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イップ・マン 最終章

ウォン・カーウァイ監督作『グランド・マスター』の公開で、さらなる注目を集める伝説の中国武術家・葉問(イップ・マン)。少年・青年時代を描いた『イップ・マン誕生』のハーマン・ヤウ監督をはじめ、制作スタッフが再結集した『イップ・マン最終章』では、ついに彼の知られざる晩年の姿が描かれる。

1949年、愛する妻や子と離れ、中国・広東省佛山市から単身香港へと渡ったイップ・マン。庶民を相手に詠春拳を教えることになった彼と愛弟子を取り巻く現実は厳しく過酷なものだった...。警察官の汚職、労働者の賃金をめぐるデモ、そして悪の巣窟として恐れられたアジア最大のスラム街・九龍城など、1950~60年代の香港で実際に起こった事件や問題を背景に描かれる、“一代宗師”の苦悩と葛藤、そして最後の戦い――。また、愛する妻の死により、絶望に陥った彼を支えた一人の女性の存在や、ハリウッドでスターになった愛弟子ブルース・リーとの再会劇なども、ドラマティックに展開される。

これまでドニー・イェン、トニー・レオン、デニス・トーらが演じてきたイップ・マンを本作で演じるため、詠春拳を習得したのは『エグザイル/絆』『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』のアンソニー・ウォン。彼の良きライバルとなる白鶴派の宗師役を演じるのは『ラヴソング』『孫文の義士団』のエリック・ツァン。『インファナル・アフェア』でも火花を散らした2人の名優が、今度は息を呑むほどのカンフー・バトルを披露する。また、『君さえいれば/金枝玉葉』などで日本でもアイドル的人気を博したアニタ・ユンが最愛の妻・ウィンセンを演じるほか、愛弟子役で『ツインズ・エフェクト』のジリアン・チョンや『欲望の街・古惑仔』のジョーダン・チャン、“サモ・ハンの長男”ティミー・ハンなど、香港映画ファンにおなじみのキャストが共演。そして、九龍城を牛耳る極悪非道コンビには、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱』のホン・ヤンヤンと『ライジング・ドラゴン』のケン・ローが顔を揃え、まさに最終章にふさわしいラストバトルが実現した!

世界詠春聯會で副会長を務めるチェックリー・シンと『新少林寺』のニッキー・リーがアクション監督を務める本格カンフー・アクションはもちろん、ド迫力の獅子舞合戦、さらには『イップ・マン誕生』に続いて、意外な役で登場する実子イップ・チュンや生前のイップ・マンの練習風景を収めたエンディングまで、一秒たりとも目が離せない!

2013年の香港国際電影節では、堂々のオープニング上映を飾った本作。『グランド・マスター』では描かれなかったイップ・マンが、ここにいる!!

1949年、日本軍に家を接収され、生活に困窮したイップ・マン(アンソニー・ウォン)。中国・広東省佛山市に、愛する妻・ウィンセン(アニタ・ユン)と子供たちを残し、単身香港へ渡ることを決意した彼は、労働組合のビル屋上を間借りし、そこで地元の庶民たちに詠春拳を教えることになる。

労働組合の委員長を務めるション(ティミー・ハン)、寡黙な警察官のタン・セン(ジョーダン・チャン)、留置所の看守を務めるウォン・トン(マーベル・チャウ)、トラム運転手のン・ザン(ドンニー・ウー)など、集まった弟子たちの職業はさまざま。なかには、武侠小説好きな点心売りのセイムイ(ジリアン・チョン)や正義感の強い工員のリー・キン(ジャン・ルウシャ)といった女性たちもいたが、イップ・マン独自の考えから、決して武館の看板を出そうとはしなかった。

1951年、佛山からたびたび香港に訪れるウィンセンとの束の間の時間を楽しみにしていたイップ・マンだったが、中国と香港の国境管制実施に伴い、彼女の渡航ができなくなってしまう。そんな彼を支えようとする弟子たちも、労働賃金をめぐるストライキや警察内で起こる汚職など、厳しい現実に頭を悩ませていた。その後、ささいなことからイップ・マンは、白鶴派宗師のン・チョン(エリック・ツァン)と一戦を交えることになるが、武術を通して2人の心は通じ合うことになる。

1960年、さらに香港経済が落ち込むなか、佛山でウィンセンがこの世を去ってしまう。彼女の死に立ち会えなかったイップ・マンは、ショックから精神を病むことになる。そんななか、以前から知人であった、クラブ歌手ジェニー(チョウ・チュウチュウ)に亡きの妻の面影を重ねた彼は、彼女と親密な関係になることで、以前の自分を取り戻していく。

1961年、店主(イップ・チュン)が営む雑貨店が入ったビルに住む父親と暮らすため、佛山から息子のイップ・チュンがやってきた。弟子たちはジェニーを嫌悪していたが、彼女を“田舎娘”と呼ぶ息子は、父のプライベートに口を挟むことはなかった。一方、セイムイと結婚したウォン・トンが生活費のため、九龍城の首領・ドラゴン(ホン・ヤンヤン)が主催する「地下格闘技大会」に参加することに。ドラゴンと悪事を働く鎮威武館のガイ(ケン・ロー)との一戦を知ったセイムイに助けを求められたイップ・マンは弟子たちとともに、警察の管轄外である悪の巣窟・九龍城を目指すのであった。

1962年9月2日生。香港出身。イギリス人の父を持ち、84年にATVの俳優養成所と、香港演芸学院で演技を学ぶ。85年には『花街時代(未)』で映画デビューし、92年のジョン・ウー監督作『ハードボイルド新・男たちの挽歌』で注目を浴びる。翌93年のハーマン・ヤウ監督作『八仙飯店之人肉饅頭』では極悪非道な殺人鬼を演じ、香港電影金像奨にて最優秀主演男優賞を受賞(その後、ダンテ・ラム監督作『ビースト・コップ/野獣刑警』でも同賞を受賞)。その後、『風雲ストームライダーズ』『インファナル・アフェア』『頭文字DTHEMOVIE』などの大作をはじめ、『ザ・ミッション/非情の掟』『エグザイル/絆』のジョニー・トー監督作など、これまでに200作近い作品に出演。08年には敵役を演じた『ハムナプトラ3呪われた皇帝の秘宝』でハリウッド進出したほか、 『PLASTICCITY』ではオダギリジョーと共演している。

1953年4月14日生。香港出身。16歳からプロのサッカー選手として活躍し、香港代表にも選出されるが、怪我のために引退。その後、映画界に転進し、スタントマンを経て、俳優・監督として活躍する。91年の『愛という名のもとに』で香港電影金像奨の最優秀主演男優賞、97年の『ラヴソング』では同奨の最優秀助演男優賞を受賞。また『インファナル・アフェア』ではアンソニー・ウォン演じる警視と敵対するマフィアを演じるなど、これまでの出演作は250作を超え、香港映画界の重鎮といえる存在。また、観光親善大使を務めるほか、13年にはドラマ「金田一少年の事件簿香港九龍財宝殺人事件」に出演するなど、日本との関わりも深い。

1986年11月15日生。中国・四川省出身。ドラマなどで活躍後、08年、サイモン・ヤム製作・出演作『一半海水,一半火焰(未)』で映画デビュー。10年にはパン・ホーチョン監督作のヴァイオレンス・ホラー『ドリーム・ホーム』に出演し、ジョシー・ホー演じる殺人犯に殺害されるセクシーな被害者役を演じた。ハーマン・ヤウ監督作は『青魔(未)』に続いて、本作が2作目となる彼女。最新作はふたたびジョシー・ホーと共演する、『Z-108~ゾンビ包囲網~』のジョー・チェン監督によるサスペンス『險路勿近(未)』。

1971年9月4日生。香港出身。90年、「ミス香港」グランプリを機に芸能界入り。92年に映画デビューし、翌93年の『つきせぬ想い』ではラウ・チンワン相手に悲劇のヒロインを演じた彼女は、94年の『君さえいれば/金枝玉葉』ではレスリー・チャン相手に男装のヒロインを演じ、2年連続で香港電影金像奨の最優秀主演女優賞に輝く。日本でもアイドル的人気を博し、98年の『香港大夜総会/タッチ&マギー』では、香取慎吾と岸谷五朗と共演したほか、「ピップ・エレキバン」「ハウスとろみ好麺」などのCMにも出演。その後は中国大陸や台湾のドラマを中心に活躍するほか、俳優のチョン・チーラムと結婚・出産。07年の『プロテージ/偽りの絆』ではアンディ・ラウの妻役を演じ、話題となった。

1959年3月17日生。ラオス出身。香港に渡り、ムエタイのプロ選手として7年間活動。その後、ナイトクラブで用心棒をしていたところをジャッキー・チェンに見い出されて、芸能界入り。94年、足技を得意とする宿敵を演じた『酔拳2』をはじめ、成家班(ジャッキー・スタントチーム)のエースとなり『、ライジング・ドラゴン』までのジャッキー作品はもちろん、岡村隆史と共演した『無問題』やケイン・コスギと共演した『マッスルヒート』など、これまでに100作を超えるアクション映画に出演している。また、長年ジャッキーの用心棒を務めていたことでも知られる。

1967年7月8日生。香港出身。TVBのダンサー養成所卒業後、レスリー・チャンやアニタ・ムイのバックダンサーを経て、サンディ・ラムの専属ダンサーとなる。92年にマイケル・ツェー、ジェイソン・チュウとアイドル・ユニット「風火海」としてデビュー。94年、アニタ・ユンと共演した『君さえいれば/金枝玉葉』のほか、イーキン・チェンや「風火海」メンバーと共演した『欲望の街/古惑仔』シリーズでブレイクする。その後も、『ダウンタウン・シャドー』では金城武と共演したほか、『頭文字DTHEMOVIE』では須藤京一役を演じている。また、10年には女優のチェリー・インと結婚している。

1924年7月25日生。中国・広東省出身。イップ・マンの長男として生まれた彼は、72年の父の死後以降、詠春拳の発展に努めており、「世界詠春聯會」の代表も務める。その後、76年のホー・チョンドー(ブルース・リィ)主演作『ブルース・リー物語』や、スティーブン・アウ監督・主演作『1959某日某』に出演し、父イップ・マンを演じている。また、『イップ・マン誕生』では、詠春拳・中興の祖と呼ばれる梁贊の長男・リョン・ピック(1845年-1920年)を演じている。

1981年1月21日生。香港出身。高校卒業後、雑誌のモデルとして活躍した後、01年に同じ事務所に所属のシャーリーン・チョイとアイドル・ユニット「Twins」を結成し、新人賞を総ナメにするなど、一躍トップアイドルに。女優としても03年の『ツインズ・エフェクト』、翌04年の『ツインズ・エフェクト2~花都大戦~』『ツインローズ』などの主演作が続けて大ヒットを記録する。また、単独で出演した『ビヨンド・アワ・ケン『』些細なこと』も高く評価される。だが、08年に元カレのエディソン・チャンによる写真流出事件に巻き込まれ、活動休止。その後、復帰を果たし、女優としてはもちろん、「Twins」やソロ・アーティストしても活躍し続けている。

1962年2月25日生。中国・広西省出身。12歳から広西武術隊で武術を学び、教官となった後、『阿羅漢』でジェット・リーのスタントを務めたことを機に、スタントマンとして香港映画界入り。その後『、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明』でジェット・リーのダブルをこなし、続編の『~/天地大乱』ではドニー・イェンとともに悪役に抜擢され、一躍注目を浴びる。本作以降、鬼脚七役としてシリーズのレギュラーとなるほか、ハリウッド大作『ヤング・ブラッド』や日本映画『発狂する唇』など、海外でもアクション監督を担当。近年は監督業にも進出し、13年の『光輝歲月(未)』ではエリック・ツァンと共同監督を務めた。

1961年生。84年に香港浸會大学卒業後、映画界に進出。87年には監督デビューし、アンディ・ラウ&トニー・レオン主演作『インファナル・デイズ/逆転人生』や、ジャッキー・チュン&サミー・チェン主演作『新・愛と復讐の挽歌ラヴ&デス』を手掛ける。その後、アンソニー・ウォン主演作『八仙飯店之人肉饅頭』『エボラ・シンドローム/悪魔の殺人ウィルス』を手掛け、III級片(成人映画)ブームを盛り上げる。また、トニー・レオン主演作『欲望の街・外伝/ロンリーウルフ』や、アンディ・ラウ&石田ひかり主演作『愛は波の彼方に』などのスター映画も手掛けるほか、01年に少年法を扱ったシリアスドラマ『等候董建華發落(未)』はベルリン映画祭に出品。近年も魔裟斗主演の『忍者』、ニック・チョン主演の『インファナル・ディパーテッド』、風俗嬢の生態を描いた『崖っぷちの女たち』など、ジャンルを問わない60本近い作品群を発表。07年の香港国際映画祭では特集上映が行われた。本作のプロデューサー、チェックリー・シンとは『イップ・マン誕生』、実在の女革命家を描いた『秋瑾~競雄女侠~』に続いて、3作目のコラボとなる。

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品番:BBXN-1145
発売日:2014/03/04
価格:4,700円(税抜)
画面:16:9 LB スコープ・サイズ
字幕:(1)日本語字幕 (2)日本語吹替用字幕
音声:(1)オリジナル<広東語>5.1chドルビーデジタル (2)日本語吹替2.0chドルビーデジタル
公開日:2013年09月公開
製作国:香港
製作年:2013

【映像特典(予定)】
(1)オリジナル予告篇
(2)メイキング

商品詳細

品番:BBBN-1146
発売日:2014/03/04
価格:3,800円(税抜)
画面:16:9 LB スコープ・サイズ
字幕:(1)日本語字幕 (2)日本語吹替用字幕
音声:(1)オリジナル<広東語>5.1chドルビーデジタル (2)日本語吹替2.0chドルビーデジタル
公開日:2013年09月公開
製作国:香港
製作年:2013

【映像特典(予定)】
(1)オリジナル予告篇
(2)メイキング

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