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『百瀬、こっちを向いて。』は「嘘」から始まる、恋愛物語。 好きな人と一緒にいたいが為につく「嘘」でどれだけ自分が傷つくのか、どれほど他人を傷つけるのか。本作には、思春期の恋に潜む危うさと残酷さが詰まっている。ノボルや百瀬が抱える切なくてほろ苦い想いは、性別や世代を問わず、恋をした事のある人なら誰しもが経験する胸のトキメキと痛みを呼び起こすだろう。 甘い恋物語が多い昨今、大人のノスタルジーを呼び起こす、少しビターな恋愛映画がここに誕生した。

原作は、2008年に刊行され、女性の圧倒的な支持を得てベストセラーとなった中田永一の同名小説。「恋愛の持つ切なさ全てが込められた、みずみずしい恋愛小説」と評された同書は、すぐさま映画化の企画があがり、映画化権は争奪戦となった。
原作はノボルの一人称で書かれた小説だが、映画化するにあたり、旬の美少女を主演にした住年の角川映画をイメージしながら百瀬の描写にも注力。世代や時代を超え、幅広い年齢層に響く物語を構築している。脚本を担当したのは恋愛小説家としても活躍する狗飼恭子。恋の芽生えとそれを育む過程で知る痛みのエピソードを繊細に綴っている。 監督は全国の映画館で流れる「NO MORE 映画泥棒」などの演出を手掛け、CMやPVなどの映像作品で高い評価を受ける耶雲哉治。本作で長編映画デビュー。かの岩井俊二作品を彷彿とさせる叙情的な映像と、ときにコミカルなタッチで、15歳の日常生活のきらめき、思い悩む姿、思春期特有の脆く残酷な世界を映し出している。

報われない恋と知りながら、一途に相手を思うことをやめられない。行動は大胆だが、その目は切ない気持であふれている。——そんなアンビバレントな魅力を持つヒロイン、百瀬陽を演じるのは、本作が長編映画初主演となる早見あかり。活発で男勝りながら、好きな人と一緒にいる為なら自身が傷つくことをいとわない百瀬陽の役作りのため、ストレートロングだった黒髪を45cm切り、冴えない同級生のノボルを「嘘」の恋愛で振り回す美少女を透明感溢れる佇まいで瑞々しく演じている。
奔放な百瀬の行動に戸惑いながらも、惹きつけられずにいられないノボルには、今年飛躍が期待される注目株の竹内太郎。ノボルの敬愛する宮崎先輩の彼女で、全校の憧れの的である徹子に第31回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、出演映画が相次いでいる石橋杏奈。百瀬が恋焦がれる宮崎先輩にNHK大河ドラマ「八重の桜」で綾瀬はるか演じる山本八重の弟三郎役やドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」の沖原和也に抜擢された工藤阿須加。そして、「初恋」という小説を携えて作家となった現在のノボル(30)を演じるのは、数々の映画・ドラマ出演し、世代を超えた幅広い人気を獲得している向井理。これからの映画界を担う若いキャストのアンサンブルが凛とした空気を醸成させている。

ロンド高校卒業以来、久々に故郷に降り立った、相原ノボル(30/向井理)。文学新人賞を受賞した記念にと、母校からの依頼で講演をする為、帰省してきたのだった。
変わらない街並みに触れたノボルは、高校時代のある「嘘」を思い出す…。

15年前。ノボル(15/竹内太郎)は高校に入学してから、他人と上手く関われない自分は女の子とは一生縁がないと諦め、冴えない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染みで学校一の人気者の先輩・宮崎瞬(17/工藤阿須加)に突然呼び出され、そこでショートヘアで野良猫のように鋭い目つきの女の子を紹介される。彼女はノボルの隣のクラスの百瀬陽(15/早見あかり)といい、ノボルは百瀬と付合うことになる。
「これは3人だけの秘密だ」
瞬には神林徹子(18/石橋杏奈)という本命の恋人がいた。が、最近一部で瞬と百瀬がつきあっているという噂が流れ、徹子に疑いを持たれて瞬は困っているという。そこでノボルと百瀬が付合っている「フリ」をする事で、その噂を消そうと考えたのだった。この「嘘」は百瀬が提案していた。ノボルを隠れ蓑にしてでも大好きな瞬と一緒にいたかったから。
ノボルは「嘘」を受け入れた。ノボルにとっての瞬は、幼い頃から尊敬していたお兄ちゃんだったから。
ノボルと百瀬。それぞれの想いをのせ、二人は「嘘」の恋愛関係を始めていく。
勝ち気で自由気ままな百瀬と、引っ込み思案なノボル。性格も学校におけるポジションもまったく正反対な二人の疑似恋愛が始まった。手をつないで校舎内を歩く二人に、クラスメイトは驚きを隠せない。ノボル自身も突然の展開に戸惑いながら、二人で屋上に行ったり、並んで昼食を食べたりといった、これまでに想像すらしなかった女の子との時間を楽しむようになる。そん中で百瀬は、瞬を森鴎外の『舞姫』の「ニル、アドミラリイ」(=無感動、無関心、心が動きにくいこと)な主人公にたとえ、主人公に捨てられるヒロインの恋を「好きな人と想いが重なる瞬間が一秒でもあれば、それは幸せな恋なのよ」と言うのだったが、恋をした事の無いノボルは、彼女の気持が理解できないでいた。恋人同士の演技も板についてきたある日、ノボルと百瀬は徹子からダブルデートに誘われる。純粋無垢な徹子を中心に表面上は和気あいあいと過ごす四人だったが、一日が終わる頃には、かすかに不穏な空気が流れ始めていた。そして、瞬と徹子と別れた後、百瀬ははち切れそうな想いを胸に「こんなの最低だよ」と行って走り去ってしまう。ノボルもまた、自分の中で怪物のように膨れ上がっていく苦しい感情をコントロールできないでいた。このままじゃダメだ、この関係に決着をつけなければ、前には進めない。意を決して瞬と対峙したノボルは、そこで瞬が下した決断を百瀬に伝えるべく、彼女のもとへ走り出す—
そして、嘘から始まった二人の恋の結末は—。

1995年3月17日生まれ。東京都出身。2008年から2011年にかけて「ももいろクローバー」のサブリーダーとして活躍。2010年には、角川文庫・夏の100冊フェア「発見!角川文庫2010」イメージキャラクターを務めるなど、早くから注目を浴びる。「ももいろクローバー」脱退後は、女性ファッション誌「装苑」「JILLE」「リンネル」「with」のモデルやユナイテッドアローズの2012年秋冬キャンペーン「UNITED世界を変える ARROWS」のキャンペーンドキュメント映像に出演。2013年には、ドラマ「斉藤さん2」(日本テレビ)、「二丁目のホームズ」(フジテレビTWO)、2014年は「アゲイン!!」(MBS/TBS)、連続テレビ小説「マッサン」(NHK)、「すべてがFになる」(フジテレビ)などの話題作に出演し、女優業を中心に、その活動を広めている。現在、最も注目を集める若手女優の一人。映画出演作品に、『飛べ!コバト』(10)、『市民ポリス69』(11)、『Cheerfu11y(チアフリー)』(12)がある。本作が長編映画初主演。

1982年2月7日生まれ。神奈川県出身。2006年にデビュー後、『ガチ★ボーイ』(08)などに出演。2010年NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で漫画家・水木しげるを演じ大ブレイク、日本中にその名を知られ、世代を超えた幅広い人気を獲得する。『僕たちは世界を変えることができない。』(11)では映画初主演を務めた。
主な出演作にドラマ「新参者」(10)「ホタルノヒカリ2」(10)「サマーレスキュー~天空の診療所~」(12)「S-最後の警官-」(14)、映画『ハナミズキ』(10)『BECK』(10)『Paradise Kiss』(11)『ガール』(12)『きいろいゾウ』(13)、『劇場版SPEC~結~』(13)、舞台「悼む人」(12)、2014年10月25日公開の映画『小野寺の弟・小野寺の姉』などがある。

1990年4月8日生まれ。東京都出身。アメリカ(NY)6年、スイス(チューリッヒ)1年、イギリス(ロンドン)3年と海外での滞在経験が豊富で、英検1級の資格を持つ。2010年ドラマ「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」、2011年NHK土曜ドラマスペシャル「蝶々さん」に出演。その他、GReeeeNのPV「雪の音」(12)、舞台「14番目の月~僕たちが貴女をキレイにします!!~」(13)等にも出演している。『おおかみこどもの雨と雪』 (12)では、声優にも挑戦。本作で本格的に劇場映画デビュー。2014年には、佐々部清監督の『東京難民』も公開され、飛躍が期待される若手俳優の一人である。

2006年の第31回『ホリプロタレントスカウトキャラバン』グランプリを受賞、その後映画・ドラマで活躍をする。 主な出演作品に映画『マイ・バック・ページ』(11)『ミロクローゼ』(12)、ドラマ『妖怪人間ベム』(11)『レジデント~ 5人の研修医』(12)『たべるダケ』(13)『ロストデイズ』(14)、バラエティ『LIFE!人生に捧げるコント』(12~)など。2014年公開の映画『L♡DK』『醒めながら見る夢』『学校の怪談~呪いの言霊』にも出演している。

1991年8月1日生まれ。埼玉県出身。2012年「悪の教典」でスクリーンデビュー。翌年、NHK大河ドラマ「八重の桜」で主演綾瀬はるか演じる山本八重の弟・山本三郎役に、14年には「ルーズヴェルト・ゲーム」の沖原和也に抜擢され、一躍注目される。その他、ドラマ「理想の息子」(12)、「レディ・ジョーカー」(13)などに出演。元プロ野球選手の工藤公康を父に持つ、今最も話題の新人俳優。

1989年3月1日生まれ。東京都出身。お笑いコンビ「第2PK」のボケ担当。2013年2月にオンエアされたバラエティ「ロンドンハーツ」のドッキリ企画で、その温和なキャラクターがお茶の間の話題に。本作で映画デビュー。お笑い以外のフィールドでも注目を浴びている。

1976年生まれ。富山県出身。早稲田大学在学中に自主映画を製作。1998年には、東京学生映画祭グランプリ、2000年には、JCF学生映画祭グランプリ等を受賞。同年、ROBOTに所属し、TV-CMの演出を始める。2003年に、第41回ギャラクシー賞奨励賞受賞。ドラマ、ドキュメンタリー、アイドルグラビア、そして「NO MORE 映画泥棒」を始めとする数多くのCM演出を手掛け、ジャンルにとらわれない映像作品を手掛ける。主な作品として、ドラマ「日本人の知らない日本語」(NTV系、仲里依沙連ドラ初主演作品)、「SweetRoom」(BeeTV、BeeTVアクセスランキング1位獲得)、「瞬感 LOVE~ある愛のカタチ~」(BeeTV、BeeTVアクセスランキング1位獲得)、映画『レッドクリフpart1-2』(日本版オープニング映像)、『1911』(日本版オープニング映像)、『踊る大捜査線the movie2レインボーブリッジを封鎖せよ!』(オープニング映像)、また、モーグル女子日本代表 上村愛子のトリノ五輪までの1ヵ月間に完全密着した長編ドキュメンタリー作品 『2U SKIの神様と過ごした日々の記録2編』などがある。その他にMVでは、ステレオポニー「青春に、その涙が必要だ」、東方神起「stand by U」、BRIGHT「LOVE~ある愛のカタチ~」、AKB48メンバーによるユニット渡り廊下走り隊の解散の理由に迫るドキュメンタリー映像「渡り廊下走り隊 解散の真実」などがある。本作が長編映画デビュー作。

品番:BIXJ-0148
発売日:2014/11/05
価格:5,200円(税抜)
画面:16:9[1080p Hi-Def]ビスタサイズ
音声:
1.日本語 ドルビーTrueHD 5.1chサラウンド
2.日本語 ドルビーデジタル 2.0chステレオ(オーディオコメンタリー)
公開日:2014年05月公開
製作国:日本
製作年:2014

【仕様】
リバーシブルジャケット

【初回限定特典】
○フォトブックレット〜早見あかりが「百瀬」になった記録〜
○特製アウタースリーブケース

【音声特典】
本編オーディオコメンタリー(早見あかり×竹内太郎×耶雲哉治監督)

【映像特典】(約129分)
○早見あかりが「百瀬」になった日-完全版-
○早見、石橋、工藤、ひろみ、それぞれの想い出。
○向井理インタビュー
○早見×竹内×耶雲監督 サイコロトーク
○男子だらけのトークショー
○舞台挨拶映像「完成披露試写会」「公開初日」
○スペシャルエンドロール
○予告集

商品詳細

品番:BIBJ-2709
発売日:2014/11/05
価格:4,200円(税抜)
画面:16:9LBビスタ
音声:
1.日本語 ドルビーデジタル 5.1chサラウンド
2.日本語 ドルビーデジタル 2.0chステレオ(オーディオコメンタリー)
公開日:2014年05月公開
製作国:日本
製作年:2014

【仕様】
リバーシブルジャケット

【初回限定特典】
○フォトブックレット〜早見あかりが「百瀬」になった記録〜
○特製アウタースリーブケース

【音声特典】
本編オーディオコメンタリー(早見あかり×竹内太郎×耶雲哉治監督)

【映像特典】(約129分)
○早見あかりが「百瀬」になった日-完全版-
○早見、石橋、工藤、ひろみ、それぞれの想い出。
○向井理インタビュー
○早見×竹内×耶雲監督 サイコロトーク
○男子だらけのトークショー
○舞台挨拶映像「完成披露試写会」「公開初日」
○スペシャルエンドロール
○予告集

商品詳細