ポッドキャストを運営するウォレス・ブライトン（ジャスティン・ロング）は、投稿されて来た動画「キル・ビル少年」で片足を失った少年を取材するためにカナダを訪れる。しかい、少年はすでに自殺しており、取材は叶わず落胆するウォレス。とあるバーに立ち寄ったとき、航海の話を聞いて欲しいという元船乗りの老人がいることを知り、面白いネタになるかもしれないと思い、人里離れた彼の家を訪ねる。
車椅子に乗った老人は、ハワード・ハウ（マイケル・パークス）と名乗り、手厚いもてなしを受けるウォレス。ハワードはゆっくりと口を開き、自身の経験した壮絶な航海の話を始める。1959年に船が氷山にぶつかり難破。海を漂流したときに、セイウチに助けられたと言うのだ。聞きながら紅茶に手を伸ばすウォレスだが、それには睡眠薬が含まれており、たちまち気を失ってしまう。目が覚めると車椅子に縛り付けられ、さらには足の感覚がなく、パニックになる。ハワードに事情を尋ねると、毒グモが足を噛み、医者を呼んだが緊急処置で足を切り落としたと説明される。あまりにもチグハグはハワードの答えに怒りを覚えるが、睡眠薬の効き目が強く、また深い眠りへと落ちてしまう。
ウォレスは気が付くと夕食のテーブルにつかされており、目の前ではハワードが食事をしていた。引き続きハワードを問い詰めるも、ありもしない話をひたすら続け、さらにはふざけた歌を歌いだす。我慢のならなくなったウォレスが「いかれジジイ！」と叫ぶと、車椅子に乗っていたはずが、勢いよく歩み寄り、ウォレスに平手打ちを食らわす。そこでハワードが「これから君はセイウチになるんだ。“Mr.タスク(キバさん)”。」と告げる。
ハワードの目を盗み、恋人アリー（ジェネシス・ロドリゲス）、そして友人のテディ（ハーレイ・ジョエル・オスメント）に電話をかけるもつながらない。なんとか留守電を残したのだが、背後からハワードの一撃を喰らい、また気を失ってしまう。そしてハワードは本格的なセイウチ化手術に取り掛かるのだった。
留守電を聞いたアリーとテディは、ただ事ではないと察知し、彼の捜査へと乗り出す。警察に紹介されたギー・ラポワンテと名乗る最高に嘘くさいアル中のカナダ人探偵と協力し、ウォレスの足取りをたどり始めるー。
『ザ・フライ』（ハエ人間）、『ムカデ人間』、そして『武器人間』…あらゆる組み合わせをやりつくされた“人間ハイブリッド映画”には終止符が打たれたはずだった。しかし、『Me.タスク』で我々の想像と期待をはるかに超える新境地が切り開かれるのだ！それは、誰も考えつくはずのなかった映画史上初となるテーマ。「人間」を「セイウチ」にすること！！
あることをきっかけでセイウチに執心している謎の老人ハワード・ハウは人体をセイウチに改造することを長年夢みているという果てしない狂人。なぜ、ハワードは人間をセイウチにしようとしているのか、そして、セイウチにされてしまう主人公ウォレスの運命はー！？「人間はもともとセイウチだったのかもしれない。」という想像の限界を突破したテーマを絶妙なキャスト陣で送りだす全大未開の“セイウチ・ホラー・エンターテインメント”が日本上陸！！この夏、映画館は水族館になる！？
この無謀とも思えるテーマを描くのはベン・アグレックやマット・デイモンを早くから起用した『チェイシング・エイミ』、『ドグマ』で高い評価を得たケヴィン・スミス監督。熱烈な支持を集めるコミック作家でありながら、『ダイ・ハード 4.0』や自身の作品に役者としても出演し、人気を博すマルチな才能の持ち主。セイウチへと変えられてしまう、映画史上最も悲運な主人公ウォレスを演じるのは『そんな彼なら捨てちゃえば？』、『スペル』などを代表作にもつジャスティン・ロング。人間をセイウチに帰る事を夢みる、狂気に満ちた老人を『フロム・ダスク・ティル・ドーン』、『キル・ビル』シリーズなどクエンティン・タランティーノ作品の常連、マイケル・バークスが演じる。ウォレスの友人であり、一緒にポッドキャストを運営するオタク、テディを『シックス・センス』、『A.I.』など天才子役として一世を風靡したハーレイ・ジョエル・オスメントが好演。さらに、ジョニー・デップの娘であるリリー＝ローズ・メロディ・デップのスクリーンデビュー作としても話題沸騰！映画後半に登場する酔いどれ探偵ギー・ラボワンテを驚愕の大物俳優が演じているのも見逃せない！！
1978年6月2日、アメリカ・コネチカット州生まれ。ヴァッサー大学のコメディ座、ラフィングストックの一員として役者のキャリアをスタート。これがきっかけで映画『ギャラクシー・クエスト』（99）や『ジーパーズ・クリーパーズ』（01）へ出演。以降、映画とテレビ両方で活躍している。リーアム・ニーソンとクリスティナ・リッチと共演した『アフターライフ』（09/未）や、アリソン・ローマンの相手役として出演したサム・ライミ監督の『スペル』（09）、ブルース・ウィリスと共演した『ダイ・ハード４.０』（07）、ベン・アフレック、ジェニファー・アニストンらと共演した『そんな彼女なら捨てちゃえば？』（09）が代表作。その他には『ドッジボール』（04）、『恋するポルノ・グラフィティ』（08/未）、『ファニー・ピープル』（09/未）がある。
1940年4月24日、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。ジョン・ヒューストン監督作『天地創造』（66）のアダム役で一躍有名になる。テレビシリーズ「さすらいのライダー」（69〜70）で脚光を浴び、以降ABCのテレビシリーズ「ツイン・ピークス」（90〜91）では麻薬の運び屋ジャン・ルノー役で出演。そしてクエンティン・タランティーノが出演、脚本、製作総指揮を務めロバート・ドロリゲスが監督した『フロム・ダスク・ティル・ドーン』（96）ではテキサスレンジャー、アール・マクグローを演じた。『キル・ビル Vol.1』（03）ではシリーズ通してアール・マクグロー役を再演。さらに同役をドロリゲスとタランティーノが手がけた『プラネット・テラー in グランドハウス』（07）と『デス・プルーフ in グランドハウス』（07）でも演じている。近作はケヴィン・スミス監督作『レッド・ステイト』（11/未）、タランティーノ監督作『ジャンゴ 繋がれざる者』（12）など。
1988年4月10日、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。M・ナイト・シャマラン監督の『シックス・センス』（99）でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。他の作品にはケヴィン・スペイシーやヘレン・ハントと共演した『ペイ・フォワード 可能の王国』（00）、ジュード・ロウと共演したスティーヴン・スピルバーグ監督の『A.I.』（01）マイケル・ケインやロバート・デュヴァルと共演した『ウォルター少年と、夏の休日』（03）があり、天才子役として一斉を風靡する。近作では『タイム・チェイサー』（13）、『SEX エド チェリー先生の白熱性教育』（14）で主演作品が続いている。
1978年7月29日、アメリカ・フロリダ州生まれ。ハリウッドで人気急上昇の若手女優。ウィル・フェレル、ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナと共演したスペインのコメディ映画『俺たちサボテン・アミーゴ』、サム・ワーシントン、エリザベス・バンクスと共演した『崖っぷちの男』（11）が代表作。近作はポール・ウォーカー主演の『ハリケーンアワー』（13）に出演、ディズニーのアニメ映画『ベイマックス』（14）ではハニー・レモンの声優を担当し、リーアム・ニーソン主演の『ラン・オールナイト』（15）にも出演。今後の待機作はレオナルド・ディカプリオ製作のスリラー映画『Home』（未）で主演を務める予定。
熱烈な支持を集めるコミック作家でありながら、『クラークス』（94）で映画監督デビュー。『モール・ラッツ』（95/未）、『ドグマ』（99）など早くからベン・アフレックス、マット・デイモンを起用。ベン・アフレック主演のコミック作家の青春ラブストーリーを描いた『チェイシング・エイミー』（97）はインディペンデント・スピリット賞にて脚本賞と助演男優賞を受賞し、脚光を浴びる。その他の監督作品に『恋するポルノ・グラフィティ』（08/未）、『コップ・アウト〜刑事した奴ら〜』（10）、『レッド・ステイト』（11/末）がある。また役者としても自身の作品で無言を貫くサイレント・ボブとして出演し、その他にも『でアデビル』（03）、『スクリーム3』（00）、『ダイ・ハード4.0』（07）などにも出演している。今後の待機作はジョニー・デップ、ジャスティン・ロング、ハーレイ・ジョエル・オスメントらと再び集結した『Yoga Hosers』（15）がある。
品番：BIXF-0179
発売日：2016/01/06
価格：4,800円(税抜)
画面：16:9[1080p Hi-Def]シネスコサイズ(一部特典映像を除く)
字幕：日本語字幕
音声：
1.英語 DTS-HD Master Audio 5.1ch サラウンド 2.日本語 DTS-HD Master Audio 2.0ch ステレオ (吹替)
公開日：2015年07月公開
製作国：アメリカ
製作年：2014
【映像特典】
●ケヴィン・スミス監督インタビュー：「Mr.タスク」までの20年
●メイキング集
●削除シーン集
●日本版予告
品番：BIBF-2920
発売日：2016/01/06
価格：3,900円(税抜)
画面：16:9LBシネスコサイズ(一部特典映像を除く)
字幕：日本語字幕
音声：
1.英語 ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド 2.日本語 ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ (吹替)
公開日：2015年07月公開
製作国：アメリカ
製作年：2014
【映像特典】
●メイキング集
●削除シーン集
●日本版予告