監督作『勇気あるもの』で映画デビュー。97年、主演を務めたポール・トーマス・アンダーソン監督作『ブギーナイツ』で数々の映画賞を受賞し、ハリウッドの人気俳優としての地位を確立した。

その後、マーティン・スコセッシ監督作『ディパーテッド』(06)での演技が評価され、同年の全米批評家協会賞の助演男優賞を受賞、アカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされた。
また米HBOのTVシリーズ「アントラージュ★オレたちのハリウッド」(04~)で製作総指揮を務め、ゴールデン・グローブ賞に6度、エミー賞に3度ノミネート。さらに、同局の新シリーズ「Boardwalk Empire」(10~)では、マーティン・スコセッシと共に製作総指揮を担当するなど映像製作の分野でも活躍の幅を広げている。
彼の主な映画出演作には、『パーフェクト ストーム』(00)、『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(01)、『ミニミニ大作戦』(03)、『ザ・シューター/極大射程』(07)、『ハプニング』(08)、『ラブリーボーン』(09)などがある。デヴィッド・O・ラッセル監督とタッグを組むのは『スリー・キングス』(99)、『ハッカビーズ』(04)に続き本作が3作目。今後は、アイスランドのスリラー映画『レイキャビク-ロッテルダム』(08)のハリウッドリメイク版『Contraband』への出演が控えている。

1974年 イギリス・ウェールズ生まれ。
子役として活躍する姉の影響の下、幼い頃より演技の勉強を始め、87年にスティーヴン・スピルバーグ監督作『太陽の帝国』の主役オーディションで4000人の難関を突破。両親と生き別れになり、強制収容所に送られた少年の成長を見事に演じ、映画デビューを果たす。テレビ、映画での活躍が続いた後、98年の『ベルベット・ゴールドマイン』で、ユアン・マクレガー、ジョナサン・リス=マイヤーズといった豪華キャストの中にあって決して見劣りのしない深みのある演技でその存在感をアピール、高い評価を受ける。

04年の『マシニスト』では、不眠症のため1年間寝ていない主人公を演じるために約30キロ減量し、さらにそのすぐ後『バットマン ビギンズ』(05)の撮影が控えていたため、6ヶ月で約30キロのウエイトアップという過酷なトレーニングをやり遂げた。以降も堅実にキャリアを重ね、実力派俳優として活躍を続けている。
彼の主な出演作には、『ある貴婦人の肖像』(96)、『アメリカン・サイコ』(00)、『コレリ大尉のマンドリン』(01)、『サラマンダー』『しあわせの法則』『リベリオン』(共に02)、『ニュー・ワールド』(05)、『プレステージ』(06)、『3時10分、決断のとき』(07)、『ダークナイト』(08)、『ターミネーター4』、『パブリック・エネミーズ』(共に09)などがある。次回作には、チャン・イーモウ監督作『Nanjing Heroes』、新生バットマンシリーズ3作目となる『ダークナイト ライジング』などが控えている。
本作では、大幅な減量に加え、髪を抜き、歯を動かして実在の人物の役作りに挑み、見事ゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞、各国の映画賞においても助演男優賞25冠(2011/1/25現在)という快挙を成し遂げている。

1974年 イタリア・ヴィチェンツァ生まれ。
99年の『わたしが美しくなった100の秘密』で映画デビュー。その後TVを中心に活躍の後、レオナルド・ディカプリオの目に留まったことがきっかけで、スティーヴン・スピルバーグ監督作『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(02)に出演。そして05年、フィル・モリソン監督作『Junebug』で全米批評家協会賞、インディペンデント・スピリット賞など数々の映画賞で助演女優賞を受賞、アカデミー賞®にもノミネートされた。

以降も、ケヴィン・リマ監督作『魔法にかけられて』(07)で、アニメの世界から現実世界であるニューヨーク市へ追いやられたプリンセス役を演じ、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞に初ノミネート。さらに、メリル・ストリープと共演した『ダウト~あるカトリック学校で~』(08)でも2度目となるアカデミー賞®をはじめ、ゴールデン・グローブ賞、英アカデミー賞などにノミネートされるなど、様々なジャンルの作品でキャリアを重ねている。 その他の主な出演作として、『エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画』(02)、『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』(07)、『サンシャイン・クリーニング』(08)、『ジュリー&ジュリア』(09)、『ナイト ミュージアム2』(09)などがある。また作家ジャック・ケルアックの自伝的小説「路上」の映画化となる『On the Road』が11年にアメリカ公開予定である。

1960年 ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。
ロンドンのマウントビュー・シアター・スクールや、ニューヨーク州立大学パーチェス校演劇プログラムで演技を学ぶ。 TVドラマ出演でキャリアを積み、08年、カナダ国境で不法密入国者を密航させる仕事に手を染める貧しいシングルマザーを演じた『フローズン・リバー』での才気あふれる演技で世界中から称賛を浴び、09年度インディペンデント・スピリット賞、フロリダ映画批評家協会賞など多くの賞で主演女優賞を受賞、バラエティ誌の“注目すべき10人の俳優”のひとりに選ばれた。以後、映画・TV界に於いて、なくてはならない女優として大きな存在感を放っている。

主な出演作として、『21グラム』(03)、『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(05)、『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』(05)、『ボーダー』(08)などがある。 本作ではミッキーとディッキーの母を演じ、その迫真の演技によりゴールデン・グローブ賞助演女優賞を受賞している。

1948年 ニューヨーク州サウス・ブロンクス生まれ。
バンド活動などを経て、70年代後半から俳優へと転向するが、しばらくの間はニューヨーク市の消防士として生計を立てていた。そんな中、85年の映画『ターク182』で初めて大役を獲得。その後、ハリウッドへ移り、これまで100以上の映画、TVに出演し活躍を続けている。 主な出演作に、ロバート・ルケティック監督作『ラスベガスをぶっつぶせ』(08)、トム・ティクヴァ監督のサスペンス・アクション『ザ・バンク 堕ちた巨像』(09)、ケヴィン・スペイシー製作・主演のコメディ『Father of Invention』(10)などがある。

また「CSI:科学捜査班」、「ヴェロニカ・マーズ」、「コールドケース」など数々の人気TVドラマシリーズにも出演歴がある。待機作としては、11年2月にアメリカ公開予定のニコラス・ケイジ主演作『Drive Angry 3D』などがある。

1958年 ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。
94年に初めて監督・脚本を手掛けた長編コメディ『Spanking the Monkey』が、その年のサンダンス映画祭の観客賞、さらにインディペンデント・スピリット賞の新人作品賞および新人脚本賞に輝く。また2作目となるベン・スティラー主演作『アメリカの災難』(96)においても批評家と観客の両方から絶賛を浴び、監督兼脚本家としての知名度を確実なものとした。99年のジョージ・クルーニーとマーク・ウォールバーグ出演作『スリー・キングス』では得意とするコメディから一転、ベトナム戦争を痛烈に皮肉ったブラックな作風が評価され、ボストン映画批評家協会賞作品賞および監督賞を獲得、100名を越える批評家のトップ10リストに登場し、興行的にも大きな成功を収める。

その他の作品には、ジェイソン・シュワルツマン主演作『ハッカビーズ』(04)、製作総指揮を務めたウィル・フェレル主演作『俺たちニュースキャスター』(04)などがある。マーク・ウォールバーグとタッグを組むのは『スリー・キングス』『ハッカビーズ』に続き本作が3作目。次回作として、元アル・ゴア副大統領の娘クリスティン・ゴアの小説を映画化する『Sammy's Hill』の監督として名が挙がっている。

精力的な監督・脚本業のかたわら、彼は02年からアメリカの映画学校“ゲットー・フィルム・スクール”の理事会の一員となり、低予算映画への資金援助、またハーレム出身の若いアフリカン・アメリカンおよびラテン系のフィルムメーカーたちを育てるプロジェクトを発足。次世代の映画界を担う若いクリエーターたちを多く育てている。

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品番 BBXF-2022
発売日 2011/10/04
価格 4,700円(税抜)
画面 16:9LBスコープサイズ
字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕 3.コメンタリー用字幕
音声
1.英語(dts-HD Master Audio 5.1ch サラウンド)
2.日本語吹替(dts-HD Master Audio 2.0ch ステレオ)
3.英語オーディオ・コメンタリー(ドルビーデジタル2.0chステレオ)
公開日 2011年03月公開
製作国 アメリカ
製作年 2010

【初回生産限定特典】
○豪華アウターケース+ブックレット封入

【音声特典】
○オーディオ・コメンタリー(デヴィッド・O・ラッセル監督)

【映像特典】※約60分予定
○メイキング
○ミッキー・ウォード(本人)、ディッキー・エクランド(本人)へのインタビュー
○未公開シーン集
○予告編集(オリジナル予告、日本版予告)
○キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)


商品詳細

品番 BBBF-8702
発売日 2011/10/04
価格 3,800円(税抜)
画面 16:9LBスコープサイズ
字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕 3.コメンタリー用字幕
音声
1.英語(ドルビーデジタル5.1chサラウンド)
2.日本語吹替(ドルビーデジタル2.0chステレオ)
3.英語オーディオ・コメンタリー(ドルビーデジタル2.0chステレオ)
公開日 2011年03月公開
製作国 アメリカ
製作年 2010

【初回生産限定特典】
○豪華アウターケース+ブックレット封入

【音声特典】
○オーディオ・コメンタリー(デヴィッド・O・ラッセル監督)

【映像特典】※予定
本編ディスク 片面2層
○予告編集(オリジナル予告、日本版予告)
○キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)

特典ディスク 片面1層 ※約55分
○メイキング
○ミッキー・ウォード(本人)、ディッキー・エクランド(本人)へのインタビュー
○未公開シーン集


商品詳細