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親愛なるきみへ

愛の本質に迫る美しくドラマチックなラブ・ストーリー『親愛なるきみへ』は、世界中で大ヒットしたニック・カサヴェテス監督による感動作『きみに読む物語』(04)を代表として、『メッセージ・イン・ア・ボトル』(99)、『ウォーク・トゥ・リメンバー』(02)、『最後の初恋』(08)の原作者であり“恋愛小説の神”の異名をとるニコラス・スパークスのベストセラー小説「きみを想う夜空に」の映画化である。すでに全米ではニコラス・スパークスの作品史上最大のヒットを記録している話題作だ。
南部の裕福な家庭に育った女子大生のサヴァナ・カーティスと誠実な特殊部隊の兵士ジョン・タイリー。住む世界のまったく違うふたりは、お互い帰省中に故郷サウスカロライナの海辺で出会い、恋に落ちた。めくるめく2週間を過ごし、深い愛情の芽生えを感じ始めた頃、無情にも休暇は終わり、ジョンは戦地へ、サヴァナは大学へと戻らなければならなかった。遠く離れたふたりだが、絶え間なく手紙を交換することによって、愛はより深いものへと発展していく。だが、世界情勢の複雑化によりジョンは心の中では帰還を切望しながらも任務の延長を志願する。一方、故郷に戻ったサヴァナにも思わぬ出来事が起こる。時間と距離によって隔たったふたりの愛は、大きな試練を迎えようとしていた……。

2週間で本当の恋に落ちたふたりは、愛を永遠にすることは可能なのだろうか?

本当に人を愛するとはどういうことなのか?真実の愛ならば、時を経ても風化することは決してないのだろうか?携帯電話とメール時代に、手紙という手段を通じて育まれる愛は、現代人が忘れていた大切なものを思い起こさせる。人と人との関係が味気なく、希薄になりがちな現代だからこそ、たったひとつの「絆」を大切にする主人公たちの一途な想いが心にしみる。せつなさが愛おしく感じる。

多くの映画監督が映画化を切望し、どの小説も出版される前から映画化権取得競争が白熱するといわれているスパークスだが、彼が小説の中で常に追求している“真実の愛”の語り部として、今回白羽の矢が当たったのは、3度のアカデミー賞候補を誇るラッセ・ハルストレム監督である。『マイライフ・アズ・ア・ドック』(85)、『ギルバート・グレイプ』(93)、『サイダーハウス・ルール』(99)などの傑作を手掛けているスウェーデン出身の名匠は、とりわけ人物描写の掘り下げに定評がある。「抒情的なラブ・ストーリーを映画という壮大なカンバスの上で思う存分描けることに惹かれた」というハルストレムは、登場人物たちの感情を繊細に掘り起こすことで、パワフルで感動的なラブ・ストーリーをセンチメンタルに浸ることなく、リアルに描くことに成功している。

これまでの作品でも、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、ジュリエット・ビノシュなど多くのスター俳優の演技を開花させた手腕も高く評価されているハルストレム監督の元に、最も旬な俳優たちが集結した。 ヒロイン、サヴァナを演じるのは、アマンダ・セイフライド。ロングランを記録している同名の大ヒットミュージカルの映画化『マンマ・ミーア!』(08)で大ブレイクしたアマンダは、夫の浮気疑惑に悩まされる女医(ジュリアン・ムーア)から夫を誘惑するように依頼される妖艶な娼婦を演じた『クロエ』(09)、「ロミオとジュリエット」の聖地イタリア・ヴェローナに世界中から届くラブ・レターをモチーフにした『ジュリエットからの手紙』(10)、『トワイライト~初恋~』(08)のキャサリン・ハードウィック監督によるグリム童話を下敷きにしたロマンチック・ホラー『赤ずきん』(11)など今年だけでも主演作が立て続けに公開されており、今ハリウッドで最も注目される若手女優である。

もうひとりの主人公、特殊部隊の兵士ジョンを演じるのは、『G.I .ジョー』(09)で注目されたチャニング・テイタム。この夏公開になったアル・パチーノ共演のクライム・サスペンス『陰謀の代償』(10)などこれまではアクション映画などハードな印象が強かったテイタムは、本格的なラブ・ストーリーに初挑戦。タフで精悍なルックスの一方で、純愛に苦悩する青年の繊細さを見事に体現し、俳優としても新境地を開拓している。

また、『親愛なるきみへ』ではジョンと自閉症の父親ミスター・タイリーとの間の複雑な親子関係が、もうひとつの“絆”のドラマとして描かれるが、このミスター・タイリーを演じているのが『扉をたたく人』(07)でアカデミー賞主演男優賞候補となった演技派俳優のリチャード・ジェンキンスである。他にも自閉症の息子を持つ、サヴァナの家族の友人ティム役には、『ET』(82)や『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(94)のヘンリー・トーマス。脇を固める俳優の高いパフォーマンスがこの美しいラブ・ストーリーに深みを与えていることも間違いない。

特殊部隊に配属されている米軍兵士ジョン・タイリーは、赴任地のドイツから2週間の休暇をとって父親が住むサウスカロライナに帰省する。一人暮らしの自閉症の父はジョンの心配の種だが、ふたりは深い絆で結ばれてもいた。帰省後まもなく、ジョンは、やはり帰省中だった美しい女子大生サヴァナ・カーティスと海辺で偶然知り合い、ふたりは恋に落ちる。古いプランテーションを所有する裕福な南部の家庭の娘として愛情をたっぷり受けて育った陽気なサヴァナは、自閉症の子供たちのための施設をつくることが夢の理想主義者。自閉症の父親に育てられたジョンは、タフなスポーツマンのイメージとは裏腹に対人関係に少し不器用で心に孤独を抱えている。住む世界も性格もまったく違うが、ふたりはお互い相手の中に今まで自分の中に欠けていた何かを見出し、惹かれあう。情熱的な愛は順調に深まっていったが、瞬く間に2週間は過ぎ、ジョンが赴任地に戻る時がやってくる。

機密事項のため赴任地もいえないジョンと大学に戻り学生として生活するサヴァナ。
遠く隔たった距離を埋めるように、ふたりは約束通り手紙を絶え間なく交換することによって、大切に愛を育てていった。

時は流れ、世界情勢の複雑化によってジョンは、任務を延長せざるおえない状況に追い込まれる。祖国への献身とサヴァナの元に戻りたい想いの間で苦悩するジョン。故郷へ戻ったサヴァナも孤独に耐えながらもふたりの絆をなんとか保ち続けようと努力していた。けれど、9・11の事件がふたりのそんな関係を引き裂く。

ある日、ジョンの元に届いたのは、サヴァナからの別れの手紙だった。人生で初めて心を開ける相手を見つけたジョンは打ちひしがれ、自ら戦闘激しい戦地での任務の延期を志願する。さらに時は流れ、戦地での負傷の傷も癒え、故郷へ帰還したジョンは、サヴァナと再会。手紙には決して書かれていなかった驚くべきある真実と向き合うことになる……。

1980年アラバマ州カルマン生まれ。
学生時代からアメリカン・フットボール、バスケットボール、陸上競技などスポーツに親しむ。98年フロリダの高校卒業後、ウェストバージニア州のグレンヴィル・ステート・カレッジを中退。その後は建設関係やセールスマンの仕事で生計を立てていた。
21歳のときにモデル業を始め、03年鬼才ターセム監督が手掛けたペプシコーラCFやキンカ・ユーシャー監督のマウンテン・デユーCFに出演し注目される。その後エージェントと契約、ディナ・レヴィ・アクスティング・スタジオで演技を学ぶ。04年には人気TVシリーズ『CSI:マイアミ3』にゲスト出演を果たす。ダンスに情熱を傾ける不良青年タイラーを演じた青春映画『ステップ・アップ』(06)で大ブレイク。
『アン・ハサウェイ/裸の天使』(05/未)、シェークスピア戯曲「十二夜」をモチーフにした『アメリカン・ピーチパイ』(06/未)などで着実にキャリアを積む。

また、サンダンス映画祭で審査員特賞を受賞した『A Guide to Recognizing your Saints』の演技は、インディペンデント・スピリッツ賞を受賞し、ゴッサム賞にノミネートされる。

主演作『G.I.ジョー』(09)でカリスマ性と運動能力を発揮、ハリウッドのトップ・アクション・スターの仲間入りを果たした。ロン・ハワード監督によるコメディ『僕が結婚を決めたワケ』(10)やクライム・サスペンス『陰謀の代償』(10)。また、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『Haywire』(11/原題)の公開が控えているが、ソダーバーグ監督とは自身の男性ストリッパー体験をベースにした『Magic Mike』(12/原題)でも再びタッグを組む。こちらは主演のみならずプロデュースも手掛ける予定だ。

1985年、ペンシルバニア州生まれ。
11歳でモデルとしてキャリアをスタートさせ、やがて女優に転向。TVドラマなどで経験を積み、04年リンジー・ローハン、レイチェル・マクアダムス共演のヒット作『ミーン・ガールズ』で脚光を浴びる。
05年度MTVムービー・アワードでは3人で最優秀チーム賞を受賞している。ロドリゴ・ガルシア監督『美しい人』(05)、ニック・カサヴェテス監督『アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン』(06/未)に出演。08年には、ブロードウェイ・ミュージカルとしてロングランヒットを記録している『マンマ・ミーア!』の映画版で、抜群の歌唱力とダンスセンスを披露し、世界中で大ブレイクした。
カリン・クサマ監督『ジェニファーズ・ボディ』(09)、フランス映画『恍惚』(03)をカナダの鬼才アトム・エゴヤンがリメイクした『クロエ』(09)、ロミオとジュリエットの聖地ヴェローナにあるジュリエットの家に世界中から届く恋愛の悩み相談の手紙をモチーフにした

『ジュリエットからの手紙』(10)、グリム童話をベースにしたロマンティック・ホラー『赤ずきん』(11)など主演作の公開が続く。この秋にはアンドリュー・ニコル監督によるSFスリラー『In Time』(11/原題)の公開も控えている。また、資生堂の高級コスメティックライン“クレ・ド・ポーボーテ”のイメージモデルにも起用され、ファッションセレブとしても注目を集めている。

1971年、テキサス州生まれ。10歳で映画デビュー。スティーヴン・スピルバーグ監督によるメガ・ヒット映画『E.T.』(82)で主人公エリオットを演じ、ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞を受賞、英国アカデミー賞の最優秀新人賞を受賞するなど一躍スターとなる。その後、低迷期を経て、95年『誘導尋問』でゴールデングローブ賞テレビ映画部門最優秀助演男優賞にノミネートされ演技派俳優として完全復活を果たした。主な出演作は、ブラッド・ピット主演の『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(94)、ビリー・ボブ・ソーントン監督『すべての美しい馬』(00)、マーティン・スコセッシ監督『ギャング・オブ・ニューヨーク』(01)など。また、TVのミニシリーズ『スティーヴン・キング 8つの悪夢』(06)などTV界でも幅広く活躍している。

1979年、ネブラスカ州生まれ。人気TVドラマシリーズ『Friday Night Lights』(06~10/原題)で負傷したクォーターバックの青年ジェイソン・ストリート役で人気になった。主な映画出演作は『ラブソングができるまで』(07)など。ウォシャウスキー兄弟が監督した日本のアニメの実写化『スピード・レーサー』(08)では、レックス・レーサー役を演じている。また、舞台俳優としてもキャリアを築いており、05年にNYに移住後は、オフブロードウェイの舞台にも出演。『アルター・ボーイズ』ではマシュー役を演じ、ドラマリーグ賞(アンサンブルキャストに対して)にノミネートされた。

1947年、イリノイ州出身。イリノイウェズリアン大学で演劇を学び、ロードアイランド州のトリニティ・レパートリー劇場に10年以上に渡って在籍、役者としてだけでなく舞台監督も務める。その後、TVや映画にも進出。高い評価を得たTVのミニシリーズ『シックス・フィート・アンダー』(01~05)にも出演し話題になった。映画出演作は、『ハンナとその姉妹』(86)、『イーストウィックの魔女たち』(87)、『スタンドアップ』(05)など多数。演技の幅の広い名バイプレーヤーとして長年業界内では高く評価されていたが、『アメリカの災難』(96)ではインディペンデント・スピリット賞最優秀助演男優賞にノミネート、また、『扉をたたく人』(07)でついに初のオスカー主演男優賞ノミネートを果たした。最近では『食べて、祈って、恋をして』(10)、スウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』(08)のハリウッドリメイク『モールス』(10)など話題作に出演している。

1946年、スウェーデン、ストックホルム生まれ。スウェーデンでTVや短編映画に携わり、キャリアをスタート。さらに、著名なスウェーデンのバンド、アバなどの音楽ビデオの監督も務めた。1985年公開『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』で米アカデミー賞最優秀監督賞(脚色賞も)にノミネートされた初のスウェーデン人監督となった。『ギルバート・グレイプ』(93)の監督を務めた後、『愛に迷った時』(95)でもメガホンをとり、『サイダーハウス・ルール』(99)で米アカデミー賞最優秀監督賞に2度目のノミネートを果たした。ジョアン・ハリスの小説を映画化し、高評価を得た『ショコラ』(00)は、米アカデミー賞の最優秀作品賞を含む5部門にノミネートされた。
その後、『カサノバ』(05)、『ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男』(06)を手掛け大絶賛を浴びた。日本の忠犬ハチ公の実話に基づいた『HACHI 約束の犬』(08)も記憶に新しい。現在も、企画・開発のさまざまな段階にあるプロジェクトを多数抱え、活躍している。

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品番:BIXF-0047
発売日:2012/03/02
価格:4,700円(税抜)
画面:16:9シネスコ[1080p Hi-Def]
字幕:1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕
音声:
1.英語ドルビーTrueHD5.1chサラウンド
2.日本語ドルビーTrueHD2.0chステレオ
公開日:2011年09月公開
製作国:アメリカ
製作年:2010

【初回限定特典】
封筒型特製アウターケース

【映像特典】
○もう一つのエンディング
○チャニング、アマンダ、監督が語る『親愛なるきみへ』
○ロケ地・チャールストンについて
○軍隊について
○ミスター・タイリーとエラーコインとベニー・ディーツ
○ブレーデン・リードの物語
○監督来日インタビュー
○未公開シーン
○NGシーン
○日本版予告

※未公開シーン、NGシーンはSD画質です。

商品詳細

品番:BIBF-8122
発売日:2012/03/02
価格:3,800円(税抜)
画面:16:9LBシネスコ
字幕:1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕
音声:
1.英語ドルビーデジタル5.1chサラウンド
2.日本語ドルビーデジタル2.0chステレオ
公開日:2011年09月公開
製作国:アメリカ
製作年:2010

【初回限定特典】
封筒型特製アウターケース

【映像特典】
○もう一つのエンディング
○チャニング、アマンダ、監督が語る『親愛なるきみへ』
○ロケ地・チャールストンについて
○軍隊について
○ミスター・タイリーとエラーコインとベニー・ディーツ
○ブレーデン・リードの物語
○監督来日インタビュー
○未公開シーン
○NGシーン
○日本版予告

商品詳細