1964年、イギリス・コヴェントリー生まれ。イギリス王立演劇学校を卒業後、数多くの舞台に立ち、『ブルーム』(88)で映画デビュー。『クローズ・マイ・アイズ』(91)やいくつものTVムービーに出演したのち、『ベント/堕ちた饗宴』(97)、『ルール・オブ・デス/カジノの死角』(97・未)の演技で高評価を獲得し、『ボーン・アイデンティティー』(02)などのハリウッド大作にも進出。ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマンと共演したラブ・ストーリー『クローサー』(04)では、アカデミー賞こそ逃したものの、ゴールデン・グローブ賞やイギリス・アカデミー賞などの助演男優賞に輝いた。そのほかの主な出演作は『ゴスフォード・パーク』(01)、『すべては愛のために』(03)、『キング・アーサー』(04)、『シン・シティ』(05)、『トゥモロー・ワールド』(06)、『インサイド・マン』(06)、『シューテム・アップ』(07)、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』(07)、『デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~』(09)、『ザ・バンク 堕ちた巨像』(09)、『シャドーダンサー』(11)、『キラー・エリート』(11)、TVムービー「私が愛したヘミングウェイ」(12)、『マイ・ブラザー哀しみの銃弾』(13)など。
1937年、テネシー州メンフィス生まれ。少年時代から演劇に親しみ、舞台俳優としてキャリアをスタート。1968年にブロードウェイでデビューを飾り、TVドラマや映画の端役で地道にキャリアを積み重ねた。映画界では初めてアカデミー助演男優賞にノミネートされた『NYストリート・スマート』(87・未)で注目され、ゴールデン・グローブ男優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞した『ドライビング Miss デイジー』(89)や、同作品に続いて2度目のアカデミー主演男優賞候補となった『ショーシャンクの空に』(94)などで日本でも広く知られる存在となった。アカデミー賞では『ミリオンダラー・ベイビー』(04)で助演男優賞を初受賞し、『インビクタス/負けざる者たち』(09)で3度目の主演男優賞候補になっている。そのほかの主な出演作は『許されざる者』(92)、『セブン』(95)、『コレクター』(97)、『アミスタッド』(97)、『ディープ・インパクト』(98)、『バットマン・ビギンズ』(05)、『最高の人生の見つけ方』(07)、『ダークナイト』(07)、『RED/レッド』(10)、『ダークナイト・ライジング』(12)、『グランド・イリュージョン』(13)、『オブリビオン』(13)、『LUCY/ルーシー』(14)、『トランセンデンス』(14)、『テッド2』(15)など。
1968年、ニュージーランド・ロトルア生まれ。マオリ族の血を引き、ニュージーランドを代表する国際的な俳優として活躍している。『ピアノ・レッスン』(93)で映画デビュー。『救命士』(99)、『スリー・キングス』(99)、『コラテラル・ダメージ』(01)といったハリウッド映画で注目を集め、母国で出演した『クジラの島の少女』(02)も好評を博した。それ以降の主な出演作は『サンシャイン2057』(07)、『ダイ・ハード4.0』(07)、『紀元前1万年』(08)、『エアベンダー』(10)、『コロンビアーナ』(11)など。
1975年、ノルウェー・オスロ生まれ。ノルウェーで記録的な大ヒットを飛ばした『ナチスが最も恐れた男』(08・未)と『ヘッドハンター』(11)で主演を務めた。それ以前には『Uno』(04)で監督、脚本、主演を兼任し、ノルウェーのアカデミー賞と呼ばれるアマンダ賞で監督賞を受賞している。そのほかの主な出演作は『30アサルト 英国特殊部隊』(11・未)、『パイオニア』(13)、『ヘラクレス』(14)。最近では人気TVシリーズ「24 TWENTY FOUR リブ・アナザー・デイ」(14)にゲスト出演している。
1970年、ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。5歳の時に家族のルーツであるイランに移り住む。2000年代に脚本家として映画界のキャリアを踏み出し、『Barf rooye kajha』(12)で監督デビュー。アスガー・ファルハディ監督作品『彼女が消えた浜辺』(09)で俳優業に挑戦し、同監督がベルリン国際映画祭金熊賞やアカデミー外国語映画賞を受賞した『別離』(11)でも主要キャラクターのひとりを演じた。近作は『メルボルン』(14・未)、『Camp X-Ray』(14)など。
1969年、イスラエル・テルアビブ生まれ。イスラエル国防軍での兵役を終えたのち、ハリウッドに渡って女優のキャリアをスタートさせた。1991年に母国に戻って数多くのTVシリーズや映画に出演し、スティーヴン・スピルバーグ監督作品『ミュンヘン』(05)でエリック・バナの妻を演じる。『天使と悪魔』(09)ではヒロインのヴィットリア役でトム・ハンクスと共演した。そのほかの主な出演作は『バンテージ・ポイント』(08)、『犬と私とダンナのカンケイ』(12・未)、『マン・オブ・スティール』(13)など。
1952年、イラン・テヘラン生まれ。テヘランでさまざまなパフォーマンス・グループに参加したのち、ロンドンで国際関係論の学位を修得。イラン革命を題材にした戯曲「Rainbow」を友人から渡されたことをきっかけに、本格的に女優の道を歩み出す。『砂と霧の家』(03)で数多くの賞に輝き、アカデミー助演女優賞候補に。それ以降の主な出演作には『エミリー・ローズ』(05)、『マリア』(06)、『イルマーレ』(06)、『旅するジーンズと19歳の旅立ち』(08)などがあり、TVシリーズにも多数出演している。
1963年、大阪府出身。『コータローまかりとおる!』(84)で映画デビュー。その後は映画、TV、舞台で幅広く活躍。主な映画出演作は『半落ち』(03)、『叫』(06)、『十三人の刺客』(10)、『愛と誠』(12)、『BRAVE HEARTS 海猿』(13)、『超高速!参勤交代』(14)、『相棒 −劇場版Ⅲ− 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』(14)、『ストレイヤーズ・クロニクル』(15)など。クリント・イーストウッド監督作品『硫黄島からの手紙』(06)ではバロン西を演じ、ブラジル映画『汚れた心』(11)ではプンタデルエステ国際映画祭主演男優賞を受賞した。
1952年、韓国・ソウル生まれ。子役としてデビューし、大学卒業後の1970年代後半に本格的にプロの俳優として活動を開始する。『風吹く良き日』(80)、『鯨とり コレサニャン』(84)といった社会派作品で韓国映画を牽引。『ツー・コップス』(94)などで演技の幅を広げ、日本映画『眠る男』(96)にも出演した。現在に至るまで韓国の国民的スターとして活躍を続けている。そのほかの主な出演作は『MUSA −武士−』(01)、『シルミド/SILMIDO』(03)、『光州5・18』(07)、『第7鉱区』(11)、『折れた矢』(12)など。
1968年、熊本県生まれ。15歳の時に単身渡米し、マサチューセッツ州にある全米有数のアートスクールでデザイン、音楽、絵画、写真などを学び、パーソンズ美術大学では建築を学んだ。ニューヨーク在住時の1990年代半ばに写真家として活動を開始。その後、数多くのミュージック・ビデオを制作し、才気あふれる映像クリエイターとして脚光を浴びる一方、CM、広告、雑誌のアートディレクションも手がける。TVアニメ「新造人間キャシャーン」を斬新なヴィジュアル感覚で実写映画化したSFアクション『CASSHERN』(04)で映画監督デビュー。続いて戦国の世を舞台にしながらも、時代劇の枠に収まらない奇想天外なアドベンチャー活劇『GOEMON』(08)を発表した。監督第3作『ラスト・ナイツ』でハリウッド・デビューを果たした。