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さよなら歌舞伎町

一流ホテルマンと周囲に偽る歌舞伎町のラブホテルの店長・徹。彼は有名ミュージシャンを目指す沙耶と同棲しているがちょっぴり倦怠期。勤め先のラブホテルでいつもの苛立つ1日を過ごすはずだった。そこに集まる年齢も職業も違う訳アリな男と女たち。彼らの人生が鮮やかに激しく交錯した時にあらわれる欲望や寂しさ、そして秘密。徹の人生もまた予期せぬ方へ変わっていく……。

『ヒミズ』(11)で日本人初の第68回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞し、若手俳優きっての実力派として『寄生獣』(14)など話題作に次々と出演する染谷将太。『苦役列車』(12)、『もらとりあむタマ子』(13)、『Seventh Code』(14)をはじめ、日本映画有数の監督たちがこぞって起用し、トップアイドルから本格派女優としての道を歩む前田敦子。二人の初共演が実現した『さよなら歌舞伎町』は、新宿歌舞伎町のラブホテルを舞台に、年齢も職業も異なるさまざまな男女のある1日を切り取った、リアルで温かい群像劇だ。
ラブホテルの店長として、さまざまな人間模様に翻弄され成長していく青年・徹を、染谷が自然体のまま好演。徹の恋人、有名ミュージシャンを目指す沙耶に扮し、ギターの弾き語りも披露する前田。恋に揺れる大人の表情がかつてなく美しい。

染谷、前田に加え、時効が明日に迫った逃亡犯の二人を南果歩と松重豊。風俗スカウトマンと家出少女に忍成修吾と我妻三輪子。逢瀬を重ねる不倫刑事カップルに河井青葉と宮崎吐夢。そして、日本で暮らす韓国人の恋人同士を、キム・ギドク監督最新作『メビウス』(13)に出演するイ・ウンウと、人気アイドルグループ「5tion」のロイが演じている。また、大森南朋、村上淳、田口トモロヲが、彼らの人生とすれ違う男たちに扮して印象深い。

監督はメジャーからインディペンデントまで多彩な作品を手掛け、官能的な映像で男女の心の機微をすくい取ってきた廣木隆一。本作では、人生にもがく人々の姿、その希望と再生にユーモアを交え、リアルに温かく描く。脚本は日本映画を挑発する数々の名作・衝撃作を生み出し、ー昨年『共喰い』(13)が話題を呼び、昨年公開した『海を感じる時』(14)もヒットした荒井晴彦。日本の映画史に名を残す二人の名匠が、『ヴァイブレータ』(03)、『やわらかい生活』(05)に続き、映画では3度目のコラボレーションを果たした。そして、映画音楽を初めて手掛けるつじあやの。やさしいウクレレの音色が街を照らす。さらに、今回初デュエットに挑戦しているmeg with SWEEPが本作のエンディングを彩る。また海外へは、第39回トロント国際映画祭「Contemporary World Cinema」部門、第19回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門などへ出品し国際的な注目も集まっている。

新宿歌舞伎町のラブホテル。さまざまな男と女がそこに集い、身も心もむき出しにする。
愛を求める者も、愛に裏切られた者も、夢を追う者も、夢に破れた者も、みんなこの街、歌舞伎町へやってくる。そして、誰かと触れ合い、別れを経験して、新しい世界へ旅立っていく。不器用で傷つきながら、それでも懸命に生きる人たちの、愛おしい物語が誕生した。

新宿、朝。徹(染谷将太)のアパートで沙耶(前田敦子)が弾き語りをしている。徹に向かって、レコード会社からメジャーデビューがかなうかもしれないと話す、ミュージシャン志望の沙耶。「ねえ、しよ、して」という沙耶の誘いには応じない徹。ちょっぴり倦怠期な二人は無邪気にじゃれ合っている。自転車に二人乗りして駅へ向かい、沙耶を途中で降ろしたあと、徹が向かったのは歌舞伎町のラブホテル「HOTEL ATLAS」。彼は周囲に内緒でそこの店長をしていた。

明後日、日本を出国し、韓国で母とブティックを開く予定のヘナ(イ・ウンウ)。一方、恋人のチョンス(ロイ)は日本料理店を開業する資金が貯まらず、まだ帰国できない。「なんでそんなに貯まるのか?」。アパートで食事をしながら、二人の間に気まずい空気が流れる。ヘナは仕事にでかける。入っていったマンションの1室はデリヘルの待合室。「イリアちゃん、お願いします」。店長の久保田(田口トモロヲ)に「はい」と答え、ヘナは客が待つラブホテルへ向かった。時間は昼。
アパートで1匹のアジを分け合う里美(南果歩)と康夫(松重豊)は、ひっそりと、何かに脅えるように暮らしていた。「あと38時間、辛抱して」。里美が仕事に出掛けたあとも、康夫は物音を立てないようにして、ヘッドホンを付けながらDVDを観ている。出勤途中、区の掲示板を見ていた里美に声をかける徹。里美もまたホテル アトラスで清掃人として働いていた。彼女が見ていた掲示板には、指名手配犯のポスターが貼られている。

勤務先のホテルの2階ではAVの撮影が行われていた。徹が注文のピザを届けにいくと、そこには妹の美優(樋井明日香)が。震災後の宮城で細々と暮らす両親に頼るわけにもいかず、美優はAVの仕事をして、専門学校の学費を稼いでいた。一方、徹も沙耶に学費を立て替えてもらい、学校を卒業したものの、一流ホテルに就職できずにいた。撮影が終わって立ち去る美優を徹は外で見送る。

ホテルの別室では、ヘナが常連客の雨宮(村上淳)を相手していた。彼女にほれ込み、付き合ってほしいとプレゼントを手渡す雨宮に、もう韓国へ帰ると告げるヘナ。彼の願いを聞き、ヘナはパンティを渡して雨宮と戯れる。次の客から乱暴を受けたヘナは、慌てて部屋へ飛び込んできた徹たちに助けられるが、男の惨めな境遇を聞くと、「いいよ」と言って男を優しく受け入れた。

夕方過ぎ、出会ったばかりの女子高生・雛子(我妻三輪子)を連れてホテルへやって来た正也(忍成修吾)。実は風俗のスカウトのためだった。だが、家族に虐待を受け、ホームレス同然の生活を送る雛子の身の上話を聞いた正也は、彼女に情を移してしまう。雛子を後ろから強く抱きしめる正也。しかし、しばらくしてベッドの中で目を覚ました雛子の隣に、もう正也の姿はなかった。

夜。受付に座る徹の前に現れたカップルは、ギターケースを抱えた沙耶とレコード会社の竹中(大森南朋)。徹はムカついて二人の部屋のドアを蹴飛ばす。部屋から出てきた沙耶は、徹がいることに驚き、ドアを閉めてしまう。「なんでいるの?」と沙耶からメール。そんな沙耶がいる部屋からお湯が出ないとクレームの電話がかかる。あらためて部屋へやって来た徹は、出てきた沙耶に「マクラ営業か」と言い放ち、その言葉に徹の頬を強く張った沙耶は、竹中が待つ部屋の中へ戻っていってしまう。

深夜、ホテルの1室では不倫カップルの理香子(河井青葉)と新城(宮崎吐夢)が激しく交わっていた。だが、警察の同僚でもある二人は、フロントで見かけた里美の姿が気になって仕方ない。「ご近所の人とかじゃない?」「……わかった!」。里美はかつて起きた強盗致傷事件で、池沢康夫とともに容疑者として指名手配されている柏木桐子だったのだ。時効はなんと今日、わずか数時間後に迫っていた―。

歌舞伎町のラブホテル。人々が身も心もありのまま触れ合う場所。様々な男女の人生が交錯したとき、どんな朝を迎えるのか―。

1992年9月3日生まれ。東京都出身。9歳の時に映画『STACY』(01/友松直之監督)で活動を開始し、子役時代から様々なジャンルの映画、ドラマで活躍。2009年に、映画『パンドラの匣』(冨永昌敬監督)で映画初主演。2011年、主演を務めた『ヒミズ』(園子温監督)で、第68回ヴェネチア国際映画祭、最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。以降、『生きてるものはいないのか』(11/石井岳龍監督)、『悪の教典』(12/三池崇史監督)、『永遠の0』(13/山崎貴監督)、「みんな!エスパーだよ!」(13/テレビ東京)、『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』(14/矢口史靖監督)、『ドライブイン蒲生』(14/たむらまさき監督)、『TOKYO TRIBE』(14/園子温監督)など、多くの監督から信頼を得てオファーが絶えない。ほか『寄生獣完結編』(14/山崎貴監督)、『ストレイヤーズ・クロニクル』(15/瀬々敬久監督)などに出演。

1991年7月10日生まれ。千葉県出身。05年、AKB48結成メンバーから活躍し、12年に卒業。映画『あしたの私の作り方』(07/市川準監督)で女優デビュー。主なドラマ出演作にNHK大河ドラマ「龍馬伝」(10)など。映画初主演作『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(11/田中誠監督)で第35回日本アカデミー賞話題賞(俳優部門)など、『苦役列車』(12/山下敦弘監督)では第4回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞。『もらとりあむタマ子』(13/山下敦弘監督)とともに2年連続日本映画プロフェッショナル大賞主演女優賞を受賞。第8回ローマ国際映画祭でW受賞(最優秀監督賞・最優秀技術貢献賞)した『Seventh Code』(13/黒沢清監督)、『神さまの言うとおり』(14/三池崇史監督)で声優初挑戦をしたほか、2015年は『イニシエーション・ラブ』(15/堤幸彦監督)が公開。

1980年8月22日生まれ。韓国出身。「スキャンダル ~春香(チュンヒャン)を愛した男~」(11/BS-TBS)、映画『神の贈り物』(14/ムン・シヒョン監督)などに出演。そして、韓国の鬼才、キム・ギドク監督最新作『メビウス』(13)に出演し注目を集めている。

1964年1月20日生まれ。兵庫県出身。84年に映画『伽倻子のために』(84/小栗康平監督)で映画デビュー。『夢見通りの人々』(89/森﨑東監督)で第32回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。『お父さんのバックドロップ』(04/李闘志男監督)で第19回高崎映画祭最優秀助演女優賞を受賞。近年は、映画『海炭市叙景』(10/熊切和嘉監督)、『サクラサク』(14/田中光敏監督)。テレビドラマでは、「梅ちゃん先生」(12/NHK)、「妻たちの新幹線」(04/NHK)、「スペシャリスト」(13/テレビ朝日)など多数出演。

1963年1月19日生まれ。福岡県出身。1986年蜷川スタジオ入団。以降、テレビ、映画、舞台と幅広く活躍。映画『しゃべれども しゃべれども』(07/平山秀幸監督)で第62回毎日映画コンクール男優助演賞受賞。主な出演作として、『ディア・ドクター』(09/西川美和監督)『アウトレイジ ビヨンド』(12/北野武監督)、『リアル~完全なる首長竜の日~』(13/黒沢清監督)『野のなななのか』(14/大林宣彦監督)
テレビドラマでは、「ちりとてちん」(07/NHK)「八重の桜」(13/NHK)「HERO」(14/フジテレビ)「深夜食堂3」(14/TBS)などがある。主演ドラマ「孤独のグルメ」(12〜14/テレビ東京)シリーズが人気を博している。2015年は映画『マエストロ !』(15/小林聖太郎監督)『深夜食堂』(15/松岡錠司監督)『ソロモンの偽証』(15/成島出監督)が公開。

1972年、東京都出身。96年のCM出演をきっかけに本格的に役者としての活動を開始。01年の『殺し屋1』(三池崇史監督)で初の映画主演を果たす。廣木組には、『天使に見捨てられた夜』(99)、『ヴァイブレータ』(03)、『やわらかい生活』(06)、『M』(07)、『きみの友だち』(08)、『軽蔑』(11)に出演。『ヴァイブレータ』(03)ではキネマ旬報ベスト・テン日本映画助演男優賞、ヨコハマ映画祭最優秀助演男優賞を受賞。また07年に主演を務めたNHK連続ドラマ『ハゲタカ』では、第33回放送文化基金賞・出演者賞、エランドール賞新人賞を受賞。さらに映画『ハゲタカ』(09/大友啓史監督)では第33回日本アカデミー賞優秀主演男優賞に輝く。以降も『寄生獣 完結編』(14/山崎貴監督)、『S-最後の警官-THE MOVIE』(15)等に出演。

6月23日生まれ。韓国出身。ドラマ「イ・サン」(07/MBC)、「トンイ」(10/MBC)、「私も花」(11/MBC)などドラマで大活躍。アイドルグループ5tionのメンバーとして国内外で人気を博す。

1991年1月8日生まれ。大阪出身。2002年ドラマ『ピュア・ラブ』(02/TBS)でデビュー。主な出演作は映画『生贄のジレンマ』(13/金子修介監督)、『リュウグウノツカイ』(14/ウエダアツシ監督)、『SHARING』(15/篠崎誠監督)、『キス キス キス』(15/矢崎仁司監督)。

1991年2月11日生まれ。東京都出身。ファッション雑誌「ニコラ」の第6回モデルオーディションでグランプリを受賞し、専属モデルとして活動する。モデル卒業後、映画・ドラマと活動の場を広げ、現在は映画『さまよう小指』(14/竹葉リサ監督)に出演するなど、女優として活動している。

1981年3月5日生まれ。千葉県出身。1999年に「天国に一番近い男」で俳優デビュー。廣木組の作品は、『雷桜』(10)、『軽蔑』(11)、『100回泣くこと』(13)、と続けて出演を果たしている。2015年は映画『スレイヤーズ・クロニクル』(15/瀬々敬久監督)が公開。

1957年11月30日生まれ。東京都出身。俳優、映画監督、ナレーターと様々な分野で活躍。1997年度毎日映画コンクール男優助演賞を受賞。『理髪店主のかなしみ』(02/主演)他、廣木組常連の一人。映画監督作『色即ぜねれいしょん』で新藤兼人賞銀賞受賞。最新監督作『ピース オブ ケイク』(15)が公開待機中。

1973年7月23日生まれ。大阪府出身。ファッション雑誌のモデルを経て、テレビ・映画に進出。廣木組には『天使に見捨てられた夜』(99)、『不貞の季節』(00)、『美脚迷路』(02)、『ヴァイブレータ』(03)、『L’amant ラマン』(05)、『雷桜』(10)、『軽蔑』(11)、『100回泣くこと』(13)と続けて出演を果たしている。

1981年11月16日生まれ。東京都出身。モデルとして活動を始め、04年に吉田良子監督作品『ともしび』で初主演にしてスクリーンデビューを果たす。廣木組の作品は『ガールフレンド』(04)、『雷桜』(10)に出演している。代表作に、『私の男』(13/熊切和嘉監督)があり、2015年は『マエストロ !』(15/小林聖太郎監督)が公開。

1970年10月5日生まれ。東京都出身。1992年より大人計画に参加。俳優のほか、声優、ナレーター、音楽・映像コントの製作、小説・コラム執筆など幅広く活動している。廣木組の作品はドラマ「ソドムの林檎〜ロトを殺した娘たち」(13/WOWOW)に出演している。

1982年、『性虐! 女を暴く』で映画監督デビュー。田口トモロヲ主演による『魔王街・サディスティックシティ』(93)でゆうばり国際冒険ファンタスティック映画祭グランプリ(ビデオ部門)を受賞。翌年、サンダンス・インスティテュートの奨学金を得て渡米、『800 TWO LAP RUNNERS』(94)で文化庁優秀映画賞ほかを受賞。2003年の寺島しのぶ主演『ヴァイブレータ』では、第25回ヨコハマ映画祭をはじめ、国内外40以上の映画祭で監督賞ほか数々の賞を獲得する。その後、『余命1ヶ月の花嫁』(09)や『きいろいゾウ』(12)など精力的に作品を撮り続け、2013 年の『100 回泣くこと』が大ヒット後、2015年も『娚の一生』(14)、『ストロボ・エッジ』(15)と多数公開。脚本・荒井晴彦とのタッグは、本作で『ヴァイブレータ』と『やわらかい生活』(06)に続き3度目の映画となる。

品番:BIXJ-0177
発売日:2015/09/03
価格:5,200円(税抜)
画面:16:9[1080p Hi-Def]ビスタサイズ
音声:日本語ドルビーTrueHD 5.1chサラウンド
公開日:2015年01月公開
製作国:日本
製作年:2014

【初回生産限定特典】
・特製フォトブックレット

【映像特典】
・メイキング
・イベント映像集(初日舞台挨拶/東京フィルメックス)
・インタビュー集(染谷将太/前田敦子/イ・ウンウ/ロイ[5tion]/廣木隆一監督)
・主題歌PV「Believe in love」 meg with SWEEP(Gambit Entertainment)
・予告

商品詳細

品番:BIBJ-2856
発売日:2015/09/03
価格:4,200円(税抜)
画面:16:9LBビスタサイズ
音声:日本語ドルビーデジタル5.1chサラウンド
公開日:2015年01月公開
製作国:日本
製作年:2014

【初回生産限定特典】
・特製フォトブックレット

【映像特典】
・メイキング
・イベント映像集(初日舞台挨拶/東京フィルメックス)
・インタビュー集(染谷将太/前田敦子/イ・ウンウ/ロイ[5tion]/廣木隆一監督)
・主題歌PV「Believe in love」 meg with SWEEP(Gambit Entertainment)
・予告

商品詳細