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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

海辺に建つ一軒家を舞台に、時を超えて届く手紙を通じて心を通わせていく男女の切ない物語を、みずみずしく透明感あふれる繊細な映像と美しい音楽で描き、2000年に韓国で一大旋風を巻き起こしたイ・ヒョンス監督の珠玉のラブストーリー『イルマーレ』。2006年にはキアヌ・リーヴス、サンドラ・ブロック主演によりハリウッドでリメイクされた。そのイ・ヒョンス監督が、実に11年ぶりに待望の新作『青い塩』を完成させて。スタイリッシュなソウルの夜景や、プサンの美しい塩田風景を背景に、年齢も環境も異なる男女が料理を通じて惹かれ合う、新たな愛の物語が至高の映像美で綴られる。

ソウルで伝説のヤクザとして恐れられたドゥホンは、組長を退いて足を洗い、母の故郷プサンに移り住んだ。自分がヤクザになったことで辛い思いをさせたなき母を偲び、海辺に食堂を開いて静かに暮らすつもりだった。料理学校に通い始めたドゥホンは、そこでセビンという若い女と出会う。無愛想だが料理上手なセビンは、実は元射撃選手。今では地元ヤクザの便利屋となり、ドゥホンを監視するために近づいたのだった。少しずつ打ち解けていく二人だったが、やがてセビンはドゥホンを殺すように命じられる。セビンの素性を知りながらも、今まさに殺し屋に身を落とそうとしているセビンの未来を守るため、ドゥホンは再びヤクザの世界に戻り、正体不明の強敵に立ち向かう

は、そもそも非常に大胆な企画。しかも、現代の映画界が誇る最高の女優メリル・ストリープがサッチャーを演じるというのだから、注目を浴びないわけはない。外から寄せられる高い期待を裏切らず、アメリカ人のストリープは微妙なイギリス英語のアクセントを確実にこなし、若い時から晩年まで幅広い時期にわたって、このひとりの人物を見事に演じてみせた。アカデミー賞ノミネート最多16回という前人未到の記録を持ち、受賞を2度していたストリープが、この作品でついに3度目の受賞となった。対する夫役デニスを演じるのは、同じくアカデミー賞俳優ジム・ブロードベント。

天才女優がもつ潜在性をすべて引き出してみせたのは、ストリープ主演の「マンマ・ミーア!」を、世界的ヒットに導いた女流監督フィリダ・ロイド。オペラや舞台で知られてきた彼女は、今回、まったく新しい領域で改めて才能を発揮してみせた。脚本は、アビ・モーガン。舞台で長い経験をもつが、今年の賞レースで話題騒然の映画『SHAME—シェイムー』の脚本も手がけた、今注目の女性ライターだ。女性フイルムメーカーたちが語るこの物語は、決して政治家の伝記ではない。この映画は、ラブストーリーでもあり、一番高いところまで上りつめた人間がパワーを失うというのはどういうことなのかを描く「女性版リア王」でもあるのだ。

人はみな、ひとりで生まれてきて、ひとりで死んでいく。どんな偉業を達成した人物であっても、それだけは変わらない。“鉄の女”も、今、その孤独に気づく。誇り高き女が心の中で流す涙に、我々も思わず涙せずにはいられない。感動の人間ドラマが、またひとつ誕生した。

夫は他界、子供たちは独立し、ひとり静かに晩年を送るマーガレット・サッチャー。夫の遺品を整理する決心がつかないマーガレットは、8年目にして、ついにある決意をした。夫デニスは、今もまだマーガレットの幻想の中に存在する。時には朝食の食卓に現れたり、子供たちの昔のビデオを一緒に見たり、彼はいつだってそばにいるのだ。自叙伝に旧姓でサインしてしまったマーガレットは、ふと過去を振り返る。夫と出会う前、夫との出会い、結婚生活、そして、“鉄の女”の名で知られた政治家としての人生をー。
マーガレット・ロバーツは、小さな雑貨店を営むアルフレッド・ロバーツの娘に生まれる。町民議会で演説する父の姿を見て育ったマーガレットは、オックスフォード大学を卒業すると、政治家を目指す。だが、下院議員選挙に立候補し、落選。落ち込んでいる彼女に声をかけたのは、かねてから彼女に好意をもってた青年デニス・サッチャーだった。突然のプロポーズに驚くマーガレット。彼のことは愛しているが、「料理や育児や掃除だけじゃなく、人生にはもっと大切なことがある。私は食器を洗って一生を送りたくはない」と、専業主婦にはならない意志をはっきりと告げる彼女に、デニスは「だから君と結婚したいんだよ」と優しく微笑む。

男の子と女の子の双子に恵まれ、幸せな家庭を築くマーガレット。政治へも意欲を注ぎ続ける彼女は、ついに下院議員に当選した。国会議事堂に向けて車を出発させる母を、幼い子供たちは悲しそうに見送る。国会議事堂は、文字通り男社会だった、スーツを着た男性の中で、ただひとり、パンプス姿。だが、彼女は決して負けてはいない。やがて教育科学相に任命されたマーガレットは、ヒース内閣が総選挙で破れると、保守党党首選への出馬を決意。朝食を作っている時にそう告げられて、デニスも娘のキャロルも複雑な気持ちを隠せない。

「私はたぶん当選しない。でも。立候補することで党に揺さぶりをかけたい」そう決意したマーガレットに党内のエアリー・ニーブ議員らが力を貸し、髪型から発声法まで研究。成果が実り、党首に当選する。79年には保守党を総選挙で勝利に導き、英国史上初の女性首相が誕生した。

だが、彼女を待ち受ける環境は、決して温かくなかった。英国は、1934年以来の高い失業率と不況に苦しんでいる。にも関わらず、マーガレットは支出削減政策を推進し、反感を買う。一方で、IRAはテロ攻撃を仕掛けてくる。
そんな時、アルゼンチンがフォークランド諸島に侵攻した。国内外の慎重派を押し切って、マーガレットはすぐにイギリス軍を出動させる。戦死者の名前が届き始めると、マーガレットは遺族に自ら手紙を書いた。母である彼女は、子供を亡くした親の気持ちが真から理解できるのだ。

英軍は、見事勝利をおさめ、英国の嫌われ者だったマーガレットは、たちまちカリスマ的リーダーとなる。経済の立て直しも軌道にのり、3度目の総選挙も勝ち抜き、怖いものなしのマーガレットは、個人の収入に関わらず課せられる税金「人頭税」を提案、国民の怒りと、党内の分裂を招く。そんな状況を受けて、彼女の理解者だった副首相ジェフリー・ハウが辞任。マーガレット自身はまだまだ続投する気でいるが、党内の大臣たちが次々と「あなたは勝てない」と、聞きたくない事実を告げてくる。「ただ、世界をよくしたいと思った」“鉄の女”にも、引き時がやって来たのだ。

現在のロンドン。過去の栄光と挫折を思い返しながら、夫デニスのスーツを手にとる。そして初めてあるひとつの疑問が彼女の心をよぎる。「あなたは幸せだった?」とー。

1949年、米ニュージャージー生まれ。
オスカーノミネート最多記録を誇る、今日の映画界で最も尊敬される女優。『クレイマー、クレイマー』 (79)でオスカー最優秀助演女優賞、『ソフィーの選択』(82)で最優秀主演女優賞に輝いている。ヴァッサー大学を優秀な成績で卒業し、奨学金を得てイェール大学でドラマを学ぶ。卒業後、ニューヨークに移住。わずか3年でボロードウェイ・デビューを果たし、TVシリーズ「ホロコーストー戦争と家族—」(78)でエミー賞を受賞した。映画デビューは77年の『ジュリア』。翌年の『ディア・ハンター』で、オスカーに初ノミネート。その後、『フランス軍中尉の女』(81)、『シルクウッド』(83)、『愛と哀しみの果て』(85)、『黄昏に燃えて』(87)、『クライ・

イン・ザ・ダーク』(88)、『ハリウッドにくちづけ』(90)、『マディソン郡の橋』(95)、『母の眠り』(98)、『ミュージック・オブ・ハート』(99)、『アダプテーション』(02)、『プラダを着た悪魔』(06)、『ダウト〜あるカトリック学校で〜』(08)、『ジェリー&ジュリア』(09)でノミネートされる。
慈善活動にも力を入れ、98年に消費者保護団体“マザーズ・アンド・アザーズ”を共同設立。同団体は、農業規制の見直し、地元産自然食品の供給促進などを行うもの。また女性の人権保護を推進する“イクオリティ・ナウ”や、“ウィメン・フォー・ウィメン”貧困地域に医療を提供する“パートナーズ・イン・ヘルス”などの団体を支援している。ヴァッサー大学、および米国芸術文学アカデミーの理事を兼任。またフランス政府より芸術文化勲章コマンドゥールを、全米映画協会からは功労賞を授与されている。10年には、オバマ大統領よりアメリカ国民芸術勲章を授与された。彫刻家の夫との間に4人の子供をもつ。

1949年、英リンカンシャー生まれ。
イギリスを代表する個性派俳優。ロンドンの音楽演劇芸術アカデミーで学び、舞台でキャリアをスタート。『ムーランルージュ』(01)とTV用映画「Longford」(06)で英国アカデミー賞、『トプシー・ターヴィー』(99)でベネチア映画祭男優賞に輝いている。さらに、『アイリス』(01)でオスカー助演男優賞を受賞。マイク・リー作品の常連で、日本公開された『家族の庭』(10)をはじめ、『ヴェラ・ドレイク』(04)、『トプシー・ターヴィー』(99)、『ライフ・イズ・スイート』(91)などに主演。そのほかの代表作に、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(08)、『ハリー・ポターと死の秘宝』(10)、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(09)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(08)、『ナルニア国物語第1章/ライオンと魔女』(05)、『ブリジット・ジョーンズの日記』(01)、『ムーランルージュ』(01)、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(01)、『アベンジャーズ』(98)、『リチャード三世』(95)、『ブロードウェイと銃弾』(94)など。

1987年、英ウェールズ生まれ。
10代の頃からウェールズのテレビドラマに出演し、やがてウェールズのナショナル・ユース・シアターのメンバーとなる。王立演劇学校在学中よりテレビシリーズ「Being Human」(11)テレビ映画「The Suspicions of Mr. Whicher」(11)などに出演。11年、「スクリーン・インターナショナル」紙から“明日のスター”のひとりに選ばれた。これから公開される出演作品に『Private Peaceful』、イアン・ソフトリー監督の『Trap for Cinderella』、ジョー・ライト監督、キーラ・ナイトレイ主演の『Anna Karenina』がある。

1983年、英ロンドン生まれ。
オックスフォード大学を05年に卒業。名作家チャールズ・ディケンズの子孫に当たる。15歳の時スカウトされて以来、舞台、テレビ、映画で幅広く活躍。最近では、ケイリー・ジョージ・フクナガ監督、ミア・ワシコウスカ主演の『ジェーン・エア』(11)に出演した。また、アメリカで人気放映中のHBOテレビドラマ「Game of Thrones」(11)にも出演している。イギリスでのデビューは、イアン・マッケラン、ダニエル・ラドクリフらと共演した「デビッド・コッパーフィールド」(99)。その他のTV出演番組に「Vital Signs」(06)、「ロビン・フッド」(06-07)、 「The Devil’s Whore」(08)、「Taking the Flak」(09)など。

1974年、英ノーフォーク生まれ。
舞台、映画、ラジオ、テレビで幅広く活躍する女優。最近では『Tyannosaur』(11)に出演、11年のサンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞したほか、英国インディペンデント映画祭にもノミネートされた。その他の出演映画に『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(07)など。
数々の人気テレビ番組に出演し、イギリスではおなじみの顔。テレビの代表作には「ピープ・ショー ボクたち妄想族」(03-10)、「Beautiful People」(08-09)、「おーい、ミッチェル!はーい、ウェッブ!!」(06-08)、「Green Wing」(04-06)などがある。

1961年スコットランド。エジンバラ生まれ。
ニコール・キッドマンと共演した舞台劇「The Blue Moon」で、栄誉あるローレンス・オリヴィエ賞にノミネート。最近の出演作した映画に、マイケル・ケイン主演の『Harry Brown』(09)がある。その他の出演作に『バイオハザードII アポカリプス』(04)、『バイオハザードIII』(07)、『キングダム・オブ・ヘブン』(05)、『トゥームレイダー』(01)、『ローゼンクランツとギンデンスターンは死んだ』(90)、『愛は霧のかなたに』(88)など。 テレビでも活躍。イギリスでも数々の人気ドラマに出演してきたが、現在はアメリカ、HBOのドラマ「Game of Thrones」に出演している。

1954年、英ロンドン生まれ。
アメリカの人気テレビ「パフィ〜恋する十字架〜」(09-03)にレギュラー出演。イギリスのテレビ作品には「Merlin」(08-11)、「Free Agent」(07、09、11)、「Little Britain」(03-06)、「Manchild」(02-03)などがある。映画作品に、ウディ・アレンの『スクープ』(06)、『四角い恋愛関係』(05)など。次回作はニコラス・ケイジ主演の『Ghost Rider:Spirit of Vengeance』。歌唱力にも恵まれ、舞台ミュージカルに出演したほか、バンド“トゥー・ウェイ”のメンバーとしてアルバムもリリースしている。

1957年、スワジランド生まれ。
『ゴスフォード・パーク』(01)の主要キャストの一員として、映画俳優組合賞を受賞。その他の代表作に『ペネロピ』(06)、『悪魔のくちづけ』(97)、『十二夜』(96)、『ある貴婦人の肖像』(96)、『プレタポルテ』(94)、『L.A.ストーリー/恋が降る街』(91)、『ハドソン・ホーク』(90)、『ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女』(90)など。監督、脚本を手がけた『Wah-Wah』(05)で英国インディペンデント映画賞のダグラス・ヒコックス賞をノミネート。テレビの出演作に「アガサ・クリスティー ミス・マープル3復讐の女神」(07)、「Dr. Who : Scream of Shalka」(03)、「ミラクル・メーカー 奇跡を起こした人 イエスの物語」(00)など。

1957年、英ブリストル生まれ。 映画監督デビューは、メリル・ストリープ主演『マンマ・ミーア』(08)。同作品は全世界で6億ドルの大ヒットとなり、英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。この映画のDVDは、イギリスで史上最高の売上記録を誇っている。 バーミンガム大学を卒業後、BBCでテレビドラマの製作にたずさわり、以後、舞台演出家として活躍。ロイドが演出した舞台ミュージカル「マンマ・ミーア!」は、ロンドンのウエストエンドでデビュー、ブロードウェイに移って、現在もロングラン上映されている。09年には「メアリー・スチュワート」を演出、トニー賞にノミネートされた。オペラ作品も手がけており、06年にはロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞。また、10年には、大英国勲章第三位の称号をエリザベス2世より与えられた。

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品番:BBXF-2031
発売日:2012/09/04
価格:4,700円(税抜)
画面:16:9(スコープサイズ) 1080p High Definition
字幕:
1.日本語字幕
2.日本語字幕(手書き風フォント)
3.日本語字幕(デカ字幕)
4.吹替用字幕
音声:
1.英語(dts-HD Master Audio 5.1ch) 2.日本語(dts-HD Master Audio 2.0ch)
公開日:2012年03月公開
製作国:イギリス
製作年:2011

【初回生産限定】
◆豪華アウターケース+ブックレット封入

【特典映像】
◆メイキング・ドキュメンタリー(23分)
◆メイキング集(9項目/40分)
◆Blu-ray限定 メリル・ストリープ&フィリダ・ロイド監督 来日記者会見映像(10分)
◆予告編集(オリジナル版予告編、日本版特報、日本版予告編)
◆キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)
◆プロダクション・ノート(静止画)


商品詳細

品番:BBBF-8767
発売日:2012/09/04
価格:3,800円(税抜)
画面:16:9LB(スコープサイズ)
字幕:
1.日本語字幕
2.日本語字幕(デカ字幕)
3.吹替用字幕
音声:
1.英語(5.1chサラウンド)
2.日本語吹替(2.0chステレオ)
公開日:2012年03月公開
製作国:イギリス
製作年:2011

【初回生産限定】
◆豪華アウターケース+ブックレット封入

【特典映像】
◆メイキング・ドキュメンタリー(23分)
◆メイキング集(9項目/40分)
◆予告編集(オリジナル版予告編、日本版特報、日本版予告編)
◆キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)
◆プロダクション・ノート(静止画)


商品詳細

品番:BBBF-8768
発売日:2012/09/04
価格:3,800円(税抜)
画面:16:9LBビスタサイズ
字幕:日本語字幕
音声:英語(2.0chステレオ)
製作国:イギリス
製作年:2011


商品詳細