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罪の余白

名門女子校で転落した娘加奈の死を、父親で行動心理学者の安藤聡は受け止められずにいた。娘はなぜ死んだのか。自分を責める日々を送っていた安藤の前に、加奈のクラスメートで死の鍵を握る少女・咲が現れる。だが咲は自らの罪を隠蔽するため、安藤を狡猾に陥れようとする残忍な悪魔だった。咲に罪を認めさせようとする安藤だったが、逆に彼女の策略にはまり暴走していく――。

原作は第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央のデビュー作「罪の余白」(角川文庫刊)。「この著者の只事ではないエネルギーを感じた」と審査員たちを唸らせ、文学界に新たな挑戦状を叩きつけた衝撃のサスペンス小説である。そんな問題作に挑むのは、『スープ〜生まれ変わりの物語〜』(12)、日仏合作映画『FLARE〜フレア〜』(14)などを手掛けてきた大塚祐吉監督。原作で仕掛けられている多数の罠を、大塚ワールドならではの映像に落とし込み、見事に一級のサスペンスに仕上げた。

主演の行動心理学者の父・安藤聡役には内野聖陽。娘をなくし復讐に燃え暴走していく父親を狂気の中で演じ切る。国民的人気ドラマ「JIN-仁-」(TBS/09,11)、大ヒット映画『臨場 劇場版』(12)などで演じるキャラクターがそのまま代名詞となるほどの名演技を世に送り出す、日本映画界きっての存在感抜群の内野が新境地に挑む。そんな実力派俳優と対峙するのは、ドラマ「アイム・ホーム」(EX/15)、「表参道高校合唱部!」(TBS/15)などで活躍がめざましい若手女優吉本実憂。天使と悪魔を使い分ける度肝を抜く演技力で大抜擢された。
そんな二人が、父の狂気へと走る心と、女子高生の悪意をサスペンスフルに演じ、追いつめ、追いつめられる究極の心理戦を繰り広げる。
被害者の家族VS加害者の対決という、罪の概念を打ち砕く、驚愕の心理サスペンスが誕生した。

なぜ娘は死んだのか?真実は娘の遺した「日記」に―
名門女子校で、一人の少女が教室のベランダから転落して死亡した。
目撃したクラスメートたちの証言によると、少女自らが手すりに登り、突然飛び降りたという。妻に先立たれ父娘二人で仲睦まじく生きてきたつもりの父・安藤聡にとって、娘・加奈の死は受け止められるはずのない現実だった。
なぜ娘は死んだのか。自殺か?事故か?
大学で行動心理学を教える安藤は、加奈の異変に気づけなかった自分を責める。そんな折、娘の死に涙する笹川と名乗る美しいクラスメートが現れ、加奈が日記をつけていたことを知る。娘が遺した日記には、咲という少女に追い込まれていく加奈の悲痛な叫びが刻まれていた。

安藤は、咲の手掛かりを掴むために、笹川に会いに学校へ行く。だが目の前に現れたのは、全く別の少女だった。あの日、安藤を訪ねてきた笹川と名乗る少女が、実は娘の日記に書かれていた咲と同一人物だったのだ。生徒たちの憧れの的であり、教師からの信頼も厚く、スクールカーストの頂点に君臨する美しい木場咲。だがそれは表の顔で、裏の顔は友人だけでなく教師や警察の心までも狡猾に操る残忍な悪魔だった。自らの罪を隠蔽するため、安藤を罠に陥れようとしていたのだ。ことの真相を知った安藤は咲に復讐を誓う。 「刑務所にぶちこんでやる!」
だが安藤が咲に罪を認めさせようとすればするほど、逆に彼女の策略にはまっていく。娘だけでなく、地位ある仕事、社会的信頼を失い、安藤は次第に追いつめられていき――。

1968年9月16日神奈川県生まれ。1992年、早稲田大学在学中に文学座研究所に入所。ドラマ「街角」(93/NHK)でドラマデビュー。NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」(96)への出演で広く知られるようになる。『(ハル)』(96/森田芳光監督)で映画デビュー。97年~2011年文学座の座員に。演技派俳優として映画やテレビドラマ、舞台と幅広く活躍。『あかね空』(07/浜本正機監督)、『悪夢のエレベーター』(09/堀部圭亮監督)、『十三人の刺客』(10/三池崇史監督)などに出演する傍ら、2007年のNHK大河ドラマ『風林火山』、ドラマ「臨場」シリーズ(09、10/EX)で主演。さらに「JIN ‐仁‐」シリーズ(09、11/TBS)に出演。2013年には「とんび」(13/TBS)、「おやじの背中」第9話(14/TBS)で主演を務める。さらに「おのれナポレオン」(13)、「THE BIG FELLAH」(14)、「禁断の裸体」(15)、「東海道四谷怪談」(15)といった舞台にも精力的に出演し話題となる。公開待機作として、『海難1890』(15/田中光敏監督)がある。さらに2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』の出演が決定している。

1996年12月28日生まれ。福岡県出身。2012年、第13回全日本国民的美少女コンテストにてグランプリを受賞。2013年には、前述のコンテストに出場したメンバーとともにガールズユニット「X21 」を結成してリーダーに就任。グループとして活動する一方で、CM「オレオ」「エアリアル」(ヤマザキナビスコ)などで活躍する。「獣医さん、事件ですよ」(14/読売テレビ)でテレビドラマデビュー。さらに「軍師官兵衛」(14/NHK)で時代劇および大河ドラマ初出演を果たし、同年公開された、『ゆめはるか』(14/五藤利弘監督)で映画初出演にして初主演。今年4月から「東北発☆未来塾」(15/NHKEテレ)で初のナレーションを担当しており、さらに「アイムホーム」(15/EX)、「表参道高校合唱部!」(15/TBS)と話題作に出演。10月からはCX月曜日21時『5→9 ~私に恋したお坊さん~』が決定している​。

1990年6月18日生まれ。大阪府出身。2002年、NHK連続テレビ小説「まんてん」で女優デビュー。初出演映画『カナリア』(05/塩田明彦)でヒロインを演じ、第20回高崎映画祭新人女優賞受賞。近年の映画出演作品は、『Flare〜フレア〜』(14/大塚祐吉監督)、『幻肢』(14/藤井道人監督)、『深夜食堂』(15/松岡錠司監督)、『白河夜船』(15/若木信吾監督)、『種まく旅人 くにうみの郷』(15/篠原哲雄監督)など。公開待機作として、『星籠の海 探偵ミタライの事件簿』(16公開予定/和泉聖治監督)がある。

1998年6月30日生まれ。神奈川県出身。09年、日本テレビのドラマ「サムライ・ハイスクール」で女優デビュー。『陽だまりの彼女』(13/三木孝浩監督)、『瀬戸内海賊物語』(14/大森研一監督)、『くちびるに歌を』(15/三木孝浩監督)、『暗殺教室』(15/羽住英一郎監督)など話題の映画に出演。

1998年3月19日生まれ。栃木県出身。TBSパナソニックドラマスペシャル「あるがままの君でいて」(08)で女優デビュー。その後、『きみは僕の未来』(10/浅野晋監督)、『わたしたちがうたうとき』(11/木村有理子監督)、『燦燦-さんさん-』(13/外山文治監督)、TVドラマ「なぞの転校生」(14/TX)などに出演。

1999年3月30日生まれ。東京都出身。JAL、ディズニーリゾートキャンペーンTVCMなどに出演。本作が映画デビュー作となる。9月より「AZUMI 幕末編」に出演。

1966年3月25日生まれ、東京都出身。94年『とられてたまるか!?』で映画デビュー。その後、『弾丸ランナー』(96/SABU監督)、『鮫肌男と桃尻女』(99/石井克人監督)などに出演。その他、主な映画出演作は、『ザ・マジックアワー』(08/三谷幸喜監督)、『クライマーズ・ハイ』(08/原田眞人監督)、『愛のむきだし』(08/園子温監督)、『孤高のメス』(10/成島出監督)、『アントキノイノチ』(11/瀬々敬久監督)、『リアル〜完全なる首長竜の日〜』(13/黒沢清監督)などがある。DVD『やさぐれぱんだ』で初監督、『悪夢のエレベーター』(09)で長編映画監督デビューを果たし、マルチな才能を発揮している。

1962年7月31日生まれ。神奈川県出身。岡本喜八監督『近頃なぜかチャールストン』(81)で映画デビュー。主な出演作品に、映画『ICHI』(08/曽利文彦監督)、『蟹工船』(09/SABU監督)、『劇場版 SPEC〜天〜』(12/堤幸彦監督)、『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(14/星野和成監督)、『ホットロード』(14/三木孝浩監督)、『近キョリ恋愛』(14/熊澤尚人監督)、『ワンダフルワールドエンド』(15/松居大悟監督)、『この国の空』(15/荒井晴彦監督)などがある。ドラマでは、「チーム・バチスタ」シリーズ(08 〜 11/CX)、「坂の上の雲」(10/NHK)、「ATARU」(12/TBS)、「半沢直樹」(13/TBS)、「クロコーチ」(13/TBS)などに出演。監督作として『ザジZAZIE』(89)、『BeRLiN』(95)、『クロエ』(01)、『さよならドビュッシー』(13)などがある。

1963年4月27日生まれ。ファッションモデルとして活動後、『マリリンに逢いたい』(88/すずきじゅんいち監督)で主演映画デビュー。以後、『王手』(91/阪本順治監督)、『BROTHER』(00/北野武監督)、『荒ぶる魂たち』(02/三池崇史監督)、『風のファイター』(04/ヤン・ユンホ監督)、『サヨナライツカ』(10/イ・ジェハン監督)、『海猿THE LAST MESSAGE』(10/羽住英一郎監督)、『アンフェアthe end』(15/佐藤嗣麻子監督)などに出演。舞台では「真田十勇士」(14)、「きりきり舞い」(14)などに出演。現在、ラジオ「加藤雅也のBANG BANG BANG!」(Fm Yokohama 84.7)でパーソナリティーをつとめる。公開待機作として『テラフォーマーズ』(16/三池崇史監督)がある。

『ブラック・レイン』(89/リドリー・スコット監督)等数々の海外作品・合作作品の制作に携わり、『Peach』(98)が、LAIFF in JAPANにて大賞受賞、LAIFF特別招待、キノタヴル映画祭で大賞受賞、ソチ国際映画祭招待、ハワイ国際映画祭に招待されるなど注目を集める。東葛映画祭用に製作され、撮影監督も兼任し松方弘樹と組んだ『妹—SISTER−』(05)は美意識や精神性をスタイリッシュな映像で描き話題となる。『首領の一族』(06)では、再びタッグを組んだ松方弘樹を主演に、社会の裏側に生きる侠たちの輝きを、スタイリッシュな映像美で見せつけた。その後、ギャル・カルチャーを題材にした作品『Girl’s Life』(09)、ヒューマンファンタジードラマ『スープ〜生まれ変わりの物語〜』(12)、日仏合作映画『FLARE〜フレア〜』(14)、撮影監督を兼任したアクション・ブラックコメディー『RED COW』(15)などを手掛ける。

品番:BIXJ-0215
発売日:2016/03/02
価格:4,800円(税抜)
画面:16:9[1080p Hi-Def]スコープサイズ
音声:日本語 ドルビーTrueHD5.1chサラウンド
公開日:2015年10月公開
製作国:日本
製作年:2015

【映像特典】
・『罪の余白』の裏側に密着!メイキングドキュメンタリー
・予告集

商品詳細

品番:BIBJ-2647
発売日:2016/03/02
価格:3,900円(税抜)
画面:16:9LBスコープサイズ
音声:日本語 ドルビーデジタル5.1chサラウンド
公開日:2015年10月公開
製作国:日本
製作年:2015

【映像特典】
・『罪の余白』の裏側に密着!メイキングドキュメンタリー
・予告集

商品詳細