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決闘の大地で

『友へ チング』(01/クァク・キョンテク監督)、『ブラザーフッド』(04/カン・ジェギュ監督)で韓国映画の実力を日本に知らしめ、その後も『PROMISE プロミス』(05/チェン・カイコー監督)、『マイウェイ 12,000キロの真実』(11/カン・ジェギュ監督)といった話題作に出演し、アジアを代表するトップスターの地位を揺るぎないものにしたチャン・ドンゴン。

出演作選びに並々ならぬこだわりを持ち、つねに自らに新しい挑戦を課すことで知られる彼が、主演俳優として堂々たるハリウッド・デビューを飾った。『マトリックス』(99/アンディ&ラリー・ウォシャウスキー監督)、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作(01-03/ピーター・ジャクソン監督)の大物プロデューサー、バリー・M・オズボーンが、ニューヨーク大学で映画を学んだ新人監督イ・スンムのオリジナル脚本に魅了されたことから実現したアクション・エンターテインメント超大作、それが『決闘の大地で』である。

はるか遠い昔の、はるか遠い地のミステリアスな“伝説”として幕を開ける物語は、ひとりの名も無き男の数奇な運命をたどっていく。幼い頃から生きるか死ぬかの闘いに明け暮れてきた主人公は、暗殺集団“悲しき笛”の最強の戦士。敵対勢力の最後の生き残りである赤ん坊をどうしても殺せなかった彼は、すべてをなげうって新たな人生に踏み出すことを決意する。そしてはるばる海を渡った戦士は、砂漠にぽつんと佇む小さな町に流れ着く。忌まわしい過去と血塗られた剣を封印し、風変わりな住民たちのコミュニティに迎え入れられたことで、愛や友情の温もりを初めて知る戦士。しかし非情なる殺しの掟は、地の果てまでも彼にまとわりついてくるのだった……。

チャン・ドンゴンが孤高のヒーローを全編英語セリフで演じきった『決闘の大地で』は、物語の背景となる時代も場所も特定されていないが、アメリカ西部らしき砂漠の町を舞台に展開していく。そう、これは紛れもなく“西部劇”なのだ!

ハリウッドの娯楽映画の定番だったこのジャンルは、1970年代に衰退の道をたどったものの、近年『ジェシー・ジェームズの暗殺』(07/アンドリュー・ドミニク監督)、『3時10分、決断のとき』(07/ジェームズ・マンゴールド監督)、『トゥルー・グリット』(10/ジョエル&イーサン・コーエン監督)といった秀作が好評を博した。アメリカの古典映画の知識も豊富なイ・スンム監督は、アジアの武術映画のエッセンスをフィーチャーし、東西の映画様式を大胆に融合。デジタル効果やアニメ的技法も駆使し、ワイド・スクリーンいっぱいに荒唐無稽なガン・アクション&ソード・アクションを炸裂させ、21世紀に劇的進化を遂げたウエスタン・ムービーの快作を完成させた。

その一方で主人公の戦士は、悲しい宿命を背負った寡黙な流れ者というアウトロー西部劇の正統派キャラクターでもある。この新境地に挑んだチャン・ドンゴンは、ストイックな存在感を貫きつつ、戦士が時折のぞかせる悲哀や情味を繊細な演技で表現。その一挙一動に宿ったクールな殺気と色気には、男も女も惚れずにはいられない。

共演陣にもハリウッドの一級キャストが揃った。『スーパーマン リターンズ』(06/ブライアン・シンガー監督)、『ラスベガスをぶっつぶせ』(08/ロバート・ルケティック監督)の若手人気女優ケイト・ボスワースが、戦士と恋に落ちる勝ち気なヒロインをアクティブに体現。『英国王のスピーチ』(10/トム・フーパー監督)での味わい深い助演が忘れがたい名優ジェフリー・ラッシュは、毒舌家の酔いどれ男として登場し、後半にあっと驚く“変身”を披露して豪快な見せ場を作る。さらに香港映画最盛期の武侠スターとして一世を風靡し、『男たちの挽歌』(86/ジョン・ウー監督)でも名高いティ・ロンが、暗殺集団の首領を演じているのもファンには嬉しいサプライズだ。

また『アバター』(09/ジェームズ・キャメロン監督)、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(11/ルパート・ワイアット監督)でハリウッドに映像革命をもたらし続けるWETAデジタル社がVFXを手がけ、美術や視覚効果には『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『アリス・イン・ワンダーランド』(10/ティム・バートン監督)などの大ヒット作に携わったスタッフが参加。西部劇らしい郷愁とペーソス、おとぎ話のような詩情が入り混じったユニークな世界観をビジュアル化した。とりわけ作りかけの巨大観覧車がそびえ立ち、紅き朝日と夕陽に照らされた砂漠の町の情景は、この上なく観る者に鮮烈なインパクトを与えるに違いない。そして日本からは『GANTZ』前後編(10・11/佐藤信介監督)を手がけた気鋭のアクション監督、下村勇二が参戦。パワフルな戦闘スタイルを映画に注入し、ハリウッド進出を果たした。

暗殺集団“悲しき笛”に属するその寡黙な戦士(チャン・ドンゴン)は、幼い頃から厳しい修行に明け暮れ、人生のすべてを闘いに捧げて生きてきた。ついに最強の刺客を打ち倒した彼は、敵対勢力を皆殺しにするという目的を達成するが、最後のひとりをどうしても殺めることができない。

その最後の標的とは、乳母車で無邪気に笑う赤ん坊だったのだ。かくして戦士は、敵一族の姫君である赤ん坊を背負って長い旅に出る。それは“悲しき笛”を敵に回すことを意味する掟破りの行為だった。

森を抜け、船で海を渡った戦士は、旧友が住んでいるはずの異国の町ロードにたどり着く。ゴールドラッシュの熱狂も過ぎ去り、すっかりうらぶれたロードは、砂漠に建設中の観覧車がそびえ立つ小さな町だ。旧友がすでに死んだと聞かされた戦士は、他に行く宛もなく、旧友が経営していたクリーニング店を引き継ぐことに。

人口わずか50人のロードに子連れの戦士を迎え入れたのは、サーカス団を率いるエイトボール(トニー・コックス)、ナイフ投げのじゃじゃ馬美女リン(ケイト・ボスワース)、酔いどれ男ロン(ジェフリー・ラッシュ)など、ひと癖もふた癖もある住民たち。天涯孤独の戦士はこの町に奇妙な居心地のよさを感じ、ぎこちなく赤ん坊を育てながら日々の仕事に勤しんでいく。それは長らく殺しの掟に縛られてきた戦士にとって、初めて経験する人間らしい生活だった。

戦士にクリーニング店の共同経営を提案したリンは、ある悲惨な過去を引きずっていた。あどけない少女だった頃、冷酷な大佐(ダニー・ヒューストン)に最愛の家族を殺され、自らも生死の境をさまよったのだ。それ以来、大佐への復讐を誓ったリンは、謎めいた孤高の戦士に武術の指導を請う。やがてクリスマスが訪れ、ロードの住民たちが酒と歌に酔いしれる中、砂漠でダンスを踊った戦士とリンは初めてのキスを交わすのだった。

ところがその夜、大佐率いるならず者一味が突然ロードに現れ、無法の限りを尽くす。娼婦に成りすまして大佐に接近したリンは復讐の機会をうかがうが、逆に囚われの身になってしまう。必殺剣の封印を解いた戦士は、目にもとまらぬ立ち回りでリンを救出するが、その剣の啼き声は戦士の抹殺をもくろむ“悲しき笛”の首領(ティ・ロン)の耳にも届いた。

一度撤退した大佐一味の報復攻撃が迫る中、戦士のもとで結束を強めたロードの住民たちは、命懸けの闘いを決意する。エイトボールは万一の危急に備えて隠しておいた銃器とダイナマイトを墓場から掘り起こし、かつて凄腕の強盗として名を馳せたロンはライフルを携えて観覧車のてっぺんに陣取った。そして戦士はロードの正門に単身仁王立ちし、大軍を率いて押し寄せてきた大佐を迎え撃つ。

果たして非情な宿命を背負った戦士は、この絶体絶命の危機を生き抜き、愛する者たちを守ることができるのか。ついにロードの住民と大佐一味の全面戦争が勃発し、砂漠の大地に轟音が響き渡ったそのとき、恐るべき“悲しき笛”の魔手が戦士に迫っていた……。

1972年、韓国・ソウル生まれ。韓国芸術総合学校演劇科を中退後、MBC21期公開採用タレント試験に合格し、90年のTVドラマ「われらの天国」でデビュー。以降、「イヴのすべて」(2002)などの数多くのドラマや『敗者復活戦』(97/イ・グァンフン監督)、「NOWHERE ノーウェアー」(99/イ・ミョンセ監督)、「アナーキスト」(00/ユ・ヨンシク監督)といった映画に出演。韓国で記録的な大ヒットとなった『友へ チング』(01)で、本格的な映画スターとして広く認知された。日韓合作映画『ロスト・メモリーズ』(01)では仲村トオルと共演し、『コーストガード』(01・未)では鬼才キム・ギドクとの異色のコラボレーションに挑戦。カン・ジェギュ監督が巨費を投じた『ブラザーフッド』(04)では、共演のウォンビンとともに、朝鮮戦争に引き裂かれていく兄弟の絆を熱演した。その後は中国・日本・韓国の3ヵ国合作映画『PROMISE プロミス』(05)、アクション大作『タイフーン TYPHOON』(05)、大統領という役どころをユーモラスに演じた『グッドモーニング・プレジデント』(09)に出演。再びカン・ジェギュと組んだ感動大作『マイウェイ 12,000キロの真実』(11)では、オダギリジョーとの初共演が実現した。

1983年、ロサンゼルス生まれ。ロバート・レッドフォード監督作品『モンタナの風に抱かれて』(98)で映画デビューを飾る。その後、いったん学業に専念するが、『タイタンズを忘れない』(00/ボアズ・イェーキン監督)で女優業を再開。サーフィンを題材にした青春映画『ブルークラッシュ』(02/ジョン・ストックウェル監督)で初めての主演を務め、ハリウッドの若手有望株として注目を集めた。それ以降はSFアクション超大作『スーパーマン リターンズ』(06/ブライアン・シンガー監督)でヒロインのロイス・レインを演じるなど、着実にキャリアを積み重ねている。そのほかの主な出演作は『ルールズ・オブ・アトラクション』(02/ロジャー・エイヴァリー監督)、『ワンダーランド』(03/ジェームズ・コックス監督)、『ビヨンドtheシー ~夢見るように歌えば~』(04/ケヴィン・スペイシー監督)、「アイドルとデートする方法」(04/ロバート・ルケティック監督)、『綴り字のシーズン』(05/スコット・マクギー監督)、「ミッシング ~消された記憶~」(07/デヴィッド・オーバーン監督)、『ラスベガスをぶっつぶせ』(08/ロバート・ルケティック監督)、「アナザー・ハッピー・デイ」(11/サム・レヴィンソン監督)など。

1951年、オーストラリア・クイーンズランド州トゥーンバ生まれ。ロンドンで演劇を学び、母国で数多くの舞台に立つ。実在のピアニストに扮した『シャイン』(96/スコット・ヒックス監督)でアカデミー賞®主演男優賞など主要映画賞を総なめにし、一躍世界的な脚光を浴びる存在となった。その後も『恋におちたシェイクスピア』(98/ジョン・マッデン監督)、『クイルズ』(00/フィリップ・カウフマン監督)でオスカー候補となり、『エリザベス』(98/シェカール・カプール監督)ではイギリス・アカデミー賞助演男優賞に輝く。キャプテン・バルボッサ役で全作に出演している『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ(03・06・07・11/ゴア・ヴァービンスキー監督)、アカデミー賞®助演男優賞候補に名を連ねた『英国王のスピーチ』(10/トム・フーパー監督)でも広く知られている。そのほかの主な出演作は『テイラー・オブ・パナマ』(01/ジョン・ブアマン監督)、『ディボース・ショウ』(03/ジョエル・コーエン監督)、『ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方』(04/スティーヴン・ホプキンス監督)、『ミュンヘン』(05/スティーヴン・スピルバーグ監督)、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』(07/シェカール・カプール監督)など。

1962年、イタリア・ローマ生まれ。『アフリカの女王』などの巨匠ジョン・ヒューストンの息子で、女優アンジェリカ・ヒューストンを姉に持つ。『ミスター・ノース/風をはこんだ男』(88)、『コレット・水瓶座の女』(91)などの監督作品を発表したのち、1990年代半ば以降は俳優として活躍。主な出演作には『21グラム』(03/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)、『記憶の棘』(04/ジョナサン・グレイザー監督)、『アビエイター』(04/マーティン・スコセッシ監督)、『ナイロビの蜂』(05/フェルナンド・メイレレス監督)、『マリー・アントワネット』(06/ソフィア・コッポラ監督)、『トゥモロー・ワールド』(06/アルフォンソ・キュアロン監督)、『キングダム/見えざる敵』(07/ピーター・バーグ監督)、『ナンバー23』(07/ジョエル・シューマカー監督)、『30デイズ・ナイト』(07/デヴィッド・スレイド監督)、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(09/ギャビン・フッド監督)、『ロビン・フッド』(10/リドリー・スコット監督)、『復讐捜査線』(10/マーティン・キャンベル監督)などがある。

1958年、アラバマ州ユニオンタウン生まれ。ドラマーになる夢を諦めたのち、俳優を志してロサンゼルス の演劇学校に入学。低身長症のハンデキャップを強みに変え、『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』(83/リチャード・マーカンド監督)とそのスピンオフ作品『イウォーク・アドベンチャー』(84/ジョン・コーティ監督)でイウォーク族を演じるなど、個性派俳優として数多くの映画に出演している。そのほかの主な出演作は『バード』(88/クリント・イーストウッド監督)、「グーリーズ/肉体の小悪魔」(93/ジム・ウィノースキー監督)、「ブランクマン・フォーエヴァー」(94/マイク・バインダー監督)、『friday』(95/F・ゲイリー・グレイ監督)、『バッドサンタ』(03/テリー・ツワイゴフ監督)、「ブレイカーズ・ラッシュ」(04/ケネス・ガーティン監督)、「最‘愛’絶叫計画」(06/アーロン・セルツァー監督)、『鉄板英雄伝説』(07/ジェイソン・フリードバーグ監督)、「俺たちヒップホップ・ゴルファー」(07/ドン・マイケル・ポール監督)など。

1946年、香港生まれ。1968年にショウ・ブラザーズの俳優養成所に入り、名匠チャン・チェと組んだ「新・片腕必殺剣」(71)、「ブラッド・ブラザース」(73)など数多くの武術映画に出演。1985年に同社を離れるまでに80本以上の映画に出演し、黄金期の香港映画界を盛り立てた。一時の低迷期を抜け出し、ジョン・ウー監督の『男たちの挽歌』(86)で台湾金馬奨の主演男優賞を獲得。その後の主な出演作には『男たちの挽歌Ⅱ』(87/ジョン・ウー監督)、「野獣たちの掟」(88/イー・トンシン監督)、「タイガー・オン・ザ・ビート」(88/ラウ・カーリョン監督)、「ワイルド・ヒーローズ/暗黒街の狼たち」(89/ジョン・ウー監督)、『九龍大捜査線』(93/デヴィッド・ラム監督)、『酔拳2』(94/ラウ・カーリョン監督)、『流星』(99/ジェイコブ・C・L・チャン監督)、『三国志』(08/ダニエル・リー監督)などがある。

1995年にニューヨーク大学の映画コースを卒業。韓国国際大学芸術学部の創設メンバーとなり、自ら教鞭を執る。韓国で数多くの長編映画の脚本執筆を手がけて映画賞にも輝き、エンターテインメント業界で尊敬を勝ち得た。また自ら監督&脚本を務め、膨大な数の短編映画を発表。製作&脚本を担当した長編インディペンデント映画“Sunday Seoul”は、2004年バンクーバー国際映画祭で審査員特賞を受賞している。『決闘の大地で』で長編監督デビューを果たし、今後の国際的な活躍が期待されている新鋭である。

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品番:BBXN-1087
発売日:2012/08/02
価格:4,700円(税抜)
画面:16:9スコープサイズ
字幕:日本語字幕
音声:1.オリジナル〈英語〉ドルビーTrueHD5.1CH
公開日:2012年04月公開
製作国:米・韓・新
製作年:2010

特典
<予定>
●劇場予告編
●オリジナル予告篇
●メイキング&インタビュー
●未公開シーン
【初回限定】
チャン・ドンゴン ポストカード封入


商品詳細

品番:BBBN-1088
発売日:2012/08/02
価格:3,800円(税抜)
画面:16:9スコープサイズ
字幕:日本語字幕
音声:1.オリジナル〈英語〉ドルビーデジタル5.1CH
公開日:2012年04月公開
製作国:米・韓・新
製作年:2010

特典
<予定>
●劇場予告編
●オリジナル予告篇
●メイキング&インタビュー
●未公開シーン
【初回限定】
チャン・ドンゴン ポストカード封入

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