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ウォールフラワー

ただ生きているだけで心がときめき、ただ生きているだけで心が痛い。誰にでも覚えのある、そんな青春の甘く苦い日々を、鮮やかに切り取った小説「ウォールフラワー」。1999年にアメリカで出版され、10代から熱狂的な支持を獲得、批評家からも「ライ麦畑でつかまえて」の再来と絶賛され、社会現象を巻き起こした作品だ。その後、14カ国で翻訳されベストセラーを記録、主人公のチャーリーは世界中の悩める若者たちの魂の友となった。 それから13年、深く長く愛され、今や〈青春小説の金字塔〉となったこの物語の映画化が、ついに実現した。脚色・監督を手掛けるのは、作者のスティーブン・チョボスキー。彼は殺到する映画化のオファ ーを断り続け、自らの手によって最高の形で世に送り出せる時を待っていた。もともと映画作家で、『RENT/レント』の脚本などでも称賛されたチョボスキーが、ようやく自作の脚色を始めたと聞きつけた名優ジョン・マルコヴィッチがプロデューサーに名乗りを上げ、新たな才能に道を開いたのだ。
チョボスキーは、原作の世界観を完璧に映像化すると共に、それぞれのキャラクターをさらにリアルかつ魅力的に掘り下げた。そして完成した映画『ウォールフラワー』は、「観る人すべての琴線に触れる」「珠玉の成長物語」「特別な作品」と、全米の辛口批評家からも破格の賛辞を送られ、受賞及びノミネートを果たした賞のリストは長大なものとなった。

16歳のチャーリーは、友だち0人。彼女なんて論外だ。いつも人の輪に入れない“壁の花”のチャーリーの存在を初めて認めてくれたのが、上級生のサムとパトリックだ。義理の兄妹の二人は、何よりも自由を愛するはみ出し者で、学園カーストとは関係のない“特別席”で、眩しいほどに輝いていた。そんな二人のグループに仲間として迎え入れられ、閉ざされた世界から解き放たれていくチャーリー。刺激的なパーティに真夜中のドライヴ、理由なんて無いバカ騒ぎ、胸を揺さぶる音楽や小説との出会い、悲しい時に側にいてくれる友だち、そして息も出来ないほど切ない初恋──。だが、チャーリーの過去に秘められた“ある事件”が、光に満ちた日々に影を落としていく──。
学校でいつもポツンと独りだったチャーリーが、サムとパトリックと出会い、初めて踏み出す希望に満ちた世界。チャーリーの目線になって、純度100%の青春時間を追体験するうちに、誰もが驚くに違いない。10代の自分が、ここにいることに──。しばし時計を戻して、“あの頃”を楽しんでほしい。不器用にあちこちにぶつかりながら、それでも懸命に手探りで歩いていた自分を、少し気恥ずかしく、それでも愛おしく思い出しながら。そして、ラストに明かされるチャーリーの“過去の秘密”と、彼の前に広がる“無限の未来”を見届ける頃には、あなたの胸は耐え難いほどに熱くなるだろう。
けれど、この『ウォールフラワー』は、センチメンタルな青春回帰だけでは終わらない。“あの頃”からこんなに遠くまで来た、青春をサバイバルした今の自分を、密やかに称えたくなる、大人のための映画でもあるのだ。

「チャーリーは私だ」と、何百万人もの若者が深く共感した主人公には、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のローガン・ラーマン。超大作で堂々と主演を張ったラーマンが全く違うキャラクターに挑み、新たな魅力を開花させた。
チャーリーが崇拝する初恋の人サムには、『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で世界的スターとなったエマ・ワトソン。自由奔放に見えて、実は心に不安を抱えている少女を、大胆かつ細やかに演じた。サムの義理の兄で、エキセントリックなパトリックには、『少年は残酷な弓を射る』でセンセーショナルな演技を披露した、個性派のエズラ・ミラー。未来のハリウッドを担う若手スターたちの、等身大の瑞々しい演技が胸を打つ。
物語の時代背景は、80年代後半から90年代初頭。ザ・スミス、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ、ニュー・オーダー、ソニック・ユース、XTC、デヴィッド・ボウイら、いつ聴いても新たな発見をくれるアーティストたちの名曲が全編を彩る。また、映画『ロッキー・ホラー・ショー』や、「アラバマ物語」「路上」などの文学への目配せも見逃せない。
今、青春映画の歴史に、堂々とその名を刻む、新たなる傑作が誕生した──!

高校生活が始まったけれど、チャーリー(ローガン・ラーマン)には、楽しいことなんか何もなかった。友だちは0人、誰も挨拶してくれないし、ランチの時も独りだ。声をかけられるとしたら、イジメか悪口。唯一、国語の担任のアンダーソン先生(ポール・ラッド)だけが、やさしい言葉をかけてくれた。
両親との仲は問題ないけれど、心を開く相手じゃない。姉のキャンディスは自分の恋愛で手いっぱいだ。チャーリーは課題図書「アラバマ物語」に没頭し、心を震わすザ・スミスの「アスリープ」を繰り返し聴くことで、なんとか不安で味気ない日々を耐えていた。

それは、チャーリー史上、最大の勇気だった。学校のアメフトの試合を見に行き、上級生で同じ授業を選択しているパトリック(エズラ・ミラー)に、自分から声をかけたのだ。エキセントリックに見えるパトリックだが、気さくに「一緒に座らないか?」と勧めてくれる。そこへ同じく上級生のサム(エマ・ワトソン)が現れる。彼女が微笑んだだけで、周囲はキラキラと輝いた。
試合が終わると、二人は当然のように店に誘ってくれる。音楽の話で盛り上がり、チャーリーはつい知ったかぶりをするが、彼らはバカにせず、さらりと正してくれた。「付き合って、どれくらい?」そんなチャーリーの質問に爆笑する二人。サムの母親とパトリックの父親が再婚、彼らは義理の兄妹だった。

プロムの夜、チャーリーは定位置の壁際にいた。自分たちが大好きな曲に変わり、フロアの中央へ走り出すサムとパトリック。周囲を圧倒する存在感でハデに踊る二人を見て、ぎこちなくリズムにノリながら、ダンスの輪に入るチャーリー。ついに、壁の花からの卒業だ。
その後は初パーティを体験、ハッパ入りのブラウニーでラリって、パトリックとアメフトの花形選手ブラッドのキスを目撃する。たった一人の友だちだったマイケルが去年自殺したと打ち明けると、サムは心を痛め、パトリックは皆を促し「チャーリーに」と乾杯してくれた。「はみ出し者の島へ、ようこそ」サムの言葉で仲間になれたことを知り、感激するチャーリー。
帰り道、ピックアップトラックのカーラジオから流れる“完璧な曲”に息をのむ3人。トラックの荷台に上り、腕を広げてフルボリュームの曲を全身に浴びるサムは女神のようだ。チャーリーは、「無限を感じる」と呟くのだった。

サムとパトリック、仏教徒でパンクのメアリー・エリザベス、映画学科志望のアリスで編集するミニコミ誌を手伝い、彼らがパフォーマンスする『ロッキー・ホラー・ショー』を応援に行き、文才を認めてくれるアンダーソン先生に個人指導を受け、サムの大学受験の勉強を手伝い──チャーリーの毎日は楽しいことだらけだ。つまらないのは、サムの彼氏がチャラい大学生だという事実だけ。
チャーリーにとって、辛い思い出のクリスマスがやって来る。大好きだったヘレン叔母さんが、チャーリーへのプレゼントを買いに行く途中に交通事故で死んだ日だ。この時期、チャーリーはいつも不安定になってしまうが、今年は違う。仲間が側にいてくれる。チャーリーが作家志望だと知り、パトリックは「偉大な作家は皆オシャレだ」とスーツを、サムは「仲間のことを書いて」とタイプライターを贈ってくれる。でも、なんといっても素晴らしいのはサムがくれたキス、チャーリーにとってのファースト・キスだった。

メアリー・エリザベスとのトラブルで、チャーリーは一時、皆から距離を置かれてしまうが、パトリックへの友情を思わぬ形で証明し、再び仲間との絆を取り戻す。だが、3年生の彼らには、卒業の日が近付いていた。チャーリーだけが独り、彼らのいない学校という荒野に取り残されるのだ。 別れの日が迫るにつれて、不安定になっていくチャーリー。大学へと旅立つサムを見送った日、チャーリーは心の奥に封印されていた“ある秘密”と向き合うことになるのだが──。

1992年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。インディペンデントとメインストリームの両方で、最も期待される若手俳優の一人。 5歳からプロの俳優として活躍、『パトリオット』(00)で映画デビューを果たす。続く『ハート・オブ・ウーマン』(00)でメル・ギブソンが演じる役の少年時代に扮して注目される。その後、『バタフライ・エフェクト』(04)、『幸せのセラピー』(07)、『3時10分、決断のとき』(07)、『ナンバー23』(07)などに出演。さらにクリス・コロンバス監督の超大作『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(10)の主演で世界的にその名を知られ、続編の『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海』(13)にも出演する。ポール・W・S・アンダーソン監督の『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(11)でも高い評価を得る。
最新作は、ラッセル・クロウ、アンソニー・ホプキンス共演、ダーレン・アロノフスキー監督の『Noah』(14)、ブラッド・ピット共演の『Fury』(14)。

1990年、フランス、パリ生まれ。『ハリー・ポッター』全シリーズ(01、02、04、05、07、08、10、11)のハーマイオニー役で、若手スターの座を確立する。このシリーズで、ヤング・アーティスト賞最優秀若手主演女優賞を受賞し、放送映画批評家協会賞に2度、ニコロデオン・キッズ・チョイス賞、ジェームソン・エンパイア賞の最優秀女優賞にノミネ ートされる。また、TV映画「バレエ・シューズ」(07)に主演し、アニメ映画『ねずみの騎士デスペローの物語』(08)では初めて声の出演を果たす。その後、ミシェル・ウィリアムズ、ケネス・ブラナー共演、サイモン・カーティス監督の『マリリン 7日間の恋』(11)、ソフィア・コッポラ監督の実話に基づいた話題作『ブリングリング』(13)、自身の役で登場する『This Is the End』(13)に出演。最新作は、再びローガン・ラーマンと共演する『Noah』(14)。また、ケイト・ウィンスレット、ジュリア・ロバーツに続き、ランコムのCMに出演している。

1992年、アメリカ、ニュージャージー州生まれ。ティルダ・スウィントン共演、リン・ラムジー監督の『少年は残酷な弓を射る』(11)で衝撃的な役を演じ、放送映画批評家協会賞にノミネートされるなど絶賛され、一躍若手演技派俳優を代表する存在となる。
カンヌ国際映画祭とベルリン映画祭で上映された『Afterschool』(08)で映画デビューを果たし、注目を集める。その後、アンディ・ガルシア共演の『City Island』(09)、ヘレン・ハント共演の『Every Day』(10)、『Beware the Gonzo』(10)、エレン・バーキン、デミ・ムーア共演、サム・レヴィンソン監督の『アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち』(11)などに出演する。TVシリーズでは、「カリフォルニケーション」(08)、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」(09)、「救命医ハンク セレブ診療ファイル」(09~10)などに出演。最新作は、ミア・ワシコウスカ共演の『Madame Bovary』(14)。 サンズ・オブ・アン・イラストリアス・ファザーという自身のバンドで、ミュージシャンとしても活躍している。

1988年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。幼少時代から演技を始め、『男が女を愛する時』(94)で映画デビュー。続いて、『インデペンデンス・デイ』(96)、『素晴らしき日』(96)、『相続人』(97)、『微笑みをもう一度』(98)などに出演。その後はTVでも活躍、「シカゴホープ」(96~99)、「デスパレートな妻たち」(06~07)、「グレイズ・アナトミー」(06~07)などの大ヒットシリーズで人気を得る。ディズニーの『ティンカー・ベル』シリーズ(08、09、10、12)ではタイトルキャラクターの声を演じている。

1986年、アメリカ、アラバマ州生まれ。『ブギーマン2 憑依』(07)、『ザ・スピリット』(08)、『ジェニファーズ・ボディ』(09)、『グレイティスト』(09)、『ホテル・バディーズ ワンちゃん救出大作戦』(09)、『スコット・ピルグリム VS.邪悪な元カレ軍団』(10)、ロバート・レッドフォード監督の『声をかくす人』(11)、ダイアン・レイン、ティム・ロビンス共演のTV映画「Cinema Verite」(11)、チャニング・テイタム共演の『21ジャンプストリート』(12)などに出演している。

1969年、アメリカ、ニュージャージー州生まれ。数多くの映画と舞台で活躍しているベテラン俳優。『クルーレス』(95)、『ロミオ+ジュリエット』(96)、『私の愛情の対象』(98)、『サイダーハウス・ルール』(99)、『俺たちニュースキャスター』(04)、『40歳の童貞男』(05)、『ナイト ミュージアム』(06)、『ポリス・バカデミー/マイアミ危機連発!』(07)、製作も担当した『幸せになるための10のバイブル』(07)、共同脚本も担当した『ぼくたちの奉仕活動』(08)、『40男のバージンロード』(09)、『奇人たちの晩餐会 USA』(10)、製作も担当した『ふたりのパラダイス』(12)などに出演している。

1970年、アメリカ、ペンシルべニア州生まれ。南カリフォルニア大学映画・テレビ学部脚本科卒業。初監督作『The Four Corners of Nowhere』(95)は、サンダンス映画祭でプレミア上映される。
1999年、小説「ウォールフラワー」を出版。米国内で100万部以上を売り上げ、14か国において12の言語で出版される。高校や大学でも頻繁に授業で使用され、推定読者数は500~700万人にのぼる。また、過去10年間に5度、アメリカ図書館協会の“最も頻繁に問題視される書籍10冊”のリストに挙がっている。21世紀に禁書となった全書籍のトップ100では、15位になる。
その後、ブロードウェイの大ヒットミュージカルを映画化した『RENT/レント』(05)の脚本を手掛け、高い評価を得る。世界滅亡後を描くTVシリーズ「ジェリコ ~閉ざされた街~」(06~08)では、脚本と製作総指揮を務める。このシリーズは、打ち切りに対して怒ったファンが、抗議としてTV局に4万ポンド(約1.8トン)のピーナッツを送ったことでTV史上に名を残す。 現在、2作目となる小説を執筆中。

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品番:BBXF-2060
発売日:2014/06/03
価格:4,800円(税抜)
画面:16:9ビスタサイズ[1080p Hi-Def]
字幕:1.日本語字幕 2.日本語字幕(手書き風フォント) 3.日本語吹替用字幕
音声:
1.英語dts-HD Master Audio 5.1chサラウンド
2.日本語dts-HD Master Audio 2.0ch(吹替)
公開日:2013年11月公開
製作国:アメリカ
製作年:2012

【特典映像】
・メイキング
・日本版予告編
・キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)
・プロダクションノート(静止画)

商品詳細

品番:BBBF-8900
発売日:2014/06/03
価格:3,900円(税抜)
画面:16:9LBビスタサイズ
字幕:1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕
音声:
1.英語ドルビーデジタル5.1chサラウンド
2.日本語ドルビーデジタル2.0chステレオ(吹替)
公開日:2013年11月公開
製作国:アメリカ
製作年:2012

【特典映像】
・メイキング
・日本版予告編
・キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)
・プロダクションノート(静止画)

商品詳細