Happinet Music
おすすめ
動画 - TRAILER
モニプラ

おすすめ

モールス

全世界の映画ファンを虜にした『クローバーフィールド/HAKAISHA』のマット・リーヴス監督が、『キック・アス』で一躍新人女優注目度No.1となったクロエ・グレース・モレッツを主演に迎え、全世界60の映画賞を受賞したスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』をハリウッド版として映画化。ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングが、2010年NO.1映画に選び、「この20年でNO.1のスリラー」と大絶賛し、数々の映画賞で作品賞や女優賞を席巻した。
その世界が絶賛した作品、それが『モールス』だ!

雪に閉ざされた町。オーウェンは母親と二人きりで暮らし、学校ではイジメられている孤独な少年。ある日、隣にアビーという少女が越してくる。彼女は雪の上でも裸足で、自分の誕生日も知らない、謎めいた少女だった。何度も会ううちに、孤独を抱える二人は徐々に惹かれあい、お互いにしか分からない壁越しのモールス信号で絆を日に日に強くさせていく。やがて、オーウェンはアビーの隠された哀しくも怖ろしい秘密を知ることになる。時を同じくして、町では残酷な連続猟奇殺人が起こり始める。事件を捜査する刑事は、真相を追い続けるうちに二人の住む団地へとたどり着く――。
そして、全てが明らかになったとき、オーウェンが下す衝撃の決断とは・・・。

身の毛もよだつ残酷な連続猟奇殺人と、幼い二人のピュアな初恋の行方。次から次へと襲いかかる恐怖と、胸を締めつける儚い想い。ふたつの要素は絡まりあい、先の見えないサスペンスを盛り上げる。今まで、決して相容れることのなかった“切なさ”と“恐怖”という両極の感情が観る者を揺さぶり、引きずり回したまま驚愕のラストへと疾走していく。その先に待ち受けるのは、今だかつてない余韻―――。 それは、果たして・・・!?

ある秘密を抱える少女アビー役には、『キック・アス』(10)のヒット・ガール役で超熱狂的なファンを生み、日本でも人気沸騰中の新進女優、クロエ・グレース・モレッツ。その卓越した演技力で、儚い運命を生きるアビーを熱演。引き込まれるような強い視線と、哀しげな微笑みが観客の心を鷲掴みにする。学校にも家庭にも居場所を見つけられない、孤独な少年オーウェン役には、『ザ・ロード』(09)で注目された天才子役、コディ・スミット=マクフィー。2人は本作の演技で“今後が期待される若手俳優”として数々の映画賞を受賞している。その他、アビーを守り続ける父親には、『扉をたたく人』(08)で初のアカデミー賞ノミネートを果たした名優、リチャード・ジェンキンス、正体不明の犯人を追いつめる刑事役には、『シャッターアイランド』(10)や『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(09)などの大作に数多く出演するイライアス・コティーズが扮するなど、ベテラン俳優たちの演技が若い主演コンビを支え、映画に深みをもたらしている。

監督には2008年の大ヒットモンスター映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』のマット・リーヴス。ホームビデオ風の独創的な撮影方法と、最後まで「主役」を見せず伏線を大いに活用した演出で、日米共に大ヒットを記録した前作。本作では、前作を感じさせる印象的なカメラワークを残しつつも、静かな町で起こる陰惨な事件と孤独な2人の関係性を落ち着いたトーンで描ききり、原作の設定に忠実ながら、ハリウッドならではの迫力と映像マジックで、恐怖とスリルを倍増させ、全米でも「オリジナルをしのぐ」と言われるほどの傑作に仕上げた。撮影には『ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩~』(10)でその映像美を絶賛されたグレッグ・フレイザー、音楽には『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)でアカデミー賞作曲賞を受賞するなど、ハリウッド大作で活躍するマイケル・ジアッキノを配し、監督のイメージ通りとなる世界観を築き上げた。

雪に閉ざされた田舎町。12歳のオーウェンは学校でいじめられていたが、二人きりで暮らす精神的に不安定な母親に、相談すらできずにいた。孤独な少年の唯一の楽しみは、古い団地の自分の部屋から望遠鏡で、他の部屋を覗き見すること。ある夜、望遠鏡を覗いていたオーウェンの目に飛び込んできたのは、雪の中を裸足で歩く、隣に越してきた少女だった。

ある雪の夜。オーウェンが中庭で一人遊んでいると、望遠鏡から見かけたあの少女が現れる。彼女は、今夜も裸足で、青白い顔色をし、嗅いだことのない香りがした。勇気を振り絞り話しかけたオーウェンに、少女は「私たちは友達にはなれない」 と告げて去って行く。

最初、オーウェンに冷たかった彼女だが、夜の中庭で何度か会ううちに、だんだんと二人はうちとけていく。彼女についてわかったことは、日によって顔色が変わり、香りのしない時もあること、12歳くらいだが自分の誕生日を知らず、ルービックキューブが得意なこと。そして、名前がアビーであること。アビーに惹かれていくオーウェンは、彼女の部屋から聞こえてくる、荒々しいどなり声に心を痛めていた…。 ある日、アビーを心配するオーウェンは、モールス信号のメモをアビーに渡し、壁越しに話そうと伝える。自分を心配してくれたオーウェンがいじめられていることを察したアビーは「やり返すのよ。私が守ってあげるから」と言う。二人は自分の部屋から壁越しに、モールス信号で二人だけの合図を送りあうようになり、絆を深めていく。

「私のこと好き?たとえ、普通の女の子じゃなくても?」 そう呟いたアビーを守りたいと、変わっていくオーウェン。いじめっ子に仕返ししたことに興奮するオーウェンは、アビーに血の誓いを交わそうと指を切った。すると、今まで笑顔だったアビーが、血をみた途端に様子が急変し「消えろ」と言って走り出してしまう…その変貌に、ある疑惑を抱くオーウェンは、離れて暮らす父親に泣きながら電話をかける。「この世に悪は存在するの?」

悩むオーウェンの元をアビーが訪ねてくる。「私を招き入れて」というアビーに、言葉を返さないオーウェン。すると、アビーに変貌が…。「入っていいよ!」オーウェンは、彼女を抱きしめる。オーウェンはアビーに隠された哀しくも怖ろしい秘密を知った――。

時を同じくして、この小さな町で残酷な連続猟奇殺人が起こり始める。生きたまま首を斬り裂かれ血を全て抜き取られた少年、トンネルで惨殺された男性・・・。容疑者を追っていた刑事は、事件の全貌が見えず頭を抱えていた。ある日、車の事故で容疑者と思われる男が病院に搬送されてきたが、彼は頭から硫酸を被っていて話もできない。そして、その男は手がかりとなるメモを残し、病室から転落死してしまう。全ては振り出しに戻ったかのように思えたが、ジャックという血液が抜かれた男の死体が湖から発見されたことで事件は進展する。ジャックの自宅を調べていると、近隣の女性が最近、首を噛み切られ病院に搬送された後、病室が発火して死んだこと、そして、硫酸を被った謎の男も団地に住んでいたらしいことが判明したのだ。この団地に、何かがある。刑事は団地へ乗り込み、ドアの前で拳銃を構える。家の中からは応答はない。ドアの向こうで息を殺していたのは、オーウェンだった・・・。

全てが明らかになった時、オーウェンが下す衝撃の決断とは――!?

1997年2月10日、ジョージア州アトランタ出身。わずか5歳の時にNYで数々の全国的な広告キャンペーンでエンターテインメント業界のキャリアをスタート。6歳でTVシリーズ「堕ちた弁護士~ニック・フォーリン~」(01~04)に出演。その後、マイケル・ベイ製作の『悪魔の棲む家』(06/アンドリュー・ダグラス監督)に主要な役で出演し、好評を博す。昨年公開された『キック•アス』(10/マシュー・ヴォーン監督)で、米国のみならず全世界で大人気となる。その他の主な出演作に『(500)日のサマー』(10/マーク・ウェブ監督)、『グレッグのダメ日記』(10・未/トール・フロイデンタール監督)など。公開待機作に巨匠マーティン・スコセッシ監督『Hugo Cabret』、ティム・バートン監督『Dark shadows』がある。その他、「デスパレードな妻たち」(04~)などの人気TVシリーズや、ディズニーアニメの新シリーズ「My Friends Tigger and Pooh」では主人公の声を担当するなど、映画だけでなく各方面からオファーが絶えない、今注目の若手人気女優。

1996年6月13日、オーストラリアのメルボルン出身。演劇一家に育ち、父親のアンディ・マクフィーはオーストラリアで数多くの作品に出演する俳優、姉のシアシア・スミット=マクフィーはアレキサンダー・ペイン監督のTVシリーズ「Hung」にレギュラー出演する人気女優である。
07年、『ディア マイ ファーザー』(未/リチャード・ロクスバーグ監督)でオーストラリア映画協会賞の最優秀新人賞を受賞、主演男優賞にもノミネートされるなど注目を浴びる。その後、ピューリッツァー賞受賞作の映画化『ザ・ロード』(10/ジョン・ヒルコート監督)で、ヴィゴ・モーテンセン演じる父親と文明を失った世界で生き抜く息子を演じ、その演技力を絶賛される。この作品はヴェネツィア国際映画祭でワールド・プレミアを果たし、第15回放送映画批評家協会賞若手俳優賞にノミネートされた。今後の活躍が期待される若手演技派俳優の一人。

1947年5月4日、イリノイ州出身。映画のみならず、TV、舞台と多岐に渡り活躍している、優れた性格俳優の一人で、主な出演作は50作品を超える。08年公開の主演映画『扉をたたく人』で、偶然の出会いをきっかけに人生が変化する、心を閉ざしていた初老の大学教授を熱演。この演技で、第81回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
その演技力は数多くの才能ある監督からも重宝され、コーエン兄弟監督作品には『バーバー』(02)、『ディボース・ショウ』(04)、『バーン・アフター・リーディング』(09)の3作品に出演。その他、クリント・イーストウッドやファレリー兄弟などの作品にも出演している。主な出演作品に『食べて、祈って、恋をして』(10/ライアン・マーフィ監督)、『Dear John』(10・未/ラッセ・ハルストレム監督)などがある。公開待機作に、ファレリー兄弟の最新作『Hall Pass』(11・未)、ウィル・グレッグ監督『Friends with Benefits』(11・未)など。

1961年3月11日、カナダのモントリオール出身。81年からニューヨークにて演技を学ぶ。85年『One Magic Christmas』で映画デビュー。96年、デヴィッド・クローネンバーグ監督『クラッシュ』で国際的に注目され、その後は数多くの作品で強烈な存在感を発揮している。主な作品に『ガタカ』(98/アンドリュー・ニコル監督)、『シン・レッド・ライン』(99/テレンス・マリック監督)、『ゾディアック』(07/デヴィッド・フィンチャー監督)など。近年も『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(09/デヴィッド・フィンチャー監督)、『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(09/トラン・アン・ユン監督)、『シャッターアイランド』(10/マーティン・スコセッシ監督)、『キラー・インサイド・ミー』(11/マイケル・ウィンターボトム監督)といった話題作にも出演するなど、有名監督からの信頼も厚い。

1966年、NY出身。8歳のころから映画を撮り始め、13歳の時に後に共同製作者となるJ・J・エイブラムスと出会い、短編映画を製作。南カリフォルニア大学へ進学後、在学中にジェフ・マーフィ監督『暴走特急』(96)の脚本を執筆。長編映画監督デビュー作はグウィネス・パルトロー主演『ハッピィブルー』(97)。2008年に公開された『クローバーフィールド/HAKAISHA』では、正体の分からない怪物に襲われ逃げ惑うニューヨーカーたちを、手持ちカメラによる臨場感たっぷりの映像で映し出し、話題を呼ぶ。低予算で作られたこの作品は、1月公開作品として米国内での興行成績記録を更新し、最終的には日本をはじめ、全世界的に大ヒットを記録した。本作はそれに続く待望の最新作となる。その他、人気TVシリーズ「フェリシティの青春」(98~02)では、J・J・エイブラムスと共に製作総指揮を務めるなど活動は多岐にわたる。次回予定作に監督・脚本・製作を手掛ける『The Invisible Woman』やレイ・ネルソンの短編小説「8 O'Clock in the Morning」の映画化などがある。

『モールス』は、心を打つ少年の成長物語でありながら、骨まで凍るスリラー映画であり、例のない異彩を放つ作品として傑出している。

小説「MORSE モールス」は、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストによるスウェーデンのベストセラー小説であり、2008年のトライベッカ映画祭で最優秀作品賞を受賞するなど、各国の映画賞を総なめにし、好評を博した映画『ぼくのエリ200歳の少女』(10)が原作となっている。そして、その圧倒的な人気ぶりで、ハマー・フィルムズとオーヴァーチュア・フィルムズも注目を集める事となる。

2008年に公開された『クローバーフィールド/HAKAISHA』の成功直後、監督・脚本のマット・リーヴスは原作を、米国を舞台にした英語の物語に脚本化するようアプローチされた。彼は、自身の幼少時を思い起こさせる物語にすぐに魅了されたと語る。「すごく感動した。リンドクヴィストと、スウェーデン版の作品を監督したトーマス・アルフレッドソンは思春期の葛藤を迫力のある隠喩で表現した。」リンドクヴィストに連絡を入れたリーヴスは、「リンドクヴィストが『クローバーフィールド/HAKAISHA』を観ていてくれて、僕の作品が古典的な物語を新しい視点で捉えており、それはまさに彼が『ぼくのエリ 200歳の少女』で望んでいた事だった、と言ってくれた。僕が米国版を手掛けると知って、すごく喜んでくれた。」

『ぼくのエリ 200歳の少女』はすでに世界中に熱狂的なファンがいて、リーヴスも彼等と同様、原作の小説と映画に尊敬の念を抱いていた。『モールス』では舞台がニュー・メキシコの山の中に設定されているが、物語の基本的な内容は原作の小説、映画とそこまで変わらない。リーヴスは言う。「一時期、米国の観客に合わせて主人公の子供達の年齢を上げようという話もあったけれど、それは物語を台無しにしてしまっただろうね。原作と同じ年齢でなければいけなかった。これは無慈悲にイジメられ、友達が一人もいない12歳の少年が、どれだけ辛い思いをしているかという物語なんだ。その年齢特有の無垢さと発見、つまり光と暗闇が同時に存在する世界でもある。」

作品の感情の深さが、10代はじめの若き俳優達にかかっている事を理解していた製作者達は、アビーとオーウェン役となる俳優2人の間の化学反応が、非常に重要な役割を占めると認識していた。同時にその年齢で、微妙な感情の機微を演じられる役者を見つけるのは至難の業である事も覚悟していた。リーヴスは言う。「スウェーデン版の2人の子役があまりにも素晴らしく強烈だったので、彼等と同じレベルで演じる事が出来る子役を探せないと、米国版を作るべきではないと思った。あらゆる側面において、これは大人の物語なんだ。2人の間の感情的な複雑さはとても成熟したものだ。」
本格的な才能を発掘するためのオーディションは、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、オーストラリア、ニュージーランドと3大陸にまたがって8ヶ月間に渡り開催された。

13歳のコディ・スミット=マクフィーがオーディションに現れた時、監督はついにオーウェンが現れたと感じた。「コディがオーディションに来て、その場面を演じてくれた。彼の演技は非常に自然ですごく繊細だった。演じ終える頃には彼しかないと思っていた。そして同時に初めて、米国版を製作するべきだし、上手く出来るという手応えを感じた。彼はそれくらい素晴らしかったんだ。」

オーウェンを演じるにあたって、スミット=マクフィーは演技についてのアドバイスを家族から受ける事が出来たと語る。「役作りに関してはほとんどを父親と一緒にやった。彼は20年のキャリアを持つ俳優だからね。彼に教わったのは、普通の場面ではその場でスイッチを入れるように役に入ればいいけれど、すごく深い感情表現が要求される重要な場面では、朝から晩まで役になりきる必要性があるという事だ。気を抜けないんだ。この作品はすごく感情に訴える作品で、特にオーウェンには情緒的な演技が求められていた。やっていて、単純に楽しい日もあれば、すごく大変な日もあった。」
彼は作品が持つ怖ろしさと希望のバランスが幅広い観客に訴えかける事が出来ると言う。「10代の若者は身の毛もよだつようなスリラー要素を支持し、大人達は“ロミオとジュリエット”のようなラヴ・ストーリーとしてこの作品を評価するだろう。」

スミット=マクフィーのキャスティングが決定すると、次は彼とピッタリの化学反応を起こしてくれる女優を探す番だった。12歳のクロエ・グレース・モレッツは、それまでに『キック・アス』(10)や『500(日)のサマー』(10)等の独特な作品に出演していたが、リーヴスは未見だった。リーヴスは言う。「彼女には非常に興味深い独特さがあった。『キック・アス』で見られるようなすごく強い側面を持っていながら、非常に繊細な面も合わせ持つ。豊かな人間性を持ちつつ、同時に“生き残りたい”という打ち勝てない欲望もあって、それが内面からにじみでている。」
監督が挙げるアビーの特徴には、どんな代償を払わなければならなくとも生き続ける事が出来る、という点がある。これは最も表現するのが難しい側面だと彼は言う。「それを表現する場面では、クロエは自分を解き放っていた。すごく楽しんでやっていたと思うし、とても原始的な力を感じた。主演の2人無しでは、この作品は実現しなかっただろう。本当に素晴らしい演技をしてくれた。」

モレッツにとって、アビー役は今までにないほど演技を深く掘り下げる必要があった。ただ単に演じるのではなく、彼女自身の人生やその問題点をそのまま役に投影するように指示され、積極的に取り組んだ。モレッツは語る。「暗くて、深くて、同時にとても優しいこのキャラクターをどう演じればいいか考える事は楽しかった。アビーは普通の女の子のように見えて、内面にコントロール出来ないもう一人の人物を抱えている。自分の意思とは関係ないところで、新たな人生を背負わされたの。」
互いの人生体験に大きな違いがあるにも関わらず、孤独な2人はためらいがちに、だが早急に絆を深めていく。「彼女はきっと彼の気持ちがわかるんだと思う。彼女も、自分や自分の人生について誰にも話す事は出来ない。もし話してしまったらみんな逃げてしまうから。彼女が唯一親しく出来るのは、父親だけ。オーウェンにもそんなあるがままの自分を愛してくれる誰かが必要なの。」

リーヴスの映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』のファンであったモレッツは、尊敬する監督と仕事が出来て興奮したと言う。「あの作品はすごくかっこよかった。でも本人はまるで可愛くて小さなテディベアみたいなの。大好きよ。私にとって2番目のお父さんみたいな感じ。彼はとても入念な監督で、私とは違った見方で作品を見ている。すごく細かい点にまで神経を使っているから、ほんの数ミリ動いただけでも指摘される。他の人なら絶対に気付かないとこまで見えているわ。」

1980年代の雰囲気を持ちながら、どこか印象深い寂れた雪国を撮影場所として探していたリーヴスは、ニュー・メキシコ州のロスアラモスを候補地とした。「最初はメキシコの砂漠なんてあり得ないと思った。でもそこは高地砂漠で、雪が降る事を知った。実際、作品の舞台を米国にするにあたって、ニュー・メキシコはピッタリだった。昔ながらの景色がそこにはあったんだ。」

作品のイメージを実現させるためにリーヴスは、グレッグ・フレイザーをカメラマンとした。フレイザーは言う。「『モールス』の脚本を初めて読んで最も印象深かったのは、マットが描いた暗く予言的な雰囲気だった。そして、その暗闇の中には美しい愛の物語が編み込まれている。僕たちが挑戦したのは、その物語よりも目立たず、あくまでもそれを尊重したビジュアルを作る事だった。撮影時の照明や構成を考える時に、ジャンル映画だという意識を持たないようにした。子役を中心とした時代劇を撮影していると思うようにしたんだ。」

リーヴスは、アビーの変わった後の描き方を、思春期の若者が実際に直面する身体的な変化を元にした、ユニークな特徴で作り込むようにと特殊効果監督のアンドリュー・クレメントに指示を出した。クレメントは言う。「思春期の子供の体に起こる全ての要素を強調してくれと監督に言われた。インターネットで思春期の皮膚病や歯周病を検索し、それを統合して最終的なビジュアルを作り上げた。」 視覚効果監督のブラッド・パーカーは言う。「マットはそのビジュアルを“狂った思春期”と呼んでた。アビーが飢えると、ニキビが出て、肌は青白く脂っぽくなり、まるで病気のようになる。それは自分の内面の変化と戦っているような姿なんだ。」

『モールス』の音楽は2つの目的を満たす必要があると考えたリーブスは、数々の受賞歴を持つ作曲家マイケル・ジアッキノにオリジナルスコアを頼む事で、作品に微妙な情緒を与え、著名な音楽コンサルタント、ジョージ・ドレイコリアスにサウンドトラックの選択を頼む事で、作品が設定されている1980年代という時代をイメージさせた。

ジアッキノは、リーヴスの『クローバーフィールド/HAKAISHA』のスコアでもクレジットに流れる楽曲を提供し、後にピクサーの有名な作品『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)でアカデミー賞を受賞、人気TVシリーズ「LOST」ではエミー賞を受賞している。本作では、リーヴスは彼に全てのスコアを依頼した。
リーヴスがジアッキノに連絡を入れた時、彼は『カールじいさんと空飛ぶ家』で数々の賞にノミネートされている時期で、多くのオファーが寄せられていた。だが、彼は古い友人と再び一緒に仕事する事にいつも喜びを感じると言う。「前作で一緒に仕事をして、マットは“感情”と“物語”に重点を置く監督だと知っていた。それは僕が作曲する時の重要な要素だから僕らは相性が良いんだ。」
キャラクターの純真さにも共鳴したとジアッキノは言う。「苦境を前にした彼等の純粋さに感動した。この作品は恵まれない家庭環境に立ち向かわなければいけない2人の子供の青春物語でもある。作曲家の僕にとって彼等の圧倒的な哀しみから受けた影響力は計り知れないものがあった。」

最終的には、使用された楽曲全てが、物語の持つ力強さを支えている。そしてその力強さは、謎めいた雰囲気と曖昧さから来ると言う。「これは悲劇であると同時にラヴ・ストーリーでもある。主役の2人は互いに見出す共通点に救いを感じる。また、今後の行方については暗い含みがある。それをハッピーエンドと受け取る人もいれば、非常に不穏だと感じる人もいる。その解釈は自由だ。みんなの意見をぜひ聞いてみたい。」

Content on this page requires a newer version of Adobe Flash Player.

Get Adobe Flash player

品番:BBBF-8722
発売日:2012/01/07
価格:3,990円(税込) / 3,800円(税抜)
画面:16:9スクイーズスコープサイズ
字幕:1.日本語字幕 2.英語字幕
音声:
1.英語 DTS 5.1ch 2.英語 DolbyDigital 5.1ch
3.日本語 DolbyDigital 5.1ch 4.コメンタリー DolbyDigital 2.0ch
公開日:2011年08月公開
製作国:アメリカ
製作年:2010

【映像・音声特典】(予定・仮名)
■未公開シーン
セルDVD&ブルーレイでしか知りえない!アビーの衝撃の過去!
(本編では一切触れていない、あまりに残酷なアビーの過去が明かされる!このシーンの撮影中はアビー役のクロエ・グレース・モレッツの母親もその過激さゆえにセットを離れた。)
■マット・リーヴス監督オーディオ・コメンタリー
■予告編集
■クロエ・グレース・モレッツ インタビュー(日本版セルDVD&Blu-ray限定収録!)
■メイキング
■特殊効果の技術

【外装・封入特典】(予定・仮名)
■フォトブックレット

商品詳細

品番:BBXF-2023
発売日:2012/01/07
価格:4,935円(税込) / 4,700円(税抜)
画面:HDワイドスクリーン(2.35:1)1920×1080p
字幕:1.日本語字幕 2.英語字幕
音声:
1.英語 DTS-HD MasterAudio 5.1ch 2.日本語 DTS-HD MasterAudio 5.1ch
3.コメンタリー DolbyDigital stereo
公開日:2011年08月公開
製作国:アメリカ
製作年:2010

【映像・音声特典】(予定・仮名)
■未公開シーン
セルDVD&ブルーレイでしか知りえない!アビーの衝撃の過去!
(本編では一切触れていない、あまりに残酷なアビーの過去が明かされる!このシーンの撮影中はアビー役のクロエ・グレース・モレッツの母親もその過激さゆえにセットを離れた。)
■マット・リーヴス監督オーディオ・コメンタリー
■予告編集
■クロエ・グレース・モレッツ インタビュー(日本版セルDVD&Blu-ray限定収録!)
■メイキング
■特殊効果の技術

【外装・封入特典】(予定・仮名)
■フォトブックレット

商品詳細

モールス