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実際に起きた戦争を題材にしながら、巨大ロボット戦争も描くという前人未到の映像体験を見せてくれる本作。VFXを担当したのはハリウッド映画『ウォンテッド』に参加したロシアのVFXスタジオ、メイン・ロードポスト。ロシア映画史上前例のない圧倒的迫力のロボット・バトルを実現するために1年の製作期間を費やした。彼らがクリエイトした戦闘ロボットたちはどれも、「トランスフォーマー」シリーズや『パシフィック・リム』、そして日本のロボットアニメとは一味もふた味も違う斬新かつ独特なデザインである。そんな戦闘ロボットたちが大暴れするバトル・シーンではロシア軍が全面協力。スホーイ25戦闘機、ソビエト連邦時代に開発された戦車T-72、Mi-24ハインド攻撃ヘリコプターなどのミリタリー・マニアにはたまらないロシア軍兵器が雲霞の如く登場。さらにド迫力の銃撃戦でもAK-74M、PK機関銃、ドラグノフ狙撃銃などのロシア製銃器が大暴れ! ハリウッド映画では堪能することのできない物量作戦により、本物の迫力に満ち溢れた戦争映画のパワーを叩きつけてくれる。驚異的なVFXと本物の兵器による実戦さながらの戦闘シーンを同時に楽しめる本作のもうひとつの見所は、まったく先の読めないストーリー展開。この映画の主人公は戦闘ロボでも兵士でもない。息子を探すために身一つで戦場へと飛び込んで行った母親である。そんな民間人が、銃弾やロケット弾が飛び交う激戦地帯に迷い込んだら……。映画はクセーニアが激戦地帯に入ってからラストまでの1時間半以上に渡り、ひたすら息つく暇のない戦闘の連続。観客はいつしかクセーニアのように戦場に放り出された気分になること確実だ。

まるで、銃弾の飛び交う中を走り抜けるジェットコースターにでも乗せられたような気分になる本作を監督したのはロシア映画界のヒットメーカー、ジャニック・ファイジエフ。しかし、彼は「この映画は愛について、命について描いた映画なんだ」と語っている。世の中、ここまで観客を恐怖のドン底に叩き落とさなければ伝わない愛がある。つまり母と息子の家族愛を描きながら、大迫力の戦争映画、驚異的なVFXのロボット映画、逃げ場のないパニック映画など、あらゆるジャンルが楽しめるゴージャスな映画である。

2008年8月。クセーニアは、モスクワで暮らすは若きシングルマザー。彼女には、幼いひとり息子チョーマがいる。しかし、両親の離婚に心を痛めているチョーマは、寂しさから逃れるため、いつしか空想の世界で、自分にしか見えないロボットたちと遊ぶようになっていた。

そんなある日、クセーニアのもとに元夫であり南オセチアのシダモンタ村で平和維持軍の任務についている軍人のザウールから電話が入る。「息子に会いたいんだ。」 ザウールは、チョーマをシダモンタ村の自然のなかで過ごさせてあげたい、という。しかし、南オセチアはグルジアとの国境近くにあり、いつグルジア軍が侵攻してくるかもしれない危険地帯だ。クセーニアは悩むが、ザウールの説得に負け、チョーマを元夫のもとへ送り出すことにした。

8月7日。チョーマはシダモンタ村へ旅立っていった。その直後、クセーニアに信じられないニュースが飛び込んできた。オセチアにグルジア軍が侵攻してきた。戦争がはじまってしまった…!クセーニアは慌ててザウールに連絡を入れる。しかし、まだグルジア軍の侵攻を知らないザウールはまったく取り合ってくれない。彼女は、自ら南オセチアに潜入し、息子を救出することを決意した。しかし、戦争によって南オセチアに通じる交通機関はストップしてしまっている。やっとの思いで南オセチアに行く無認可バスを見つけた彼女は、チョーマのもとを目指した。 これで、息子のもとへ行ける、と思ったそのとき、突然、グルジア軍の放った対戦車ミサイルがバスに直撃。バスは大破し、乗客の多くが死亡。奇跡的に一命を取り留めたクセーニアは、負傷した身でなおも先を急ぐ。「ここから先は危険だ!」 そんなクセーニアを見かねたロシア軍の偵察部隊の指揮官リョーハは彼女を止めるが、忠告を無視しクセーニアはチョーマのもとに歩き出すのであった。

8月8日。グルジア軍とロシア軍の戦闘は激しくなる一方であった。クセーニアは行く先々でロシア軍や地元民に助けられながら息子のもとに近づこうとしていた。しかし、シダモンタ村に近づけば近づくほど、戦闘は激化。瓦礫だらけとなった町のいたる所に、グルジア軍の戦車や狙撃兵が待ち受けている。これ以上は先に進むことはできない。息子を助けることができるのは私しかいないのに……。そんな彼女の前に再び斥候部隊の指揮官リョーハが現れた。「決して、俺のそばから離れるな」クセーニアの情熱に打たれた彼は、斥候部隊を率いて、彼女を息子のもとまで護衛しようとしてくれたのだ。銃弾の降りそそぐ激戦地帯のなかを駆け抜け、クセーニアは着実に息子のもとへ近づいてきていた…。が、しかし、彼女はチョーマの目にしている常識を超えた事態をまだ知らなかった。そこは、巨大ロボットと軍用兵器が戦闘を繰り広げる、我々の想像を超えた戦場であることを…。

ソヴレメンニク・シアター所属の女優。フォードル・ボンダルチュク監督の戦争映画『アフガン』(05・未)で映画デビューを飾った後、ミハイル・シーガルの監督デビュー作『Franz + Polina』(06)で主役の座を射止め、脚光を浴びる。この作品は、後に国内外の様々な映画祭で数多くの賞を受賞した。さらに自身も国内の権威ある映画賞を総なめにし、女優としての地位を確立した。

オセチア出身のロシア人俳優。俳優一家に生まれ育ち、今までに35本以上の映画および18作以上の舞台劇に出演してきた。2005年に、ロシア人作家ボリス・アクーニンの物語に基づく大作『The Turkish Gambit』に出演。この作品が国内で高い評価を受け、一躍、人気俳優の仲間入りをした。

名門サラトフ州立芸術学校演劇科出身の俳優。弱冠30歳にして、すでにロシア映画18本に出演し、A・P・チェーホフにちなんで名づけられたロシア有数の劇場、モスクワ芸術座において12本の舞台劇に出演している実力派の俳優。

1961年7月30日、ウズベク・ソビエト社会主義共和国のタシュケント生まれ。監督だけでなく、脚本、プロデューサー、俳優もこなす。2005年に、ボリス・アクーニンの小説に基づく、『The Turkish Gambit』を監督。また、08年の『提督の戦艦』(未)、09年の『High Security Vacation』の製作を担当した。

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品番:BBXF-2053
発売日:2014/01/07
価格:4,700円(税抜)
画面:16:9シネスコ[1080p Hi-Def]
字幕:1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕
音声:
1.オリジナルロシア語ドルビーTrueHD5.1chサラウンド
2.日本語ドルビーTrueHD5.1chサラウンド(吹替)
公開日:2013年08月公開
製作国:ロシア
製作年:2012

【特典映像】
○VFXメイキング
○コンセプトアート集(静止画)
○VFXメイキング画像集(静止画)
○監督からのメッセージ映像
○予告編集(日本版/オリジナル版)
○キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)
○ビジュアルパンフレット(静止画)

商品詳細

品番:BBBF-8874
発売日:2014/01/07
価格:3,800円(税抜)
画面:16:9LBシネスコ
字幕:1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕
音声:
1.オリジナルロシア語ドルビーデジタル5.1chサラウンド
2.日本語ドルビーデジタル5.1chサラウンド(吹替)
公開日:2013年08月公開
製作国:ロシア
製作年:2012
ジャンル:洋画

【特典映像】
○VFXメイキング
○コンセプトアート集(静止画)
○VFXメイキング画像集(静止画)
○監督からのメッセージ映像
○予告編集(日本版/オリジナル版)
○キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)
○ビジュアルパンフレット(静止画)

商品詳細