1971年、アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。マーティン・スコセッシ監督の『ディパーテッド』(06)、デヴィッド・O・ラッセル監督の『ザ・ファイター』(10)で、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、ハリウッド随一の演技派俳優の地位を確立する。ラッセル、スコセッシ監督の他にも、ティム・バートン、ポール・トーマス・アンダーソンなどの一流監督たちの作品で様々な役を演じてきた。
ペニー・マーシャル監督の『勇気あるもの』(94)でキャリアをスタートし、レオナルド・ディカプリオ共演の『バスケットボール・ダイアリーズ』(95)、リース・ウィザースプーン共演の『悪魔の恋人』(96)に出演する。最初に注目を集め、映画人生を決定づけたのは、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『ブギー・ナイツ』(97)。
その後、『スリー・キングス』(99)や『パーフェクト・ストーム』(00)ではジョージ・クルーニーと、『ミニミニ大作戦』(03)ではシャーリーズ・セロンと共に作品の看板となる。フットボール選手の伝記映画『インヴィンシブル 栄光へのタッチダウン』(06・未)、人気小説「極大射程」を映画化した『ザ・シューター/極大射程』(07)では主演を果たす。『裏切り者』(00)の監督ジェームズ・グレイと再びタッグを組んだ『アンダーカヴァー』(07)では、ホアキン・フェニックスと共に主演しただけでなく、製作も担当する。
その他の出演作は、『ハプニング』(08)、『マックス・ペイン』(08)、『ラブリーボーン』(09)、『デート&ナイト』(10・未)、『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』(10)、ケイト・ベッキンセール共演の『ハード・ラッシュ』(12)、セス・マクファーレン監督の大ヒットコメディ『テッド』(12)など。最新作は、マイケル・ベイ監督の『PAIN & GAIN(原題)』(13)、デンゼル・ワシントン共演の『2ガンズ』(13)、大ヒットシリーズ最新作『トランスフォーマー/ロストエイジ』(14)主演である。
TVおよび映画のプロデューサーとしても定評があり、ゴールデン・グローブ賞、ピーボディ賞を受賞、アカデミー賞は2回、ゴールデン・グローブ賞は10回、エミー賞は5回ノミネートされている。
1964年、ニュージーランド、ウェリントン生まれ。リドリー・スコット監督の『グラディエーター』(00)でアカデミー賞を受賞した他、放送映画批評家協会賞、ハリウッド外国人映画記者協会賞、全米映画俳優組合賞、英国アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされる。同世代のなかでも最も定評のある演技派俳優の一人で、破格の名声を築いている。
オーストラリア映画からキャリアをスタートさせ、『ハーケンクロイツ/ネオナチの刻印』(93・未)で、世界中から称賛を受ける。マイケル・マン監督の『インサイダー』(99)で初めてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされると共に、ロサンゼルス映画批評家協会賞、放送映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で主演男優賞を受賞、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞、全米映画俳優組合賞で主演男優賞にノミネートされ、一躍世界にその名を知られる。
ロン・ハワード監督の『ビューティフル・マインド』(01)でも3度目のアカデミー賞主演男優賞ノミネートを果たし、さらにゴールデン・グローブ賞、放送映画批評家協会賞、英国アカデミー賞で主演男優賞を受賞する。
その他の出演作は、カーティス・ハンソン監督の『L.A.コンフィデンシャル』(97)、ロン・ハワード監督の『シンデレラマン』(05)、リドリー・スコット監督の『プロヴァンスの贈りもの』(06)と『アメリカン・ギャングスター』(07)とレオナルド・ディカプリオ共演の『ワールド・オブ・ライズ』(08)と『ロビン・フッド』(10)、クリスチャン・ベイル共演の『3時10分、決断のとき』(07)、レイチェル・マクアダムス、ベン・アフレック共演の『消されたヘッドライン』(09)、リーアム・ニーソン共演の『スリーデイズ』(10)、『アイアン・フィスト』(12)、ヒュー・ジャックマン共演の『レ・ミゼラブル』(12)、ザック・スナイダー監督の『マン・オブ・スティール』(13)など。最新作は、ダーレン・アロノフスキー監督の『ノア 約束の船』(14)、ウィル・スミス共演の『Winter’s Tale(原題)』(13)。
1969年、イギリス、ウェールズ生まれ。映画から舞台まで幅広く活躍し、数々の賞を受賞してきたトップ女優。『シカゴ』(02)でアカデミー賞に輝き、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、放送映画批評家協会賞、全米映画俳優組合賞、英国アカデミー賞助演女優賞を受賞する。
最初に注目されたのは、アントニオ・バンデラス共演の『マスク・オブ・ゾロ』(98)。続くショーン・コネリー共演の『エントラップメント』(99)で人気を得る。スティーヴン・ソダーバーグ監督の『トラフィック』(00)で新境地を開き、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。
その他の出演作は、コーエン兄弟監督の『ディボース・ショウ』(03)、トム・ハンクス共演の『ターミナル』(04)、ソダーバーグ監督の『オーシャンズ12』(04)と『サイド・エフェクト』(13)、トム・クルーズ共演の『ロック・オブ・エイジズ』(12)、スティーヴン・フリアーズ監督の『噂のギャンブラー』(12)、ブルース・ウィリス共演の『REDリターンズ』(13)など。
1965年、アメリカ、ワシントンDC生まれ。実在のアーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアを演じた『バスキア』(96)で高く評価され、インディペンデント・スピリット賞にノミネートされる。ジム・ジャームッシュ監督の『ブロークン・フラワーズ』(05)で、同賞への2度目のノミネートを果たす。また、ジェームズ・ボンドシリーズの『007/カジノ・ロワイヤル』(06)と『007/慰めの報酬』(08)に出演、国際的に広く知られる。
その他の出演作は、アン・リー監督の『楽園をください』(99)、ジョナサン・デミ監督の『クライシス・オブ・アメリカ』(04)、『シリアナ』(05)、コリン・パウエルを演じた、オリヴァー・ストーン監督の『ブッシュ』(08)、ジョージ・クルーニー監督/出演の『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』(11)、スティーヴン・ダルドリー監督の『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(11)など。最新作は、ジャームッシュ監督の『ONLY LOVERS LEFT ALIVE(原題)』(13)、大ヒットシリーズ『THE HUNGER GAMES: CATCHING FIRE(原題)』(13)。
1970年、カナダ生まれ。『プライベート・ライアン』(98)で批評家の注目を集めて以来、最も尊敬される俳優や監督と一緒に仕事をしている。
その他の出演作は、トニー・スコット監督の『エネミー・オブ・アメリカ』(98)、トム・ハンクス共演の『グリーンマイル』(99)、スパイク・リー監督の『25時』(02)、ジョン・マルコヴィッチ共演の『ノックアラウンド・ガイズ』(02)、インディペンデント・スピリット賞にノミネートされた、トミー・リー・ジョーンズ初監督の『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(05)、クリント・イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』(06)、ウィル・スミス共演の『7つの贈り物』(08)、コーエン兄弟監督の『トゥルー・グリット』(10)、ハリウッド・スポットライト・アワードを受賞した『ロビイストの陰謀』(10)、ロバート・ケネディを演じ、エミー賞とジェミニ賞を獲得したTVミニシリーズ「ケネディ家の人びと」(11)、ジョニー・デップ共演の『ローン・レンジャー』(13)など。
1965年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。TVシリーズ「グレイズ・アナトミー2 恋の解剖学」(05~06)でプライムタイム・エミー賞にノミネートされ、「Friday Night Lights」(06~11)でも高い人気を得て、同賞を獲得する。
その他の出演作は、『ピュア・カントリー』(92・未)、『犯行予告』(99・未)、TVシリーズ「弁護士ジャック・ターナー」(03)、ピーター・ジャクソン監督の『キング・コング』(05)、「グレイズ・アナトミー3」(06~07)、ジェイミー・フォックス共演の『キングダム/見えざる敵』(07)、キアヌ・リーヴス共演の『地球が静止する日』(08)、J・J・エイブラムス監督の『SUPER8/スーパーエイト』(11)、ベン・アフレック主演・監督の『アルゴ』(12)、キャスリン・ビグロー監督の『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)、マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ共演の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)など。最新作は、リドリー・スコット監督の『THE VATICAN(原題)』(13)。
1984年、アメリカ、フロリダ州生まれ。キューバ系アメリカ人で、ジェニファー・ロペスのブランド「JLO」のイメージ・モデルを務める。TVシリーズ「ファッション・ハウス」(06)でデビューし、「ザ・レガシー」(10)、「デトロイト 1‐8‐7」(10~11)、「CSI:ニューヨーク」(12~13)などに出演して人気を集める。
その他の出演作は、ポール・W・S・アンダーソン監督の『デス・レース』(08)、『ギャングバスターズ』(12)、デヴィッド・エアー監督、ジェイク・ギレンホール共演の『エンド・オブ・ウォッチ』(12)など。
1972年、アメリカ、ミシガン州生まれ。双子のアルバートと共に、12歳にしてショートフィルムを作り始める。さらにミュージックビデオを監督、ラッパーのEazy-E、N.W.A、デジタル・アンダーグラウンド、2パック、ドクタ・ドレー、エミネムなどを担当する。
1993年、アルバートと共同監督した初の長編映画『ポケットいっぱいの涙』(93)がカンヌ国際映画祭で上映され、製作費わずか300万ドルの作品が3000万ドルの興行成績を上げる。さらに全米の批評家たちからその年の映画ベスト10に選ばれ、MTVムービー・アワードで作品賞を受賞、その才能を広く知られる。その後、『ダーク・ストリート/仮面の下の憎しみ』(95・未)、長編ドキュメンタリー『ブラック・ビジネス』(00・未)を手掛ける。2001年、ジョニー・デップ主演の『フロム・ヘル』(01)で、初めて週末興行成績1位に輝く。続いて、TVシリーズ「タッチング・イーブル ~闇を追う捜査官~」(04)、「ブロンクス・キッズ 夢はチェス盤の向こうに」(05)、オムニバス映画『ニューヨーク、アイラブユー』(09)、デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン出演の『ザ・ウォーカー』(10)を手掛ける。
CMでも活躍、ウサイン・ボルト出演のゲータレード、ジェイ・Z、50セント出演のリーボックの「I am what I am」キャンペーンなどを担当する。銃規制の公共広告でクリオ賞を含む44の賞を受賞する。