警察学校を卒業したジョナス(カーティス“50セント”ジャクソン)が、幼なじみの同期生A.D.(マルコム・グッドウィン)、ルーカス(ライアン・オナン)とともにNYPDの同じ分署に配属された。15年前に警官だった父親を目の前で何者かに殺されたトラウマを引きずるジョナスは、かつては筋金入りのワルだったが、父親の遺志を継ぐようにこの世界に足を踏み入れたのだ。
ところがジョナスらは出勤初日から思わぬ洗礼を受ける。教育係としてコンビを組んだ先輩警官たちはことごとく法を遵守せず、人種差別的な発言を連発。とりわけジョナスの教育係のラルー警部補(フォレスト・ウィテカー)はドラッグ常用者で、朝っぱらから異様な目つきでジョナスを威圧する。
さらに父親の元相棒のサルコーネ警部(ロバート・デ・ニーロ)は、自らが経営するバーや売春宿で子飼いの警官たちを堕落させ、ドラッグ・ディーラーたちから上納金を巻き上げていた。ジョナスはNYPDのどす黒い実態に驚きながらも、サルコーネとラルーの教えに従って闇仕事をこなし、次第に彼らの信頼を勝ち得ていく。
そんなある日、サルコーネからドラッグの売上金回収の仕事を与えられたジョナスは、売人の自宅に乗り込んでいく。しかし彼がそこで売人から聞かされたのは、耳を疑うような話だった。実はサルコーネとラルーは、クイーンズの裏社会を牛耳る麻薬王バエズ(ペドロ・アルメンダリス・Jr.)と結託しているというのだ。その夜、自分を更生させてくれた恩人の女性リディア(ダナ・デラニー)と会ったジョナスは、さらに衝撃的な事実を知らされる。今は亡きリディアの夫のベッキオ検事補は、かつてジョナスの父親の協力を得てNYPDの腐敗を告発しようとしたが、志半ばで失敗。そのためジョナスの父親はサルコーネに裏切り者と見なされ、抹殺されたのだという。
父親の死をめぐる恐るべき真実を知ったジョナスは復讐を決意し、サルコーネ、ラルー、バエズの悪のトライアングルの分断を試みる。しかし親友のA.D.やルーカスと対立し、切なる想いを寄せる元恋人シン(アナベル・アコスタ)とのすれ違いにも悩むジョナスは、予期せぬ試練に見舞われていく。人生最大の決断を迫られたジョナスは、いかにして憎き巨悪サルコーネへの復讐を果たすつもりなのか……。

ニューヨーク・クイーンズ出身の青年ジョナスは、ストリート・ギャングから足を洗ってニューヨーク市警(NYPD)の警官となった。そんな彼を待ち受けていたのは、想像を絶するほど腐敗しきった警察内の汚れた実態。今は亡き父親の元相棒であるサルコーネ警部に目をかけられたジョナスは、サルコーネが仕切るドラッグ・ビジネスに加担し、自らも悪に染まっていく。しかしある日、父親の謎めいた死の真相を知ったジョナスは、サルコーネに反旗を翻し、たったひとりで巨悪との命懸けの闘いに身を投じていく……。
警察学校を卒業し、NYPDの一員となった若きルーキー警官を主人公にした『フリーランサー NY捜査線』は、社会の治安と市民の安全を守るはずの警察組織の深い闇に切り込んだクライム・アクションである。私欲と不正にまみれた悪徳警官たちの壮絶なエピソードの数々は、シドニー・ルメット監督、アル・パチーノ主演による社会派映画『セルピコ』(73)、デンゼル・ワシントンが初のアカデミー主演男優賞に輝いた『トレーニング・デイ』(01)といった過去の傑作を、観る者に連想させずにおかない。物語が進むにつれて明らかになる陰謀の構図、虚々実々の駆け引きと裏切りのサスペンス、そして魅惑的な匂いさえ漂わせる“悪”の魔力。日本でも警察の呆れ返るような失態のニュースが報じられる昨今、荒唐無稽なフィクションと見過ごすわけにはいかない戦慄のポリス・ストーリーがここに誕生した!
NYPD内部に巣食う“悪のピラミッド”の頂点に君臨するサルコーネ警部を演じるのは、泣く子も黙る名優ロバート・デ・ニーロである。法の遵守などそっちのけで、こともあろうに地元の犯罪組織のボスと結託し、麻薬ビジネスに心血を注ぐサルコーネは、まさに究極の悪の権化。理想に燃えてNYPDに配属された若手警官たちを、金と女とドラッグでまんまとたらし込み、己の忠犬として飼い慣らしていく極悪刑事を、凄みたっぷりのカリスマ的な存在感で体現している。
サルコーネの部下としてNYPDの過酷な現実を目の当たりにしていく新人警官ジョナスを演じるのは、ヒップホップ界のスーパースターであり、俳優としても精力的に活動している50セント。自伝的な映画主演デビュー作『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』(05)でも描かれた通り、50セントは音楽界で成功する前、ドラッグ・ディーラーだった母親を殺害され、自身も十代前半にして麻薬の売人になった経歴を持つ。本作はそんな波瀾万丈の人生を歩んできた50セントが、プロデューサーと出演を兼任して実現させた入魂の企画でもある。
またサルコーネの片腕であるジャンキー刑事、ラルーを演じるのはフォレスト・ウィテカー。『ラストキング・オブ・スコットランド』(06)でアカデミー主演男優賞を受賞した大物俳優が、常人離れした怪優ぶりを遺憾なく発揮し、ただならぬ緊迫感を映画に吹き込んでいる。
1975年、ニューヨーク市生まれ。少年時代にドラッグ・ディーラーの母親を亡くし、自らも麻薬売買に手を染める。1999年にコロムビア・レコードと契約し、シングル「How To Rob」を発表。その後、銃撃事件のトラブルに巻き込まれて一時は危機的状況に陥るが、エミネムにラッパーとしての才能を高く評価され、2003年のメジャー・デビューアルバム「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン」が爆発的なセールスを記録した。こうしてヒップホップ界のスーパースターに成り上がる一方、自らの半生に基づくバイオレンス・ドラマ『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』(05/ジム・シェリダン監督)で映画主演デビュー。現在に至るまで俳優業にも精力的に取り組んでいる。主な出演作は『勇者たちの戦場』(06/アーウィン・ウィンクラー監督)、『ボーダー』(08/ジョン・アヴネット監督)、『恋とニュースのつくり方』(10/ロジャー・ミッチェル監督)、『ロシアン・ルーレット』(10/ゲラ・バブルアニ監督)、『GUN[ガン]』(10・未/ジェシー・テレロ監督)、『トゥエルヴ』(10・未/ジョエル・シューマカー監督)、『セットアップ』(11/マイク・ガンサー監督)、『キリング・ショット』(11/アーロン・ハーヴィー監督)、『ブラッド・アウト』(11・未/ジェイソン・ヒューイット監督)、『ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い』(11/デヴィッド・バレット監督)など。
1943年、ニューヨーク市生まれ。少年時代から俳優を夢見て演技の学校に通い、ステラ・アドラ-らの指導を受ける。駆け出し時代にブライアン・デ・パルマ監督とコンビを組み、マーティン・スコセッシ監督作品『ミーン・ストリート』(73)で鮮烈な存在感を発揮。続いてフランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザーPARTⅡ』(74)で若き日のコルレオーネを演じてアカデミー助演男優賞に輝き、再びスコセッシと組んだ『タクシードライバー』(76)における狂気に満ちた主人公トラヴィス役で実力派俳優の地位を揺るぎないものにした。その妥協なき演技への姿勢は“デ・ニーロ・アプローチ”と呼ばれ、『レイジング・ブル』(80/M・スコセッシ監督)で初のアカデミー主演男優賞を受賞。監督作に『ブロンクス物語/愛につつまれた街』(93)、『グッド・シェパード』(06)がある。そのほかの主な出演作はスコセッシと組んだ『キング・オブ・コメディ』(83)、『グッドフェローズ』(90)、『ケープ・フィアー』(91)、『カジノ』(95)のほか、『ディア・ハンター』(78/マイケル・チミノ監督)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84/セルジオ・レオーネ監督)、『恋におちて』(84/ウール・グロスバード監督)、『ミッション』(86/ローランド・ジョフィ監督)、『アンタッチャブル』(87/B・デ・パルマ監督)、『ミッドナイト・ラン』(88/マーティン・ブレスト監督)、『レナードの朝』(90/ペニー・マーシャル監督)、『フランケンシュタイン』(94/F・F・コッポラ監督)、『ヒート』(95/マイケル・マン監督)、『ミート・ザ・ペアレンツ』(00/ジェイ・ローチ監督)など。近年も『昼下がり、ローマの恋』(11/ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督)、『キラー・エリート』(11/ゲイリー・マッケンドリー監督)、『レッド・ライト』(12/ロドリゴ・コルテス監督)、アカデミー助演男優賞にノミネートされた『世界にひとつのプレイブック』(12) などで多彩な役をこなしている。
1961年、テキサス州ロングビュー生まれ。学生時代をカリフォルニアで過ごし、本格的に俳優の道を志す。映画デビュー作は『初体験/リッジモンド・ハイ』(82/エイミー・ヘッカリング監督)。その後は『プラトーン』(86/オリヴァー・ストーン監督)などの脇役で存在感を発揮し、サックス奏者チャーリー・パーカーに扮したクリント・イーストウッド監督作品『バード』(88)でカンヌ国際映画祭男優賞に輝き、その実力を広く知らしめた。悪名高きウガンダの大統領イディ・アミンを圧倒的な迫力で演じた『ラストキング・オブ・スコットランド』(06/ケヴィン・マクドナルド監督)では、アカデミー主演男優賞を初受賞するなど同年の映画賞を総なめにした。『ため息つかせて』(95)、『微笑みをもう一度』(98)などの監督作も発表している。そのほかの主な出演作は『クライング・ゲーム』(92/ニール・ジョーダン監督)、『ゴースト・ドッグ』(99/ジム・ジャームッシュ監督)、『パニック・ルーム』(02/デヴィッド・フィンチャー監督)、『フォーン・ブース』(02/ジョエル・シューマカー監督)、『バンテージ・ポイント』(08/ピート・トラヴィス監督)、『フェイク・シティ ある男のルール』(08/デヴィッド・エアー監督)、『レポゼッション・メン』(10/ミゲル・サポチニク監督)、『エクスペリメント』(10/ポール・T・シュアリング監督)、『キリング・ショット』(11/アーロン・ハーヴィー監督)など。
ニューヨークで演技を学び、幾つかのTV作品に出演。その後は『アメリカン・ギャングスター』(07/リドリー・スコット監督)、『かけひきは、恋のはじまり』(08/ジョージ・クルーニー監督)などの有名作品に出演するとともに、CM、ミュージック・クリップ、短編映画の監督も務めている。
ジュリア・ロバーツ主演作『食べて、祈って、恋をして』(10/ライアン・マーフィー監督)のほか、数多くの映画や舞台に出演。また脚本家、劇作家として活動するとともに、『Brooklyn Brothers Beat the Best』(11)で監督デビュー。最近では『Chu and Blossom』(13)で製作、脚本、出演を兼任した。
キューバ・ハバナ生まれ。ニューヨークのクイーンズで育ち、ジュリアード学院を卒業して女優、モデル、ダンサーとして活動する。女優としては幾つかのTV作品に出演したのち、『We Made This Movie』(12/ロブ・バーネット監督)の主役を獲得。それ以降もTV作品へのゲスト出演などで活躍している。
1982年、カリフォルニア州ビバリーヒルズ生まれ。主な出演作は『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(07/ティム・ストーリー監督)、『トロン:レガシー』(10/ジョセフ・コシンスキー監督)。TVシリーズ「クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル」ではフォレスト・ウィテカーと共演した。
1956年、ニューヨーク市生まれ。1980年代から数多くの映画、TV作品に出演。主な映画に『グース』(96/キャロル・バラード監督)などがあり、「デスパレートな妻たち」のキャサリン役で広く知られる。最近ではTVシリーズ「ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言」の主役を務めて好評を博している。
1975年、ニューヨーク生まれ。ドミニカ人の両親のもとで育ち、幼い頃から親しんできたヒップホップやビデオカメラの知識を生かして音楽業界で活躍。50セント、エンリケ・イグレシアス、ウィシン&ヤンデル、ドン・オマール、アヴェントゥーラ、ダディ・ヤンキーらのミュージック・クリップの監督を務め、大きな成功を収めた。さらに2003年のサンダンス映画祭に出品された短編『The Clinic』で映画界に進出。『ソウル・プレイン/ファンキーで行こう!』(04・未)で長編デビューを飾り、50セント、ヴァル・キルマーを主演に迎えた『GUN[ガン]』(10・未)も発表している。
品番:BIXF-0075
発売日:2013/07/02
価格:4,700円 (税抜)
画面:16:9[1080P Hi-Def]シネスコサイズ
字幕:1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕
音声:1.英語 DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド
2.日本語 ドルビーデジタル 2.0chステレオ(吹替)
公開日:2013年01月公開
製作国:アメリカ
製作年:2011
【特典映像】(合計約18分予定)
・ビハインド・ザ・シーン
・日本版劇場予告
・オリジナル予告
品番:BIBF-8290
発売日:2013/07/02
価格:3,800円(税抜)
画面:16:9LBシネスコサイズ
字幕:1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕
音声:1.英語 ドルビーデジタル 5.1chサラウンド
2.日本語 ドルビーデジタル 2.0chステレオ(吹替)
公開日:2013年01月公開
製作国:アメリカ
製作年:2011
【特典映像】(合計約18分予定)
・ビハインド・ザ・シーン
・日本版劇場予告
・オリジナル予告